12月1日(木)、都内にある後楽園ホールでドラゴンゲートが『FANTASTIC GATE』の開幕戦を開催。イギリス出身のPACからのラブコールを受けていた新日本プロレス・IWGPジュニア王者のプリンス・デヴィットが参戦。PACとのタッグで斎藤了&堀口元気との対戦に挑んだ。
先発を買って出たデヴィットはまずは堀口と対戦。腕の取り合いなど基本的なレスリングの攻防を展開したが、終わり際に堀口からツバを吐きつけられるという挑発を受けた。続くPACが斎藤を捕まえると、デヴィットは逆水平チョップを連発。さらにPACとの細かいタッチワークでボディスラムを代わる代わる連発して斎藤を痛めつけていった。
しかし、斎藤にボディスラムを投げ返されると流れが一変。堀口のサミング攻撃を食らい、斎藤からもコーナーで踏みつけ攻撃を受けてしまった。だが、PACがすかさず延髄斬りで救出。PACとドロップキックの連係や、自らの体を土台にしてPACにきりもみ式ボディプレスを発射させて、堀口を追い込んでいった。
ところが、斎藤&堀口のラフ攻撃によってデヴィットとPACは分断させられる。PACが斎藤に捕まっている間にデヴィットは場外で堀口に苦戦。一方、リングに残っていたPACも斎藤と堀口の連係攻撃の前に為す術なし。ローンバトルを強いられてしまう。
長時間のローンバトルを強いられたPACだったが、堀口のスイング式DDTをすかすとスワンダイブ式ミサイルキックでようやく脱出。タッチを受けたデヴィットは勢い良く反撃を仕掛ける。しかし、トペ・コンヒーロを狙ったところを足を掬われたデヴィット。一度はダイビングフットスタンプをかわされたものの、串刺し式ミサイルキックで反撃すると再びトップロープからフットスタンプを発射し、今度は斎藤の土手っ腹に炸裂させた。
だが、斎藤&堀口も譲らない。デヴィットが斎藤にジャーマンスープレックスで投げ飛ばされれば、PACも堀口の垂直落下式ブレーンバスターを食らいダウン。デヴィットはさらに堀口のバックスライド・フロム・ヘルであわやというところまで追い込まれた。しかし、間一髪でPACが救出。すかさずデヴィットは斎藤をリバース・ブラディ・サンデーで叩きつけて場外に追いやると、トペ・コンヒーロを発射! デヴィットが斎藤を場外で釘付けにしている間にPACが堀口に360°シューティングスター・プレス! PACが堀口から3カウントを奪い、勝利を飾った。
■12月1日(木) ドラゴンゲート『FANTASTIC GATE』 東京・後楽園ホール
〔ドリームタッグマッチ〕45分1本勝負
◯ PAC〈ドラゴンゲート〉&プリンス・デヴィット〈新日本プロレス〉 (13分02秒 360°シューティングスター・プレス→エビ固め) 斎藤了〈ドラゴンゲート〉& 堀口元気〈ドラゴンゲート〉 ×
【撮影/山本正二】