10月25日(火)、都内にある日本赤十字社にて、8・27『ALL TOGETHER』日本武道館大会で集まった義援金の受け渡しが行われた。受け渡しには主催者である東京スポーツ新聞社の江幡幸伸社長、3団体を代表して新日本プロレスから菅林直樹社長と棚橋弘至、全日本プロレスから内田雅之社長とカズ・ハヤシ、そしてプロレスリング・ノアからは田上明社長と潮崎豪が出席。3選手から目録が赤十字社の職員に手渡された。
■出席者のコメント
江幡社長 8月27日の『東日本大震災復興支援チャリティープロレス大会 ALL TOGETHER』の義援金総額を私のほうから報告させていただきます。8月27日に武道館に来ていただいたファンの皆さんに募金をお願いしまして、その募金金額が102万6,141円。これは8月29日の時点で振込を完了しております。本日はそれ以外、大会でのチケット、PPV、商品、会場販売のグッズ、その他パンフレット売上げ、それらの義援金をお届けするということで、その総額5,827万3,560円。8月27日の大会から2ヵ月ほどかかっていますけど、なるべく正確な集計をと思いまして、これだけかかりましたので、その点はご理解いただきたいと思います。
その他、大会のDVD、動画配信の利益もございますけど、これはまだ発売されたばかりですので、集計できておりませんので、こちらも集計できました時点で赤十字社さんに義援金としてお届けしたいと思います。まあ、義援金の報告は以上になりますけども、『ALL TOGETHER』で大会テーマ曲を作っていただきました、FUNKISTの春日井陽子さんが10月13日に他界されました。あの曲がありましたから、我々が一つになれたところがございますので、謹んでご冥福をお祈り致します。以上でございます。
──8月の大会が終わって2ヵ月ぐらいですけど、赤十字社に義援金を届けた現在の気持ちは?
棚橋 こういった形で日本武道館に集まってくれた皆さん、PPVで観てくれた皆さんの想い、買っていただいたグッズ・チケット代をこういう形で届けられたのは本当に嬉しく思いますし、プロレス界としてもとても嬉しいです。
潮崎 こればっかりはレスラーだけの力じゃないと思うので、スタッフの皆さん、観に来てくれた皆さんの想いを届けられたという。本当にちっちゃなことでしょうけど、これが大きなものになっていければと思いました。
カズ プロレスの力というものを見せることができたんじゃないかと思います。ただ、これがこれだけで終わるんじゃなくて、継続していかなきゃいけないと思いますので、復興するまでは自分たちができることでずっと支えていきたいと思います。
──継続という話になると、2月に被災地の仙台で第2回大会が行われることが決定していますけど、そこに向けて気持ちも新たになっているのでしょうか?
棚橋 改めてみんなが一つになった時の力を大会で感じましたので、今回は仙台という東北の場所で、みんなの想いをひとつに集めたい大会にして、引き続き応援できる大会にしたいです。
潮崎 この間の武道館であれだけのパワーが生まれた、パワーがあると気付けたので、仙台で被災地の人たちに生で観てもらいたいですね。
カズ 次は仙台ということで現地の人たちに観てもらって、元気になってもらって。あとは仙台までの道のりで、自分たちは全国各地に仲間がいるので、そういうファンの人たちの熱も伝えていきたいと思います。引き続き義援金活動をして、復興に務めたいと思います。
- 2011.10.25
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