11月8日(火)、都内・新宿FACEにて『第3回コラソンプロレス-296 Pro-Wrestling Business 20th Anniversary-』が開催され、新日本プロレスの永田裕志が参戦。昨年の第2回大会で対戦したTKG48の高木三四郎&入江茂弘とのトリオでFREEDOMSの佐々木貴&葛西純&神威組と対戦した。
大会はコラソンプロレスの代表でもあり、全日本プロレスなどでスタッフを務めている296氏の業界20周年記念大会。永田を筆頭にコラソンとのコラボTシャツなどで縁の深い選手が多く集まった。
リングアナのコール中、佐々木と神威が高木と入江に奇襲攻撃で場外へ。残った永田も葛西とぶつかり、そのまま場外乱闘だ。新宿FACEの三方に散っての大乱闘を繰り広げた両軍。ようやく落ち着くと、リング上では入江がFREEDOMSのチームワークの前に劣勢に追い込まれている。
ローンバトルが続く入江。救出に入りたくてもなかなか入れない永田に対して、葛西は「新日本プロレス、たいしたことねえな!」と挑発だ。そんな状況の中、入江も意地で倒れない。佐々木のラリアットを仁王立ちで耐えると、逆にカウンターのラリアットをぶち込んでこの窮地を脱した。
入江からタッチを受けた高木はドラゴンリングインから佐々木、神威を圧倒。二人まとめて担ぎ上げるとバックフリップで叩きつける荒技を見せた。そして、いよいよ永田の登場! 佐々木に対して得意のキックをぶち込み、カットに入ってきた神威はエルボーで叩きのめす。さらに入江が葛西を串刺しボディプレスで止めている間に佐々木をエクスプロイダーで投げ飛ばすと、ナガタロックだ。
ここはカットされたものの、再び佐々木と1vs1で対峙した永田。だが、神威の場外からのイス攻撃で悶絶。さらに救出に入った入江、高木も佐々木が持参した有刺鉄線バットの餌食にされてしまう。そして、永田の胸板にも有刺鉄線バットが2度も炸裂! さすがの永田も初めて食らう有刺鉄線バットの威力の前にダウン。さらに葛西が有刺鉄線バットを永田の胸板に置いたままパールハーバースプラッシュを投下した。
きわどい攻撃の連続にさすがの永田もこれまでかと思われたが、トップロープからの攻撃を狙った神威の前にスクっと仁王立ち。神威をデッドリードライブで投げ飛ばすと、再びバットを持って入ってきた佐々木にもお仕置きのひざ蹴りだ。そして、孤立した神威に渾身のミドルキック! 最後は必殺のバックドロップホールドでトドメを刺した。
試合後、マイクを持った永田は、「悪がたくさんの武器を持って来ましたが、青義の前に悪の栄えた試しなし! 最後は青義は勝つを実証しました!」と絶叫! そして、主催者である296氏に、「ボクら選手が桧舞台で闘えるのも296さんのような縁の下の力持ちが雑務をやって支えてくれているお陰です。縁の下の力持ちとして支えてきた296さんに心から感謝したいと思います」 と感謝の言葉を述べた。
ここで自身の記念興行なのにも関わらず、今日もスポットライトを当てていた296氏がリングに呼び込まれる。ところが、リングに上がった296氏は高木、入江と共に土下座し、「永田さん、お願いします!」と、永田にTKG入りを懇願し始めたのだ。これにはさすがの永田も、「TKGって何だよ? AKBじゃなくて何なの?」と困惑顔。しかし、「TKG、よし考えておきます! 296さんのお願いですからね」と軽く約束すると、最後は「1、2、3、ゼアッ!」で大会を締め括った。
■11月8日(火)『第3回コラソンプロレス-296 Pro-Wrestling Business 20th Anniversary-』 東京・新宿FACE
〔6人タッグマッチ〕60分1本勝負
◯ 永田裕志〈新日本プロレス〉&高木三四郎〈TKG48〉&入江茂弘〈TKG48〉 (12分47秒 バックドロップホールド) 佐々木貴〈FREEDOMS〉&葛西純〈FREEDOMS〉&神威〈FREEDOMS〉
■永田裕志&高木三四郎&入江茂弘のコメント
永田「業界で20年間、支えてくれた296さんをお祝いしようと、こういう業界の温かさを大切にできるプロレス界がいいなと思いました」
- 2011.11.8
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