「じゃあ、余計ふにゃふにゃしてやるよ!」囲み会見で中邑はクールに迎撃予告!!
4月14日(水)中邑vs真壁のIWGPヘビー級選手権の調印式のあと、ヤル気マンマンの挑戦者・真壁に対し、王者・中邑はクールに一蹴!!
■「真壁は“自分の都合のいいように空気を読む”」
■報道陣との一問一答
——非常にピリピリした会見でしたが?
中邑「そうっすか? ピリピリしてるのは向こうだけじゃないの?」
——昔から、真壁選手には厳しいことを言ってますよね。「チャンスを活かせない」とか。
中邑「……まぁね。自分は自分で与えられたもんでも、掴みとったものでも、チャンスは最大限に活かした、と。だから、いまの自分があると思ってますけど。それを『アイツは恵まれてるだの』『プッシュされてる』だの……『言われる筋合いはねぇ!』と思ってるから。
同様にチャンスは与えられてると思う。以前の真壁なら、それを自分で潰してしまう。悶々とした日々をすごし、そこら中に当たり散らすというのが彼だったんでしょうけど、どっかで変えたというか。そこからいまの場所に繋がってるんだろうけど、昔は昔。いまがどうのこうのというのはないけどね」
——変わった、という部分は認めてる?
中邑「そういう部分で『我先に』と上がってきたのも、『最近の実績からしたら、かなり遠いでしょ?』って思われるのを承知で、『俺に資格あるだろ?』と、自分の都合のいいように空気を読むって部分では、『おもしれぇんじゃねぇの?』とは思うけど。ただ、唐突に真壁の挑戦が決まったことに、文句を言うヤツはいないでしょ。どうなってんの? 新日本のプロレスラー?」
■「ふにゃふにゃしたマイク? 知るかそんなの!」
——真壁さんは「ふにゃふにゃしたマイクが気に入らない」とか言ってますけど?
中邑「は? 知るか、そんなの! じゃあ、余計ふにゃふにゃしてやるよ!」
——9月のIWGP王座決定戦の前に『G1』の決勝で負けているが?
中邑「ま、『G1』の決勝で負けても、そのあとすぐ決定戦で勝ってるわけだし。いま、真壁がどんな状況にあろうとも、自分は厳しい闘いを制してきてると思ってるんで。スキがないとまでは言わないが、あのときよりも今日、いま……自分は少しでも前に進んでると思ってますから。試合になれば、相手をナメたり、軽くみたりすることはないので。その瞬間瞬間で最善の闘い方をしたいな、と」
——真壁選手を制したら、団体内では、相手が一巡した感じになりますが。
中邑「とは言ってもやってないヤツはいるんすよ。ただ、手が上がってこなかったから。『私、勝てません』と言ってるようなモンだとみなすので。IWGP実行委員会も他力本願的な決定をせず、自分が“闘えない”ような相手でも用意してほしいな、と」
——具体的には?
中邑「具体的に? ま、いまは真壁戦に集中すべきだろうし、そういうふうに身体もスケジュールは動いてるから、先のことまでは考えてないですね」
——防衛記録の11回目を超えたら、中邑選手が「ミスターIWGP」になる?
中邑「いや、べつに意識してないっすね。だからそこに固執するのもカッコ悪い話だなって」
——「固執してる人がいる」ってことですか?
中邑「は? それは東○ポさんの話でしょ? ……ま、自分の前に立ちはだかるヤツがいる限りは、倒していきたいけど。防衛戦は、一戦一戦簡単なもんなんてないわけですから、そんなところを意識してるヒマはないかなって」
■「自分のこと“スター”なんて、にしきのあきらくらいしか言わないだろ?」
——真壁選手との“防衛戦”への気構えは?
中邑「ま、ないですね。あるとしたら、挑戦者のほうにあるでしょう。あそこまで『ほしいほしい』ってヤツは最近の新日本プロレスの中では、いなかったわけだから、自分を置いてはね。とくに、ここ最近、実績を上げられてないって部分では“飢えてる”状況でしょうから、精神的には一番おもしろい真壁が出てくるかもしれない。
ま、彼も残る時間は多くないでしょうから。若干の焦りもあるだろうし、そのへんを料理してかかろうかな、と。いまさら子どものケンカみたいにののしりあってもいいけど、リング上で見せてもらわないと。自分も見せないとおさまりはつかないね」
——真壁選手はファンに「凄い試合を見せるから、福岡に来い」と。
中邑「ハッ……! じゃあ、その“スーパースター”を打ち抜く試合を見せてやるよ」
——真壁選手は“スーパースター”とよく言ってますけど。
中邑「自分のことを“スター”なんて、にしきのあきらくらいしか言わないだろ? そんなことコメントする気はないね! 以上ッ!」
■5月3日「レスリングどんたく 2010」
■5月3日「レスリングどんたく 2010」