永田克彦、初挑戦のタッグマッチで奮闘!/5月24日ZST有明大会試合結果
ZST.20
5月24日(日)
東京・ディファ有明
第4試合
ライト級タッグマッチ
15分3本勝負
△永田克彦
宮田和幸
(15分00秒 時間切れ引き分け)
△奥出雅之
山田哲也
=試合経過=
レスリング日本代表として2000年のシドニーオリンピックに出場した永田と宮田が“五輪コンビ”を結成。この試合は、KOされた選手が次々と退場していく、3本勝負のZSTルールとして行なわれた。
序盤、奥出と山田は素早いタッチワークを駆使して、永田、宮田の攻撃を寸断。鋭い打撃を浴びせながら、試合の主導権を握る。
宮田対山田の場面、ハイキックで押し込んできた山田に対し、宮田は胴タックルで組み付く。逃れようとする山田のバックを取ると、強引に持ち上げてジャーマンスープレックスで叩きつけた。
その後、永田対山田となり、永田は胴タックル。一度は離れるも、山田の打撃をかいくぐってテイクダウンを狙いに行く。これを耐えた山田はハイキックで対抗し、パンチの打ち合いとなる。
スイッチした奥出は、永田とパンチの打ち合い。有効打を与えた永田だが、奥出は間合いを取って、組み付いてきた永田から離れた。
終盤、宮田は奥出に飛び膝蹴りを見舞い、打ち合いからバックをとってこの日2発目のジャーマンスープレックス。そのままマウントポジションを取るも、奥出に逃げられてしまう。
続く、永田と山田のパンチ合戦から、山田が裏拳。永田はフックで応戦。出てきた奥出とも打ち合い、そこから組み付いてバックを取るも、奥出が耐えるとここで時間切れ。0-0のドローとなった。
=試合後コメント=
永田「タッグマッチが難しかったかなというのはあるし、やりにくさもありました」
宮田「相手をがぶった状態からが自分の得意技なんだけど、取れる感じの時に何回かタッチをされてしまったので。ペースを握れなかった」
永田「(奥出と山田は)タッグのルールを最大限にいかして闘っているなと。後は特にこれというのは感じなかった」
宮田「向こうは慣れている感じが(あった)。あんまり向こうのコーナーから離れていないなと、10分くらい経ってから気付きました。ちょっと遅かったですね(苦笑)。次の試合の事を考えすぎて、ちょっと先輩(永田)に頼ってしまった部分もあったので、それは反省しています」
永田「もちろん消化不良ですし、僕自身も宮田君に頼ってしまった部分が凄くあったと思う。1+1が3とか4にならなきゃいけないんですけど、相乗効果は出来なかったと思うので。申し訳ないという気持ちです。(『今後、また組んで闘う可能性はあるか?』)相手次第ですよね。この相手だという凄い相手がいたら、やってみたいと思います。こういう舞台に出させてもらっている分、もっと(会場を)沸かせられるように。持ち味のレスリングの技が今回はぜんぜん出せなかったので。レスラーらしく勝つというのを、また機会があればそういう闘いを貫きたい。ZSTルールの中で勝つのは大変なところもあると思いますけど、自分自身のスキルを上げる意味でもそういう目標を持ってもいいかと思います。海外でやりたい気持ちもあるので、それに向かって1つ1つ勝って実績を残していきたい。海外のメジャーなイベントに上がって勝ちたいというのはあります、日本人として」