11月9日、新日本プロレス事務所にて『POWER STRUGGLE』(11月12日大阪)で行なわれるIWGPインターコンチネンタル選手権試合の調印式が開かれ、王者・田中将斗選手、挑戦者・後藤洋央紀選手が登場。
かつて“名勝負数え歌”を繰り広げたライバルである両雄が、目前に迫ったタイトルマッチに向けてそれぞれ意気込みを語った。
■両選手のコメントと質疑応答
後藤「今回は、ハッキリ言って自信があります(キッパリ)。もともと田中選手とは『またシングルでやりたいな』と思っていたところなんで。今回、タイトルマッチという形でシングルが組まれたんで、ここはまたガツガツ行って、ガンガンやりあって、このインターコンチのベルトを俺が獲って、さらに輝かせたいと思います」
田中「なんか、いま『自信がある』とか言ってたけど、試合後には自信をなくして、またメキシコでも行くんとちゃうかな?まあ、何度かやりあっててね、ぶっちゃけやりがいはあるけども、現実を見ろってことや。立場が違う。俺がチャンピオンで、オマエがチャレンジャーやろ? ホンマに、もう1回自信なくさせて、オマエ、メキシコ帰したるからな」
——田中選手にとって、後藤選手はどういう存在ですか?
田中「まあ、試合としては、やりがいは感じてますよ。ぶっちゃけね。でも、ホンマにこのベルトの歴史を作って行く上で、防衛戦の1人としか考えてない、いまは。まあ、あんときとは立場が違うっつうことを強調したいね」
——IC王座を戴冠したことで、自分の中でさらに変化があったという感じですか?
田中「新日本へ出るにあたって、何年かでやっと掴んだ勲章というかね、そういうものやから、ちょっとやそっとじゃ離さへんよ(キッパリ)」
——後藤選手は「さらにベルトを輝かせる」と言っていましたが、なにか計画が?
後藤「そうですね。見るからに輝いてないベルトなんで。俺が獲らないと輝かないかなと」
田中「(さえぎって)オマエが獲っても一緒じゃ! 俺が輝かせねん」
後藤「(気にせず)ま、いろいろ考えてはいますよ」
——話せる範囲で教えて下さい。
後藤「インターコンチと言いながらね、ぜんぜんインターナショナルなベルトになってないんで。そこらへんも目を向けて行きたいなと」
——田中選手としては、“名勝負数え歌”で負け越している状況ですが?
田中「そんなん、別になんも気にしてへんし。ホンマに『いまの現状を見ろ』と言いたいよね。たしかにシングルの戦績は負け越してるかもしれへんけど、タッグで俺はナンボでも勝ってるし。いま、現にここにベルトがあるんやから。俺がコイツより上やのは確かや」
——後藤選手、いまの発言を聞いてどう思いますか?
後藤「俺も過去の戦績なんて、別に気にしてないですよ。ただ、彼がチャンピオンで、俺がチャレンジャー。それは変わらないですけどね。でも、試合が終わったら、その立場が逆になってますよね」
■『POWER STRUGGLE』大会情報
●11月12日(土)18:00〜
大阪・大阪府立体育会館
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【写真:山本正二】