2002年1月の新日本プロレス退団以来、まったく訪れていなかった新日本の道場に足を踏み入れたのは、原点回帰の狙いがあってのこと。“プロレスラー・小島聡”が誕生した聖地で練習することで、もう1度自分を見つめ直したという。
渡辺選手とのスパーリングでは、序盤からオーソドックスなグラウンドレスリングを展開。途中で渡辺選手の猛攻に遭ったものの、実力差を見せつけてコジメでギブアップを奪い、さらにウエスタンラリアットでダメ押しの3カウントまで奪取した。
コジメの威力について聞かれた小島選手は、「この鍛え上げた右腕で絞め上げること」とキッパリ。必殺のラリアットもフェースロックも“黄金の右”で繰り出されることで威力が倍加すると、自信たっぷりに語っていた。
■小島選手のコメント
小島「昨年、『G1 CLIMAX』で優勝した権限を利用して、もう何年ぶりかわからないですが、新日本プロレスの道場にやって来ました。新日本プロレスのほうに『道場を使わせて欲しい』とお願いして、使わせてもらうことになりました。特に何をやることということはないのですが、渡辺選手と試合形式のスパーリングをやらせてもらって、いまの自分のコンディションを見ていただきたいと思っています」