10月27日、都内のプロレスリング・ノア事務所にて、10月31日ディファ有明大会で行なわれるGHCタッグ選手権試合の調印式が開かれた。
出席したのは、第22代王者組にして第57代IWGPタッグ王者のジャイアント・バーナード&カール・アンダーソン(バッドインテンションズ)、挑戦者組の潮崎豪&谷口周平、GHC実行委員会の永源遙氏。
バーナード&アンダーソンは、6月18日大阪『DOMINION 6.18』において、高山善廣&佐野巧真とのダブルタイトルマッチに勝利し、史上初のIWGP&GHC二冠王に君臨。7月23日ノア大阪大会のGHCタッグ戦にて、森嶋猛&吉江豊の挑戦を退けた。
その直後、谷口選手がリングに上がって挑戦を表明したものの、バーナード選手は「ダレデスカ!?」と完全無視。怒った谷口選手がジャーマンスープレックスで報復したという因縁がある。
■各選手のコメントと質疑応答
——タイトルマッチ向け、現在の心境は?
潮崎「7月に谷口が挑戦を表明して、時間が経ちましたけど、そのあいだに自分たちもタッグチームというものをしっかり築き上げてると思う。31日は、しっかり結果を出したいと思います」
谷口「この試合が決まるまで時間がかかりましたけど、気持ちはずっとこの試合に向けて言い状態だったので。しっかり力を出しきって勝ちたいと思います」
——7月23日大阪で挑戦を表明した谷口選手に対し、「ダレデスカ?」という発言がありましたが、その後の情報は?
バーナード「ジャーマンを食らってしまい、そのあと少し彼について勉強した。リスペクトしているし、いい選手だと思う。『ベルトが欲しい』という気持ちは伝わってきている。だが、このベルトを持ち帰るのは、自分たちだ。もちろん、潮崎も非常にリスペクトしている。この試合は、まさしく“バトル”になるだろう」
アンダーソン「潮崎が世界で最高レベルの選手だということは、前から知っていた。谷口に関しては大阪までは知らなかったが、俺の顔にキックを浴びせたり、バーナードをジャーマンで投げ飛ばす姿を見て、本当に凄い選手だということを理解した。でも、今回のタイトルマッチでは、『自分たちがなぜベストタッグチームなのか?』ということを証明したい」
——現在、新日本プロレスでは『G1 TAG LEAGUE』を開催中。GHCタッグ王座を防衛すれば、“タッグ三冠王”も見えて来ますが?
アンダーソン「IWGPタッグとGHCタッグ、この二つを持っているだけでも、素晴らしい栄光。31日の試合でGHCタッグを防衛して、『G1 TAG LEAGUE』も優勝を目指す。これこそ、世界で最高の栄誉だと思う」
——チャンピオンチームの印象は?
潮崎「チームとしての完成度は、凄く洗練されていると思う。個々のレベルも相当なものがあるんで。ホントにこの2人とやれるということも光栄ですし、しっかりと尊敬の念をもって、その上で叩き潰そうと思っています」
——潮崎選手の「新しい谷口が見たい」という発言をどう捉えていますか?
谷口「31日は潮崎さんと力を合わせて、自分の力を出し切って。対戦相手だけではなく、潮崎さんにも自分の力を見てもらって、しっかり勝ちたいと思います」
——GHCタッグを防衛し、『G1 TAG LEAGUE』で優勝した場合、その後のプランはありますか?
バーナード「それでも敵は必ずいるもの。みんながチャンピオンなりたいし、ベルトを欲しい。俺たちもWWE、TNAなど、すべてのタイトルが欲しい。すべてを倒して、俺たちがベストの中のベストになる」
アンダーソン「俺たちは単なる“いいガイジンチーム”ではなく、すべてを征服するタッグチームでありたい。IWGPタッグチャンピオンになり、GHCタッグチャンピオンになり、2009年の『G1 TAG』のチャンピオンになり、これから2011年の『G1 TAG』のチャンピオンにもなる。今回の挑戦を退ければ、誰がかかって来ても構わない」
——この一戦に懸ける意気込みを聞かせて下さい。
潮崎「31日ハロウィン大会でGHCタッグ、そして、そこに並んでいるIWGPタッグも見据えて、これから先に繋げて行きたいと思います」
谷口「31日は、ベスト尽くして闘って、しっかり勝ちたいと思います」
アンダーソン「2011年は、まさにバッドインテンションズの年になる。それを31日のディファ有明で証明してみせよう」
バーナード「彼らのことはリスペクトしているが、10月31日、試合が終わって、ベルトと一緒に会場を去るのは俺たちだ」
■プロレスリング・ノア『NOAHful Halloween Night』
10月31日(月) 19:00〜
東京・ディファ有明
第7試合 60分1本勝負
GHCタッグ選手権
ジャイアント・バーナード
カール・アンダーソン
(第22代選手権者)
VS
潮崎豪
谷口周平
(挑戦者組)
※2度目の防衛戦
★大会の詳細はプロレスリング・ノア公式サイトにてご確認下さい。