真壁と田中の初シングルは大流血戦! 中西は3WAYで敗退!/8月3日ZERO1「火祭り’08」優勝決定戦 試合結果
ZERO1-MAX
「熱-1 GP 火祭り’08 -勇王邁進- 優勝決定戦」
8月3日(日)
東京・後楽園ホール
第2試合
時間無制限1本勝負
火祭りBブロック 優勝決定戦出場者決定3WAYマッチ
○田中将斗
(7分24秒 スライディングD→片エビ固め)
×大森隆男
中西学
=試合経過=
勝ち点5で並んだBブロックの3選手が優勝決定戦進出を懸けて激突した3WAYマッチ。最初に勝利をあげた者が優勝決定戦進出の権利を得る。
大森がリングに入ろうとした田中に蹴りを入れる。すると、中西は大森を場外へ追いやり、田中へプランチャ。そのまま3選手は、客席へなだれ込んで場外乱闘を繰り広げる。
田中と大森はリングに戻ると、2人がかりで中西を攻撃。だが、中西は逆水平チョップを駆使して反撃。喉へのクロスチョップを2人に浴びせ、さらには合体ブレーンバスターを狙った2人をノーザンライトスープレックスでまとめて投げ飛ばす。
中西は、田中をブレーンバスターで投げようとした大森に加勢。合体ブレーンバスターで田中を投げる。ところが、大森は中西に張り手。怒った中西は、大森をコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスターを狙う。すると、田中が下から中西を持ち上げてパワーボム。同時に大森もリングの中へ転落させる。
田中が中西にスーパーフライでダイブすると、大森はその田中をフルネルソンバスター、アックスボンバーでフォール。これをカットした中西は、大森に串刺しラリアット、ブレーンバスタースラム、ニードロップをお見舞いする。
中西はロープへ走るが、リング下の田中に足を掴まれて転倒。その隙に大森は、アックスギロチンドライバーで中西をカバーするが、カウントは2に終わる。
大森はダイビングニードロップを中西に投下。これを中西が避けると、ここで田中がリングに入り、スライディングDから大森をフォール。
すると、中西が大森に覆いかぶさった田中をぶっこ抜きジャーマンで投げ飛ばす。この間に蘇生した大森が中西にアックスボンバーを浴びせ、3人はダウンする。
最初に立ち上がった大森は、中西を捕まえてアックスギロチンドライバーの構えへ。これを中西はパワーボムで切り返す。だが、ここで田中が素早く中西にスライディングD。これで中西を場外へ追いやると、立て続けに大森の後頭部へスライディングDを浴びせ、3カウントを奪取。田中が優勝者決定戦に駒を進めた。
=試合後コメント=
中西「さすがやのぉ。闘い慣れとる、3WAYを。まぁ、田中将斗を倒すのは次に持ち越しや。これからや、これから! G1、燃えるぞ」
第6試合
時間無制限1本勝負
火祭り’08優勝決定戦
○田中将斗
(Bブロック最高得点者)
(19分37秒 スライディングD→片エビ固め)
×真壁刀義
(Aブロック最高得点者)
=試合経過=
真壁と田中によるシングル初対決が実現した「火祭り」優勝決定戦。本間を引き連れて登場した真壁は、大ブーイングの中で入場。それでも不敵な笑みを浮かべ、ブーイングを心地よさそうに浴びる。
田中は、真壁に串刺し弾丸エルボーを放ち、そのままコーナーに乗って上からエルボーを落とす。だが、真壁は田中をパワーボムで叩きつけて脱出。田中を場外へ追いやり、本間に攻撃させる。
ところが、田中はイス攻撃で本間を撃退。続けて、テーブルの上に乗せた真壁にスーパーフライでダイブ。真壁を南側客席の通路へ連れて行き、全力疾走してのラリアットを浴びせる。
しかし、真壁は本間の加勢もあり、田中に反撃成功。ここで額から出血した田中の顔面は見る見るうちに真っ赤に染まり、真壁は容赦なく攻撃を継続。場外に設置したテーブル目掛けて田中をアバランシュホールドで叩きつける。
真壁は、場外カウント19でリングに生還した田中をチェーンで絞首刑。そして、テーブルを設置したコーナーに田中をハンマースルーしようとする。だが、田中は真壁を逆にテーブルへ衝突させ、テーブルの破片で真壁の頭部を殴りまくる。この攻撃で真壁は流血する。
田中がジャーマンスープレックスを狙うと、真壁は急所蹴りで脱出。串刺しラリアットからのパワーボムで3カウントを迫る。
対する田中は、スピアー、垂直落下式ブレーンバスター、そしてスーパーフライで真壁に対抗。さらにスライディングDでカバーするが、真壁はカウント2でクリアする。
本間がレフェリーを押さえている隙に、真壁は田中に急所パンチ。後頭部&正面へラリアット、ジャーマンスープレックスホールドでピンフォールを狙うが、いずれもカウント2に終わる。
真壁はレフェリーが見ていない間にチェーンを手に巻き、チェーンラリアット。そしてキングコングニードロップを投下するが、田中は間一髪で回避。
ラリアット、エルボー合戦を弾丸ローリングエルボーで打ち勝った田中は、スライディングDで真壁をカバー。だが、真壁はカウント1でキックアウト。すると、田中は間髪入れずラリアットからスライディングD。これで3カウントを奪い、田中が「火祭り」3連覇。真壁は準優勝に終わった。
=試合後コメント=
真壁「あれだな、9割5分は俺が攻めてた。勝機はこっちにあったんだよ。いつもいいところで神様はそっぽ向きやがる。女と一緒だな。ナメやがって。今日は“名調理人”も、ちょっとだけ誤っちまったな。これも現実だ。女と一緒でやっちまわねぇと分かんねぇよ。(『田中選手とは初シングルだったが?』)どっかのマグロ女と違って、手応えあったよ。名調理人が材料に最後の最後でキックアウトされた。そんだけだ。オイ、これだけは言っておくぞ。火祭り、また気が向いたら参戦してやるよ。首を洗って待ってろ。田中、大谷、あと佐藤(耕平)だったな。次に当たる時はぶっ潰すとかじゃねぇ。粉々だ。田中、この業界にいる限り、逃げられると思うなよ!」