■マスコミとの質疑応答
–昨日の試合後、永田選手の口から「一つ、役目が終わったんじゃないか」という発言もありましたが、タイトルマッチが組まれたことで、気持ちが新たになりましたか?
永田「そうですね。タッグチームとしてよりも『井上亘選手をどう伸ばしていくか?』、そういう部分で青義軍がスタートしましたんで。なかなか僕の思いと彼の『必ず立ち上がる』という思いがリンクしなかった中で、1年1ヶ月かけてお互い通じ合って。昨日も言いましたけど、前は井上の気持ちに対して『試してみる』という気持ちでタッチを渡していたのが、いまはもう完全に託せる状況になったと。勝つ上での手段として井上亘にタッチすることは、完全に任せられるという成長を感じましたし。そういう意味では、指導するとかそういう部分での役割は完全に終わったなと。これからは信頼できるパートナーとして闘っていける。一つ、ケジメはついたと言いますかね。それを非常に感じさせる1日でしたね、昨日は」
–井上選手は、永田選手とのタッグをどう考えていますか?
井上「昨日、優勝という形で終わりまして、新たにまた1段高いステージで臨めるんじゃないかと思っています」
–先ほど、永田選手から「新しいヒーローが誕生した」という言葉がありましたが、どう感じますか?
井上「昨日は本当に幸せな1日でした。辛いとか、色々大変なことも多いプロレスですけど、それを全部帳消しにしてくれるような、僕にとって最高の1日で。ヒーローという言葉が僕に当てはまるかは、それはもう皆さんにお任せしまして。ただ、自分が闘う姿で、見て下さっているお客さんに何か力を与えることができたならば、それはもう僕がなりたかったプロレスラーそのものです。昨日、試合後にフェンスのところまで来て下さった人たちの顔を見ると、『よかったな』と思いました」
- 2010.11.8
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