永田選手、「G1」に向けて仰天トレで体をリフレッシュ!
8月5日、永田裕志選手が「G1 CLIMAX 2008」に向けて公開練習を敢行した。
公開練習の舞台となったのは、三澤威メディカルトレーナーがオーナーを務めるエイジレスサロン「レタス」。スポーツとエステの要素を組み合わせた技術を提供する全く新しいタイプのサロンで、三澤トレーナーや現役レスラーによるレッスンも行なわれている。
この「レタス」で永田選手は、「ただ道場で(公開練習を)やるのは面白くない。最近、ウチの女房がコアリズムという(エクササイズ)をやっていて、こういうものを練習に取り入れてもいいかなと。1回やってみたかったんですよ」との理由で、なんとエアロビクス特訓という仰天トレーニングを披露した。
永田選手と一緒にエアロビクスをしたのは、井上愛さんと茅原由佳さん。井上さんがインストラクターとなり、エアロビクス初挑戦の永田選手と茅原さんを指南した。
井上さんの動作を真似しながら体を動かした永田選手。時折、動作を間違える場面も見られたが、井上さん、茅原さんになんとか付いていこうと一生懸命。約30分にわたる初エアロビクスを汗だくになりながらもやり切った。
すると、井上さんから「ナガタロックIIを是非かけてほしいです」と突然のリクエスト。永田選手は、戸惑いつつも協力してくれたお礼にちょっと照れながら技をかけた。
「『G1』に向けて追い込んでいて体が固くなってきているところで、この動き1つ1つで体も柔らかくなるでしょうし、心肺機能も高まる。ぶっつけ本番だったので、動きとかはよく分からないですけど、先生の動作を見て(真似をした)。プロレスで相手の動きを見て反応するという部分でも凄く役立ちました。やってよかったです。またやってみたいですね」と、初エアロビクスの感想を語った永田選手。厳しいトレーニングを積んでいる中で、体をリフレッシュできたようだ。
「G1」の話題になると、「復帰してから非常にいい調子で体調も上がってきた。今回のメンバーは充実していますが、『やっぱり永田裕志(が優勝)だった』『やっぱり永田裕志は凄い』というのを見せられたらなと。やっぱり、自分が満足できるファイトを完璧にできる状態で主張をしていきたかったので、今まではあえて黙ってきましたけど、この『G1』が終わってから主張して前へ出て行きたいです」と7年ぶりの優勝に意欲。
初戦の中邑真輔戦については、「僕自身、去年(『G1』準決勝)の中邑との闘いは、凄く納得できる部分が強かった。『これぞ新日本』という闘いだったと思うんですよ。それをああいう形で終わらせてしまった事(中邑の試合中の負傷)に僕も無念さを持っているので、自然と力が入るでしょうね」とコメントしていた。
また、「G1」優勝者がIWGPヘビー級王者・武藤敬司選手に挑戦する事については、「IWGP(ヘビー級王座)挑戦者決定戦みたいな嫌なムードがあるけど、闘いによってIWGPのチャンピオンよりも『G1』のチャンピオン、もしくは『G1』の闘いの方がおもしれぇじゃんというのを見せつければ、IWGPのチャンピオン(武藤敬司)にもプレッシャーをかけられる。それが今回の参加選手の使命なんじゃないかな」と、8月17日両国大会に来場するIWGP王者に「G1」の過酷さ、偉大さを見せつけると述べていた。