大好評!ゲームデザイナーの野中大三さんによるプロレスコラム。
今回は「代替わりに挑め!闘魂新時代!」
■アントニオ猪木追悼大会『 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~ 』
2023年1月4日(水) 14:45開場 17:00試合開始
※第0試合は15時20分開始予定
東京・東京ドーム
※「ロイヤルシート」「アリーナA」「バルコニースタンド」は完売。アリーナBは残りわずか
☆対戦カード情報はコチラ
▼イープラス
https://eplus.jp/njpw/ ファミリーマート店舗
⇒ 2023年1月4日(水)18時まで販売
※当日券は12時より、“22ゲート前 当日券売場”にて販売!
★『 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム』特設サイトはコチラ!
■第54回「“代替わり”に挑め!闘魂新時代!」
■猪木さん追悼大会はプロレス史の節目に成り得る
「アントニオ猪木追悼興行」はとてつもなく重くデカい看板です。
新日本プロレスを旗揚げし、世界に名を轟かせる団体に成長させたのは紛れもなくアントニオ猪木さん。現役時代はもちろん、引退後もとにかく新日本プロレスに巨大な影響力を発揮してきたのが猪木さんです。
そんな猪木さんが亡くなってはじめてのドーム大会。「追悼興行」の名がつけられたのは自然な流れですが、「名」だけではなく「実」も伴った追悼興行であるから重みが違うのです。
「実」を生んだのはオカダ・カズチカ選手の10.12両国大会後のマイクアピールです。
「猪木さんが亡くなったってことはさ、ひとつの時代が終わったってことだよ。これからの時代が、誰が引っ張っていくかって、それを来年の東京ドームで決めようぜ。」
これを言ってしまうオカダ選手の覚悟はすごい。いわゆる代替わり宣言です。引退後も日本プロレス界の象徴として存在していた猪木さんの次の代を担おうというのだから、プロ意識のすさまじい高さに圧倒されます。
今、日本プロレス界は代替わりをし、新しいフェーズを迎えようとしているのです。
■長寿コンテンツに“代替わり”はつきもの
ゲーム業界でも代替わりというのはとても大きく、重要なテーマです。ゲームが産業となってからの歴史はプロレスより浅いものの、ファミコン世代のクリエイターのみなさんはそろそろ現役を退かれる年齢に差し掛かっています。ゲームは人気が出ると続編やスピンアウトタイトルが出て、シリーズ化していきます。
先日もこのコラムで振れましたが、長いシリーズだと40年を迎えるものがあります。それくらいのシリーズだとサラリーマンの現役期間を超えるわけですから当然作り手が代替わりをします。
この代替わりがゲーム制作現場ではなかなか厄介なものでして、スムーズに行く例が多くはありません。
後進が作った続編を先代が満足して見届け、ユーザーも続編として喜んでプレイする。
こんな美しい代替わりは滅多にありません。
ユーザーに「こんなの〇〇じゃない」と受け入れられなかったり、受け入れられても先代が「あれは〇〇シリーズとは認めない」とヘソを曲げたり、売れたら売れたで後進が「次は中身も名前も変えたい」と言い出したりと、本当にうまくいきません。
うまくいかない理由は明確です。ゲームを遊ぶユーザーがゲームと制作者を密接な関係で結び付けていることがゲーム業界は一般的になっているためです。
つまり、後進が作ったシリーズタイトルは「名前は同じだけど作った人が違うもの」と認識されてしまうのです。
これはゲームに限らず、漫画や小説でもいえることですね。
その点、一歩進んでいるのはアメコミでしょう。アメコミは原作者以外のクリエイターが作品を手掛けるのが当たり前になっています。作家は違えど作品は同じ。とは言え作家にも個別の評価があり、ファンもいます。作品と人格を分離できる文化的土壌が成立しているといえるでしょう。
日本の漫画やゲームでのその流れが徐々にやってきています。ドラえもんもドラゴンボールも原作者以外の方が精神を受け継いで新作を生み出すようになりました。
現実論として作品と人格の分離は可能ではあるが、難しい、と言う結論が見出せます。
前述しましたが、コンテンツに「生みの親」の影を求めるのが人間の文化的本能なのかもしれません。
■アントニオ猪木とは異なる闘魂を見せるべき
話題をプロレスにもどしましょう。新日本プロレスに猪木さんの影を求めるファンは今でも多くいます。
猪木さんは王者であり、リーダーであり、プロレスの象徴でした。猪木さんが切り拓いたプロレスが総合格闘技の道を切り拓き、多くのプレイヤーとファンを生み出しました。それほど影響力のあったのが初代“燃える闘魂”なのです。
逆に言えば、プロレスラーはそれくらいの社会的影響力を持ちうる存在なのです。プロレスのすごさ、可能性をその人生をとして見せつけてくれたのです。
猪木さんの次の時代を引っ張る選手は単なる王者で終わってはなりません。プロレスを中心に世の中を回していく熱源とならないといけないのです。
その最有力候補こそ、ドームメインでIWGP世界ヘビーを争うジェイ・ホワイト選手とオカダ・カズチカ選手なのです。
IWGP世界ヘビー級王者と『G1』覇者はどちらが強いか?
もちろんこのテーマは正解です。しかし、この一戦はその先に背負うものがもっと大きい。
アントニオ猪木さんの次のプロレス時代を切り拓いていくにはIWGP世界ヘビーのベルトが不可欠でしょう。つまり、この一戦で勝った選手がこれからのプロレスの象徴の最有力候補になるのです。
すでに猪木さんの闘魂を継承する姿勢を見せているオカダ選手と、生え抜き外国人選手のジェイ選手はどちらもその資格十分。
この大会を終えたらプロレス界は猪木さんの次の時代へ進みます。
プロレスの火をさらに大きく燃え上がらせるために、新たな闘魂を世間に発信する象徴が必要です。
期待するのは“闘魂新時代”。
時代の扉を開ける瞬間を見届けましょう!
★『 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム』特設サイトはコチラ!
■アントニオ猪木追悼大会『 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~ 』
2023年1月4日(水) 14:45開場 17:00試合開始
※第0試合は15時20分開始予定
東京・東京ドーム
※「ロイヤルシート」「アリーナA」「バルコニースタンド」は完売。アリーナBは残りわずか
※当日券は12時より、“22ゲート前 当日券売場”にて販売!
☆チケット情報はコチラ
☆対戦カード情報はコチラ
▼イープラス
https://eplus.jp/njpw/ ファミリーマート店舗
⇒ 2023年1月4日(水)18時まで販売
▼チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/njpw/ セブンイレブン店舗
⇒ 2023年1月4日(水)18時まで販売
※チケットぴあでは、チケッティングシステムのメンテナンスに伴い、以下の期間サービスが休止いたします。
サービス休止期間 2023年1月2日(月)23時30分 ~ 1月4日(水)7時30分(予定)
詳しくは https://t.pia.jp/info/info-221003.jsp にてご確認ください。
▼闘魂SHOP水道橋店
⇒ 2023年1月3日(火)17時まで販売
東京都千代田区神田三崎町3-3-20 VORT水道橋Ⅱ 1F
※店頭のみ/お電話での予約・取り置きはお受けできません
★闘魂SHOP水道橋店の年末年始営業日時は下記URLよりご確認ください。
https://www.njpw.co.jp/396950
▼後楽園ホールビル5F 後楽園ホール前売りカウンター
⇒2023年1月3日(火)18時まで販売
販売時間 11時00分~18時00分(興行のない日は17時00分まで)
TEL 03-5800-9999(東京ドームシティわくわくダイヤル)
https://www.tokyo-dome.co.jp/hall/ticket/
■野中大三(のなかだいぞう)
dotswreslerアーティスト、コラムニスト
プロレス観戦歴、ゲーム歴ともに38年。
プロレスラーをドット絵で表現するdotswrestlerをTwitterで公開中。
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