「G・B・Hなんてとっくに終わってる。狙うは飯塚のみ!」天山広吉が次期シリーズのカードについてコメント
5月3日の福岡大会で、網膜はく離による欠場から復帰した天山広吉選手。5月24日に闘魂SHOP水道橋店で開催された復帰後初となるイベントの終了後、マスコミの取材に対応。今後の展望などを語った——。
–5月3日福岡大会、5月5日〜6日後楽園ホール2連戦、5月6日プロレスリング・ノア日本武道館大会と4戦を終え、コンディションは?
天山「練習と本番の試合というのは、思っていた以上に違っていた。少しでもそれに慣れて行くしかない。もっともっと自分の思っている動きが試合でできるように、そして元気な天山広吉を見せられるように、勝ちに行きたいと思います」
–ノア武道館大会では、小橋建太選手と初めて対戦したが、その感想は?
天山「やってみて本当に新鮮な気持ちになったし、小橋建太という選手と対峙して、改めて強い男だと思いましたね。チョップを受けたりしたことで、小橋建太の強さというのはビンビン伝わって来た。自分ももっとコンディションを上げて行って、機運が上がれば、ぜひ、またやってみたいと思いますね。
–シングルマッチもやってみたい?
天山「そうですね。ただ、今は新日本で復帰したばかりなので、(新日本のリングで)自分のポジションを見つけないといけない。休んでいた分を取り戻すというか、自分の居場所というのをハッキリと見つけないと。だから、お互いにそういう状況が整って行けば、いずれまたリングで闘うことがあるんじゃないかと」
–5月30日から開幕する次期シリーズでは、真壁刀義選手、本間朋晃選手、井上亘選手と組むことが多いようですが?
天山「別に組みたくて組もうとしているわけじゃない。ぶっちゃけ『何で組まれているのか??』という感じ。俺は、誰の助けもいらないと思っている」
–真壁選手が一部報道で、天山選手にG・B・H入りをすすめていたようですが?
天山「G・B・Hなんて、自分の中でとっくに終わってる。何でいまさら組まなくちゃいけないのか? 今さらアイツらと組む意味が分からない。それこそ、試合をボイコットしてやりたいですよ」
–自分でやられたように、組むと見せかけて後で裏切るという作戦はどうか?
天山「『G・B・Hだ』「CHAOSだ」と、アイツらが勝手にもめているだけ。もう、そういうのに巻き込まれたくないですよね(苦笑)。ハッキリ言って考えたくもない。俺は俺で、どっちに惑わされることなく、自分の道を探して行きたい。今は、目の前の飯塚高史をやるしかない。アイツが一番気に食わないし、俺にとっては邪魔な奴でしかない。今度こそアイツをブチ殺す」
——自身の欠場中に勃発した軍団抗争にもかかわらず、否応なくその渦に巻き込まれる形となった天山選手。不本意なマッチメークに異論を唱え、ボイコット発言まで飛び出してしまった。果たして、次期シリーズで天山選手はどんな行動を起こすのか? そして、ますます混迷を極めるやも知れぬ新日本マットはどうなるのか? 非常に気がかりな状況となった。