合気道を応用した新技開発にも着手!/地元凱旋の後藤洋央紀に独占インタビュー
5月3日「レスリングどんたく2009」でのIWGPヘビー級王座挑戦を目前に控えている後藤洋央紀選手。4月18日の桑名大会で、地元凱旋を果たした。
いち早く現地入りしていた後藤選手は、旧友や知人たちとの交流で、十分に鋭気を養った。また、前日(17日)には都内にある養神館本部道場を訪問。養神館合気道の極意に触れ、プロレスの闘いに応用するヒントを掴んだという。悲願のIWGP戴冠に向けてますます絶好調な後藤選手を、桑名大会の試合前に直撃した——。
–合気道特訓の感想は?
後藤「いや〜〜! 凄かった。カルチャーショックですね。(右前腕を触りながら)ただ掴まれただけなのに、まだ腕が痛いんですよ。それと、自分より体の小さい人に吹っ飛ばされましたからね。この凄さは、実際にやられてみないと本当に分からないですね」
–合気道は、プロレスにも応用できると思いますか?
後藤「使えますね。人と違うことをやるという意味でもいいし。プロレスと合気道の融合という新しいスタイルを確立したい。今後も(養神館本部)道場に通うことにしました。すでに道着も購入済みです」
–桑名大会は凱旋興行となりましたが?
後藤「サムライTVさんの取材で、自分の思い出の場所などを回ったんですけど、『やっぱり、地元って大好きだな』って改めて思いましたね(笑)。たぶん、その映像を見れば、自分がどれだけ桑名が好きかということが、分かってもらえると思います(笑)」
–場内にも後藤選手を応援する横断幕がたくさん出ていますが、それだけ期待を感じるのでは?
後藤「これをプレッシャーに感じずに、力に変えて頑張りたいですね」
–当然、次はIWGP王者として凱旋する?
後藤「前回来た時も『ベルトを持って来る』と言ったのに、それが叶えられてない状態なんで。今日を弾みにして、次の時こそベルトを持って来ます!」
——このほか、「福岡のIWGP戦までに、合気道を応用した新技を開発したい」と意欲満々に語った後藤選手。天下取りにまい進する荒武者に、また一つ大きな武器が備わった。