主役はバーナード! アメリカンな新日本プロレス『Camp Zama Slam Fest』開催!
プロレスで国際交流! 10月24日(土)に、キャンプ座間内で例年の恒例となっている特別興行『Camp Zama SlamFest』が開催された。
観客の多くがアメリカ人、そしてキャンプ座間で働く日本人の方とあって、会場の映像やパンフレット、ポスターもすべて英語表記。まさに国内なのに海外遠征状態だ。
リングアナも英語と日本語でコールされ、さらにこの英語版リングアナが、「カモン、デヴィット!」「ゴトーサン! クロスライン!」と場内実況も担当。普段とは一味違ったアメリカンナイズされた新日本ワールドが展開した。
そして、この日の主役といえるのが、“フロム・アメリカのスーパースター”ジャイアント・バーナード。カール・アンダーソン、一夜復活したペガサス・キッドとタッグを組んで、CHAOSの矢野通&邪道&外道とメインで激突!
バーナードは、たじろぐ邪道&外道を蹴散らし、矢野を握手だけで圧倒するモンスターぶりを発揮! また、スラリとした体系のペガサスは、バーナード&アンダーソンを踏み台にしてのスーパートペを披露! バーナードも続いてトペにいくそぶりを見せるノリノリぶり。会場のムードも最高潮だ。
このあとペガサスは矢野組に捕獲されるが、反撃に転じたバーナードは獅子奮迅の大活躍! アンダーソンも勢いのあるモンキーフリップで好フォロー。そして大乱戦の中、最大のハイライトが訪れた。なんと場外のテーブルに矢野を寝かしたバーナードが、セカンドロープから場外へ飛び込むスーパーダイブ! これには観客も総立ちで大熱狂!
最後はアンダーソンがガンスタンで試合を決めたが、この日のリングアナになにやら因縁をつけられたバーナード。一度は、相手に屈したようにみせかけて、ジャイアントプレスを決めると、場内からヤンヤの大喝采。主役としての存在感を見せつけた。
また、アメリカンなノリの観客人気を集めたのが、プリンス・デヴィット、タイガーマスクといった軽量級の選手たち。
第1試合のAKIRA vsデヴィットでは、デヴィットのハイフライムーブで場内は大爆発! また、第2試合のタイガーマスク&田口隆祐vs金本浩二&タイチは、観客を挑発する金本&タイチが、大ブーイングを誘発! “キラーなアニキ”金本がタイガーのマスクはぎを指示すると、アメリカ人のちびっ子から「ノー!」と悲鳴が起こる一幕も。
試合後は、リングサイドで選手によるサイン会が実施され、こちらも大盛況。『Camp Zama Slam Fest』は、最後まで熱気に溢れた大会となった。
■『Camp Zama SlamFest』
■10月25日(土)
[第1試合]
20分1本勝負
○プリンス・デヴィット
(7分55秒 雪崩式ブレーンバスター→片エビ固め)
×AKIRA
[第2試合]
20分1本勝負
○田口隆祐
タイガーマスク
(13分19秒 ラウンディングボディプレス→エビ固め)
×タイチ
金本浩二
[第3試合]
20分1本勝負
井上亘
後藤洋央紀
○永田裕志
(16分04秒 バックドロップホールド)
×岡田かずちか
大森隆男
中西学
[第4試合]
30分1本勝負
○真壁刀義
蝶野正洋
棚橋弘至
(17分02秒
トップロープからのキングコングニードロップ→逆エビ固め)
×石井智宏
飯塚高史
中邑真輔
[第5試合]
30分1本勝負
○TAJIRI
(13分12秒 横入り式エビ固め)
×スーパー・ストロング・マシン
[第6試合]
30分1本勝負
ペガサスキッド
カール・アンダーソン
○ジャイアント・バーナード
(15分48秒
ガンスタン→片エビ固め)
邪道
×外道
矢野通