ヒリヒリ感炸裂! 真壁がIWGP獲りへ“全開”モード! 王者・中邑は“不敵”に静観!!
4月14日(水)新日本プロレス事務所にて、中邑真輔vs真壁刀義のIWGPヘビー級選手権の調印式が行われた。
はだけたシャツの上にチェーンというワイルドな真壁選手に対し、ビシッとスーツで決めた中邑選手。はやくも好対照の二人が、ヒリヒリした挑発合戦を展開。
■真壁刀義選手のコメント
「まぁよ、ヒザ小僧がよ、防衛を重ねるいまよ。俺っていう“真打ち”が登場だよ。あん? 俺っていうスーパースターがよ、初戴冠するお膳立てバッチリだな?
棚橋がよ、去年ベルトを返上して争って以来だよな? あのときによ、俺のストーリーは始まってんだ。細かく言えばよ、そのもっと前から、俺のターニングポイントには必ずよ、コノヤローが前を走っていやがった。
アキレス腱切ったとき、チェーンデスマッチのとき、(矢野通に)裏切られて頭をカチ割られたとき、そして去年のG1を獲ったとき。すべてだよ! すべてコイツが俺の前を歩いていやがった。だったらよ、なおさら好都合だろ?
俺が、コイツから獲らなきゃならねぇんだ。だから、俺みたいなヤツが獲らなきゃいけねぇんだ。何がムカつくって、コイツのふにゃふにゃしたマイクアピール、存在、すべてだよ! そんなもん俺が噛み砕いてやる。おたがいが認め合っているプロレスもおもしれぇかもしんねぇ。だけど、相譲れない同士がよ、見せるプロレスもアリだろ? だからよ、ヒザ小僧が防衛濃厚って思われれば思われるほど、メラメラ燃えてくるんだよ。後藤でも棚橋でもねぇ。この俺だよ! ただ、それだけだ。
……だからよ、観客に一言だけ言いてぇ。楽しみに待ってるてめーらに一言だけ。俺はテメーらのためにやるわけじゃねぇ。俺、自身のためにやるだけだ。だからよ、テメーら、それを見届けにこいよ! 会場に観に来い! そうすりゃあよ、真壁がナンボのモンだっていうのを教えてやるよ。感じさせてやる! ……ただ、それだけだ」
■中邑真輔選手のコメント
「え〜。スーパースターの歴史はどうあれ……。前回のタイトルマッチで呼びかけたところ、新日本レスラーの中でただ一人。名乗りをあげたのは彼一人だった。それを能動的に、新日本プロレスのIWGP実行委員会は、即座に決定して……。
なんともまぁ、それでいいのか? って話だけど。ま、真壁刀義と決まった以上、自分も決定戦はやったけど、それは防衛戦ではなく。必ずしも決着がついたとはいいがたいでしょう。そういう意味でも、真壁がそうであったように、ターニングポイントとは言わないが、いろんな場面で彼と闘ってきた。
今回、ベルトを賭けて、自分が王者という立場で迎え撃つわけだけど、コンディションを整えて、シリーズも長く、前哨戦も多くあるだろうし、タイトルマッチは素晴らしいものになると、思います。自分のスタイルを貫いて勝ちたいな、と。以上です!」
■報道陣との一問一答
——4月4日、リングに上がってきた時点では中邑選手は真壁選手を認めていないようでしたが?
真壁「認めねぇのは当然だろ? 俺になんの実績があんだよ? そんなもんどうでもいいんだよ! あん? 名乗り出たいヤツ出ろって言うからよ、ほかのタコ助たちが出ねぇから。ま、出たところで俺がひきずり下ろしてやるけど、なんでIWGPとりにいかねぇんだよ? それだけだ」
——中邑選手はいかがですか?
中邑「結局、控室から飛び出てきたのは彼一人だけだったってことでしょ? そこらの練習生でもよかったけど。ま、何度もあおってきたけど、そういう実績がないにも関わらず、心臓に毛が生えてるというか、ふてぶてしいというか……そういう部分ではね。それよりなにより、自分の立場は差し置いて『ベルトがほしい』と動くかどうか? そういう気持ちを持ってる人間がいるかどうかをリング上で試しただけなんで。そこに現われたのが真壁刀義という面では、こういうところに繋がったというか。認める、認めない、という問題ではないね」
——真壁選手は、デビュー以来IWGPヘビー級のベルトは巻いていないですけど、どれぐらいの気持ちがある?
真壁「なんだろうな? 今回もまた、前回もその前もそう。どんなかたちであれ、俺はベルトへの道はテメーでこじ開けたつもりだよ。それをモノにするかはよ、当日見せてやりゃあいいんだろ?
すべてによ。ヒザ小僧にもそう。観客にもそう。オメーらにも見せてやりゃいいんだろ? 俺はその勢いだけで生きてきたんだ、いままでよ。IWGPを獲ったら何が変わるよ? 獲ってるヤツと獲ってねぇヤツの差があるだろ? 俺はよ、見たことのねー景色を見てーんだよ、ただそれだけだ!」
——いまの王者・中邑真輔への印象は?
真壁「印象? そんなもん何もねえよ! 俺は認めねぇ! テメー以外の人間は認めねぇ! とくにチャンピオンって名前を出してる人間は認めねぇ。ただ、それだけだ!」
■5月3日「レスリングどんたく 2010」
■5月3日「レスリングどんたく 2010」