5月17日、都内のスタジオにてFIGHTING TVサムライの人気番組「Versus」の収録が行われ、永田裕志選手とプロレスリング・ノアの秋山準選手による対談が実現した。
永田選手と秋山選手は、4月に全日本プロレスの「チャンピオンカーニバル」に出場。さらに、5月13日の新日本プロレス新宿FACE大会ではタッグ対戦。お互いの健在ぶりを確認すると、タッグ結成の意向を示していた。
対談の中で2人は、互いに打ち込んだレスリングのこと、初めて会ったときの印象、共通の先輩に当たる中西学選手の逸話など、様々な話題を思う存分語り合った。
中でも2人の会話が熱を帯びたのは、2001年10月8日東京ドーム大会で初タッグを結成したときのこと。当時は不可能と思われていたことを、自分たちの力で実現させたことに今でも誇りを持っている。
永田「あれは、とにかく会社同士の話し合いじゃなくて、冗談抜きで僕らのちょっとしたやり取りからできあがったライン。生半可なものじゃなかった」
秋山「だから、いま色んな若いヤツらがやってるのを見てますけど、『いや、俺ら、けっこう頑張ったよ』というのがあるから。俺と永田さんのは、ホントに選手から始まった。『突破してきた壁がアンタらとは違うよ』というのがね。今でもそれだけは自信が凄くあって。何か言われても『そんなこっちゃお前らに負けないよ』というのが、俺の中にあるんですよ」
永田「あれはけっこうシビアで大変だった」
それまでほとんど接点のなかった両者だが、それぞれの団体で自分が置かれていた状況に危機感を持っており、すぐに意気投合したという。秋山選手の「最悪、フリーになってでも(やる)」という不退転の決意もあり、文字通り団体の壁をブチ破った。
そして、それから10年が経ち、2人の“戦友”は運命の糸に引き寄せられるように再び邂逅。秋山選手は永田選手について「最近、正直言ってプロレスが楽しくなかった。気持ち的にプロレスのことを考えるようになったのは、永田選手ポンと来て色んな話ができるようになったからかもしれない。永田裕志といういいサプリメントをもらったなと(笑)」とコメント。
そして永田選手も「闘っていても組んでいても、秋山準という選手と接していると自分の中で気持ちが盛り上がってくる。業界に“アンチエイジング”というテーマを掲げたいま、横にいてもらったほうがいいのかな」と話し、ドリームタッグ結成の機運がますます高まった。
■サムライスペシャル『Versus』(#46)
放送日時:5月22日(日)23:00〜24:00他
チャンネル:「FIGHTING TV サムライ」「サムライ2シリーズ」
視聴方法:スカパー!(Ch.301)、スカパー!e2(Ch.804)、CATV、その他
出演者:永田裕志(新日本プロレス)、秋山準(プロレスリング・ノア)