ライガーが一瞬の切り返しで青木に勝利!/6月22日プロレスリング・ノア試合結果
プロレスリング・ノア
「Southern Navig.’09最終戦」
6月22日(月)
東京・後楽園ホール
第5試合
45分1本勝負
青木篤志“閃光十番勝負”第8戦
○獣神サンダー・ライガー
(13分45秒 足折り回転エビ固め)
×青木篤志
=試合経過=
ライガーは、手拍子で迎え入れられて入場。序盤はグラウンドの攻防になり、ライガーがロメロスペシャル、変型カベルナリア。その後、後ろ手に取られた青木がリング内を走り、その勢いを利用してライガーを場外へ放り出す。そして、トペスイシーダで突っ込んで行った。
リングに戻り、コーナー付近で逆転したライガーが、青木をコーナー最上段に乗せて雪崩式攻撃を狙う。しかし、青木も反撃してコーナー上でライガーの腕を捕獲。そのまま雪崩式アームブリーカーの荒技を見せる。
ライガーは風車式バックブリーカー、ランニング掌底で反撃。だが、青木もニールキック、串刺しエルボー、ノーザンライトスープレックスなどで逆襲。一進一退の攻防が続く中、ライガーがパワーボムホイップ、ダイビングボディプレス2連発と畳み掛ける。これに対し青木は、ライガーのブレーンバスターワキ固めに切り返して対抗し、連続ノーザンライトスープレックス、ノーザンライトボム。
そして、青木は両手を広げたアピールからチキンウイングアームロック。さらに、腕ひしぎ逆十字固めに移行してグイグイと絞り上げる。ライガーもロープに手を伸ばすものの、青木は力で押し戻してさらに絞る。しかし、すんでのところで取り逃がしてしまう。
すぐさま次の攻撃を試みる青木だったが、ライガーが素早く体を入れ替えて足折り回転エビ固め。一瞬の切り返し技で勝利を収めた。
試合後、ライガーが「納得いかないんだったら、もう1回、2回、3回、お前とならやってやる」とマイクアピール。対する青木も「次はギブアップか3カウントをきっちり獲るから、何度でもやりましょうよ」と返答。お互いに1発ずつ頬を張り合うと、ライガーが握手の手を差し出す。しかし、青木はその手をはじいて退場して行った。
=試合後コメント=
ライガー「まだ若いから一直線だよ。ホントに(腕を)へし折られるかと思った。最後は、こういう闘いもあると。彼が納得しないんなら、納得させるまで試合をするつもり。ノアも新日も関係ないんだよ。いい選手はいいんだよ。凄い選手は凄いんだよ。団体がどうのこうのじゃない。凄いかどうかなんだよ。彼は凄い。他団体の若いのも凄いということさ。現状からJr.の将来を見て何の不安もないし、凄い奴らとの闘いに加わって行きたい。ノアのファンも歓声で迎えてくれて、凄く気持ちよかった。ファンも分かってるんだよ。頑張って行こう! プロレスは面白いと思う! みんな頑張ろう。テレビ局も頑張ろう。記者も頑張ろう。レスラーも頑張ろう。ファンも頑張ろう。みんな頑張ろーーーー!!」