田口、ロウ・キーからJr.王座奪取でドーム参戦を見据える
12月7日大阪大会にて、IWGP Jr.ヘビー級王者・ロウ・キー選手に挑戦する“ファンキー・ウェポン”田口隆祐選手。今年9月からの訴えが実り、ようやく挑戦権を獲得した田口選手に、タイトルマッチに向けての意気込みを訊いた——。
–現在のコンディションはいかがですか?
田口「体調は大丈夫です。インフルエンザの予防接種も受けましたし。今、自分にとっていい方向へ自然と流れている。今シリーズ、ロウ・キーとの前哨戦が毎日組まれていますけど、色々攻防をやっていくうちに、さらにいい流れになっているのは間違いない。大阪でのベルト戴冠に向けて万全ですね」
–ロウ・キー選手と実際に肌を合わせて、どのような印象を受けましたか?
田口「今まで見ていた印象としてはトリッキーだと感じたんですけど、実際にやってみるとあまりそういうところを感じさせなかったです。そういう動きをされても、目がついていって体が動くので。僕のコンディションがいいのもあるんでしょうけど、あまりトリッキーさは問題無いです。スピードもあまり変わらないし、打撃の重さを警戒するだけで、あとは体重差が結構あるので、そこらへんを活かせばチャンスがあると思います」
–ロウ・キー戦に向けて何か新技等の秘策はありますか?
田口「新技は無いですけど、(未公開の)首Q(首Qの字固め)、ズコットからのコイナリサンくらいですね。ただ、どっちも小技でちょっと見た目が地味なんで(笑)。フィニッシュとしてどうなのかと。もしかしたら出すかもしれないです」
–タイトルマッチを行なう会場は、昨年王座陥落した大阪府立体育会館ですが、その辺りは気にしていますか?
田口「去年みたいにメインだったらプレッシャーがあったんですけど、5試合目くらいなので。試合順でプレッシャーを感じる事は無くなったんですけど、大阪府立であまり勝っている印象が無いので、この一戦でそれを払拭します。大阪の街は、特に夜の街が好きなので(笑)、繰り出したいんですね。ただ、今回は大阪が終わったら(泊まらずに)東京へ帰るので(苦笑)。誰かに『祝勝会をやろうや。ちょっと残ってくれや』と言ってもらえるように頑張ります(笑)」
–来年1月4日東京ドーム大会に、ミスティコ選手など世界の強豪選手が参戦します。ロウ・キー選手からタイトルを奪取し、そういった選手と防衛戦をしたいという気持ちはありますか?
田口「そうですね。ここでベルトを獲ってドームに出たいですね。ミスティコの他にも、TNAからも外国人選手がたくさん来ますし。そういう選手たちと防衛戦をやって、田口隆祐の名前を世界中に知らしめるという展開が理想です。それにはまず大阪でベルトを獲らないと始まらないので、大阪は自信を持って臨みます」
–田口選手は以前、メキシコ遠征を経験していますが、ミスティコ選手と何か接点はありますか?
田口「試合をした事はないんですけど、話をした事があります。見た事の無いような動きをする選手ですよね、ミスティコは。メキシコのスーパースターですし、シングルで倒したとなれば、『あのタグチか』みたいにメキシコで僕の名前が広まると思うので。CMLL、TNA、世界から呼ばれるような選手になりたいです。あと、(獣神サンダー・)ライガーさんとは防衛戦をした事がないですし、タイガー(マスク)さんも『ベルトを獲ったらやろう』と言っているので。団体内外問わず、誰もが狙っているのはIWGP。来るものは拒まず、誰でもかかってこいと。ベルトを獲ったらそういうスタンスでやりたいです」
12月7日(日)
大阪・大阪府立体育会館
16:00試合開始