事実上の「NJC」決勝戦! 一騎打ちを目前にした棚橋、後藤が意気込みをコメント!
3月7日 15:30より、新日本プロレス本社で「NEW JAPAN CUP 2008」(以下NJC)についての記者会見が行なわれ、3月9日名古屋大会の公式リーグ1回戦で激突する棚橋弘至選手と後藤洋央紀選手が、その意気込みをコメントした。両者の一騎打ちは、昨年11月11日両国国技館大会のIWGP選手権試合以来となる。
=両選手のコメント=
後藤「『NJC』の1回戦がいきなり棚橋弘至ということで、11月のIWGP戦のリベンジを果たす機会がこんなに早くやって来るとは思っていなかったので、非常にうれしい。組まれた以上は必ず勝って、決勝である(3月23日)尼崎に繋げたいと思います。俺の中では、この1戦が決勝戦だと思っています。名古屋で勝てば、優勝も見えてくる。必ず勝って尼崎に繋ぎます」
棚橋「今、後藤選手から『組まれてうれしい』という発言があったんですけど、どっちかというと組まれてうれしいのは俺の方。昨年の11月に両国でタイトルマッチをやりましたけど、あの日の快感を、あの日のエクスタシーを、もう1回味わえるのかと思うと、俺の方がうれしいです。後藤洋央紀という選手は、俺にとって“麻薬”です。早く試合がしたいです。その上で俺が勝って、必ず決勝である尼崎に進みたいと思います。名古屋を制する者が『NJC』を制す」
=マスコミとの質疑応答=
–今回は前回と違った試合展開になる?
棚橋「昨年の11月の時点よりも、俺のチャラさというのはさらに磨きがかかっている。その部分をどう乗り越えて行くかというのは、後藤選手次第じゃないかと」
後藤「試合の流れは、その時になってみないと分からない。11月、自分は首を攻めて行ったが、最後は負けてしまった。今回は確実に首を掻っ切りたいと思います。そのための技も考えてあります。次は必ず棚橋弘至の首を獲りたいと思います」
–前回の試合はベストバウトとさえ言われたが、それを超えたい?
棚橋「俺は無限ですから。どんだけハードルが上がっても軽く超えますよ」
後藤「前回を超えるとか、そういうプレッシャーにすることはあまり考えてない。まぁ、こういう場で相手が棚橋弘至ということなので、評価はみなさんがすることですが、超える可能性は高いんじゃないですか?」
–2人とも地元(棚橋=岐阜県大垣市、後藤=三重県桑名市)が近いが?
後藤「負けられないですね。地元からも応援が多く来てくれます。そういうものを背負って闘います」
棚橋「俺は俺のために闘いますよ」
–お互いの苦手な所は?
棚橋「ないですよ。俺は(後藤が)好きなんで。ただ、俺の愛が届かないだけなんで」
後藤「チャラい男は苦手なんですよね。それだけです」
–後藤選手に中邑真輔選手からのアドバイスはありましたか?
後藤「そういうのはないですね。俺らRISEというのは、別に“みんなで助け合って上を目指そう”というユニットじゃないんで。アドバイスが欲しいとか、アドバイスしたいというのはない」
——質疑応答にもあったように、前回の一騎打ちは“新時代のIWGP戦”として絶賛された。今回もファンを熱狂の渦に巻き込む激戦になることは間違いない。両者が事実上の決勝戦と位置づける「NJC」屈指の好カードに、熱い視線が注がれる。
3月9日(日)
愛知・愛知県体育館
18:00試合開始
※NJC1回戦「棚橋vs後藤」、「金本vsアンダーソン」、「天山vs石井」を開催