現場となったのは、多摩川の本流と支流が交わる地点で、まさしく川の中。そこに辿り付くためには、土砂よけとして点在するブロックの上を歩かなければならない。不安定な足場での取材を余儀なくされ、マスコミ陣も困惑気味。そして、とめどもなく流れる水の音と、子供たちの遊び声が響く状況の中、調印式の開始となった。
■各自のコメント
西澤「今日はこの川での会見ということで、会社の方針として『選手は出せない』ということで、私が代理で来ました。両選手からは『必ずベルトは奪回します』というコメントをいただいています」
オメガ「我々がこうしてベルトを持っているということは、新日本だけではなく、世界において最高のタッグチームであることを証明している。そして、我々のゴールは、プロレスの可能性を示すこと。そのためには、このベルトを保持し続け、ファンの注意を我々に向けさせることが最善の道。そのためにも、負けない」
飯伏「(※西澤氏に)最初に、社長自ら来てもらい、ありがとうございます(と会釈)」
西澤「あ、いや……(と慌てる)」
飯伏「(かまわず)川で防衛戦は『ダメだ』って言われたんですけど、こうして川で調印式ができて、僕らが防衛することになると思います。本当は川での防衛戦がやりたかったんですけど、僕らはリングで絶対の強さを発揮できますので、絶対に防衛します」
■マスコミとの質疑応答
–改めて、川での調印式を希望した理由は?
飯伏「川で試合がしたかったからです(キッパリ)」
–この調印式で意欲が増したのでは?
飯伏「そうですね」
オメガ「プロレスはリングの中だけでやるのではなく、色んなことができるという可能性を示すことで、プロレスの面白さを伝えたい。我々はチャンピオンだから、その使命を帯びている」
–今回、防衛に成功した場合、次はどこで試合をしたいと思っていますか?
飯伏「今回、とりあえず川はダメだったんで、たぶん雪なら大丈夫だと思うんで、雪」
オメガ「(日本語で)同じ意見」
–今の発言を聞いて西澤さんはどう思いますか?
西澤「新日本プロレスは、あくまでリングの上で結果を出したいと思っています」
–次の防衛に成功した場合、2011年1月4日東京ドーム大会に出場する可能性もありますが?
飯伏「東京ドームは出たいですね。でも、いまは次の大阪のタイトルマッチしか考えていないんで」
オメガ「さっきから言っているように、プロレスの可能性を示すためには、もっと多くの人たちに見せるチャンスが必要。そのためにも、東京ドームにはぜひ出たい」
■DDTプロレスリング
「大阪ベイブルーススペシャル 〜おれのこと好きか?〜」
11月14日(日)13:00開場/14:00開始
大阪・大阪府立体育会館第二競技場
IWGP Jr.タッグ選手権試合
飯伏幸太&ケニー・オメガ(王者組)
VS
プリンス・デヴィッド&田口隆祐(挑戦者組)
【チケット】
スーパーシート:7000円(当日7500円)
特別リングサイド:6000円(当日6500円)
指定席:5000円(当日5500円)
自由席:3000円(当日3500円)
U-18チケット:1000円(当日のみ、要身分証)
※詳しくはDDTプロレスリングオフィシャルサイトでご確認下さい
http://www.ddtpro.com/ddt/