12月1日、新日本プロレス事務所にて、来る12月4日に行われる『NEW JAPAN ALIVE』最終戦・愛知県体育館大会で激突する、棚橋弘至vs永田裕志、田中将斗vsMVP、プリンス・デヴィットvsデイビー・リチャーズら、IWGP3大選手権の調印式、そして天山広吉&小島聡のタッグ再結成に伴う、カード変更会見が行われた。
永田が断言「血と汗と涙で築いてきた防衛記録(V10)を守り抜く!!」
王者は「2011年最後、いろんな棚橋を総動員して、名古屋に乗り込みます!」
■挑戦者・永田裕志のコメント
「え〜……、自分の、生き様をですね。自分の人生を世間に投影したいということで、このプロレス界に入って、その最高峰のIWGPのベルトに、今年2度目ですかね?挑戦できることになりまして。ま、今回はさまざまなシチュエーションが入り混じったIWGPの選手権ですが、19年間、プロレス生活を闘い抜いて来た中で、『このベルトがほしい』という気持ちは、もしかして一番強いかもしれません。この19年間のプロレス生活、さまざまなものをさらけ出して、闘い抜いて来た自分のすべてをチャンピオンにぶつけてですね。ベルトをとって、そして、自分が血と汗と涙で築いてきた防衛記録(V10)を守り抜くと、いうかたちでいきたいので。ま、挑戦しながらも、堂々と棚橋選手を受け止めてですね! 最後は笑って、ドームの花道をベルトを持って、帰りたいと思います」
■IWGP王者・棚橋弘至のコメント
「フ〜……。え〜、目前の調印式で、こういうときは強気な発言で押したほうがいいかもと思ったんすけど、本音を言います。ま、前哨戦についてもそうだし、永田選手は強いです。そして、自分の試合をします!なのでイニシアチブの争いの中で、『とれたな!』と感じる瞬間が非常に少なくて、ストレスフルな状態でした。今年、2回試合してます。1勝1敗ですけども、『俺の試合で勝った!』という気持ちはないので。今回、2011年最後、名古屋のタイトルマッチで、アメリカにも行ったし、メキシコにも行ったし……、いろんな棚橋を総動員して、強い覚悟を持って、名古屋に乗り込みます!」
■質疑応答
——棚橋さんから、「前哨戦で、イニシアチブをとれなかった」という発言がありましたが?
永田「う〜ん。そうすね……。ま、自分のペースかどうかはあんまりよくわからなかったですけど、自分のすべてをぶつけきってないので、今シリーズは。やっぱり……一部報道であったとおり、若干・棚橋選手が本調子でなかった部分は闘っていてわかりましたし。ただ、日を追うごとに、調子はよくなってきたんだな、というのは肌で感じていたんで。ま、イニシアチブをとる・とらないじゃなく、イニシアチブをとらなくても、勝てばいいかな、と。自分の手の平に乗せることができても、それで勝てなければ、しょうがないので。今回は、そういうことよりも、とにかく勝ちにいきたい、と。だから、日を追うごとに、ケガの具合もだいぶよくなったんでしょうから。そういうのは闘っていて、感じましたし。これなら目一杯、自分をぶつけられるな、と。そうなったと思いましたので、名古屋では、遠慮なく行かしてもらいますし。イニシアチブは」この際、どうでもいいです。とられようが、自分がとってようが。ただ、とにかく勝ちたい!そこですね」
——いまの発言を聞いていかがですか?
棚橋「そうっすね、僕にとっては、凄く大事なことなんでね。ホントに過去、何度も闘ってますけど、必ず、勝ったとしても、結果的にくやしい部分が残った試合が多かったんで、俄然、俺、はりきってます!」
——この2011年、活躍した永田さんだけに、いい締めくくりをしたい?
永田「そうですね。今年、アンチエイジングという言葉をテーマに掲げて、やってきましたけども。なぜ、そのテーマを掲げたかというと、43歳になった中で、周りの目がですね。『43歳にしては、永田は元気だ』とか『43歳にしては、凄い』とか。そういう目線で見られて、43歳になったら、もっと元気じゃないのが普通なのかな、と見られてる気がしまして。でも、それは違うだろ、と。世間の自分に対する見方に対して、反発というか、そういう意味でアンチエイジングというテーマを掲げたんで。いまでも、日々、成長していると思ってますし。レスラーとして、技術なり・精神的な面にしても、今年は全力で『挑戦』というテーマで突っ走ってきた中で、最後は笑って締められたらな、という気持ちが強いっすね」
——いい締めくくりという気持ちは、棚橋さんも強いと思うが?
棚橋「そうっすね。ここまで来たら、永田選手の持っている(連続防衛)記録に並びたいし、超えたいんで。それに、記録を守っている永田ということはとくに意識してないですけど、年の終わりっていう……そういう節目節目はチャンピオンで越えてーな、という気持ちはあります」
——永田選手、ノアの秋山準選手の最近の活躍も刺激になっている?
永田「ああ〜、そうっすね。三冠チャンピオンになって、それも大変いい内容でなったということで。やっぱ最初に“アンチエイジング”というテーマを掲げたときに、一番共鳴してくれた選手ですから。そういうものは刺激には、たしかなってますね。自分が投げたものに関して、向こうが刺激を得て、成果を出してくれた。そういうものは黙ってても、僕には返ってきてますね」
「チョウインショヲ、モッテコイ!! 」MVPが日本語で大挑発!!
■MVPのコメント
「ある意味、自分はとても悲しい気持ちでいっぱいだよ。なぜなら、いまのインターコンチネンタルチャンピオンであるマサト・タナカ……、彼は非常にタフでグッドファイター、これまでリスペクトしていたんだ。だが、彼はチェンジ、変わってしまった。コンプリートプレイヤーズというチームに入って、集団がかりの卑怯な闘い方で満足しているように見える。スタイルが変わってしまったし、コンプリートプレイヤーというよりも、アン・コンプリートプレイヤーじゃないか?まぁ、とにかく時は来た。今回は、このMVPがタナカに勝つ!!」
■田中将斗のコメント
「……なんか、俺が変わったみたいなこと言うてるけど、『コイツは俺の何を知ってるんや?』と思うしね。俺は昔から、闘い方は変えてへんし、これからも変えるつもりはない!どこ行っても、俺は俺のスタイルでやるから。コンプリートプレイヤーズどうこう言うてるけど、俺は一緒。これからも一緒。闘い方も一緒。そして、このベルトが俺のところにあるのは、これも一緒や。このベルトは必ず、俺が防衛する!」
※MVPが立ち上がって
MVP「ヘイ、何を言ってるんだ?ベルトは、たしかにここにある。でも、どうやってとったか?ファンはそれを知ってるぜ?」
田中「どうやってとった……?3カウント入れたやないか!」
MVP「(日本語で)ダマレ、ブサイク!!」
田中「はぁ?」
MVP「(日本語で)ハナシハ・オワッタ!! チョウインショヲ、モッテコイ!! 」
田中「全部、日本語で話せ、ボケ!!」
※二人は、調印書にサイン。MVPが睨みを利かす。
田中「おまえ、よ〜、見とけよ、おまえのもとにこのベルトが来ることはないんや!」
【撮影/山本正二】
テンコジ再結成が正式決定!12・4名古屋、緊急カード変更!
Jr.ヘビー、1年ぶりの再戦! デヴィットとリチャーズが静かな火花!
★12.4愛知大会 調印式動画はコチラ!!
★12.4愛知大会を「スカパー!」でPPV完全生中継!!
■ 『NEW JAPAN ALIVE 2011』
12月4日(日) 16:00 愛知・愛知県体育館
★チケットはコチラ!!
第10試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合
(第56代王者)棚橋弘至vs永田裕志(挑戦者)
※10度目の防衛戦
第9試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
内藤哲也vs中邑真輔
第8試合30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
ジャイアント・バーナードvs鈴木みのる
第7試合60分1本勝負
IWGPインターコンチネンタル選手権試合
(第2代王者)田中 将斗vsMVP(挑戦者)
※2度目の防衛戦
第6試合60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
(第62代王者)プリンス・デヴィットvsデイビー・リチャーズ(挑戦者)
※2度目の防衛戦
第5試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
天山広吉&小島聡vs飯塚高史&ヒデオ・サイトー
第4試合30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
真壁刀義&井上亘vs高山善廣&ランス・アーチャー
第3試合30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
後藤洋央紀&KUSHIDAvs杉浦貴&青木篤志
第2試合 20分1本勝負
本間朋晃&タマ・トンガ&田口 隆祐&タイガーマスク
vs矢野通&石井 智宏&高橋 裕二郎&ロッキー・ロメロ
第1試合20分1本勝負
キラーラビット&カール・アンダーソンvs邪道&外道