次なる挑戦者はTNA? IWGP初防衛を果たした棚橋弘至が一夜明け会見!
11月12日午後、昨日の両国国技館大会にて後藤洋央紀選手を相手にIWGPヘビー級王座初防衛を果たした棚橋弘至選手が、一夜明け会見を開いた。
=棚橋選手のコメント=
「今日、朝起きまして、いつもの事ながら体が痛いなぁと。そういった状況の中で、昨日の闘いの余韻がまだ残っていて、スゲェ最高の気分ですね。対戦相手の後藤洋央紀は初挑戦だったにも関わらず、硬くなる事も無く、持っているものを全部出してきた。散々、チャラいとか嫌いとか言われましたけど、試合では言葉のやり取りではなくて気持ちのやり取りができて良かったなと。
やっぱり、新日本プロレス新時代の幕開けの鍵を握っていたのは、俺だった。その鍵を使って、ようやく扉を開ける事ができた。新日本プロレスは“新しいステージ”に突入しました」
続いて、この会見に同席した菅林直樹社長が、今後の展望についてコメントを出した。
=菅林社長のコメント=
「(棚橋選手に向かって)昨日は素晴らしい試合、お疲れ様でした。それでお疲れのところあれですが、休む暇も無く次のIWGP防衛戦は1月4日東京ドームとなります。挑戦者の第一優先権は、TNAにあると考えているので、相手はTNAに一任いたします。また、昨日アピールがありました真壁刀義選手、中邑真輔選手。鬼気迫る試合をした永田裕志選手もその中に入ってくるとは思いますが、永田選手は目標がカート・アングルに向いているようですので、その辺は色々と調整をしたいと思います」
菅林社長の発言を受けて棚橋選手は、「誰の挑戦でも受けます。俺の事を気に食わない奴、挑戦したい奴、誰でも構わない」と力強い返答。現在、3代目IWGPヘビーのベルトを持っているアングルを筆頭に、強豪ひしめき合うTNAだけに、「今、パッと浮かばないですけど、(去年1月に)TNAへ行った時に良い選手がいっぱいいたので。興味ある選手はいます」とコメント。TNAとの“全面戦争”が予想される東京ドーム大会では、IWGP&「G1 CLIMAX」の“シングル二冠王”として、頂上決戦に出陣する事を決意した。
また、昨日の31分を越える死闘で負傷してしまったという首については、オフ中の治療で万全の状態に戻して、次期シリーズに臨む事を明言。
“宿命のライバル”中邑選手が復活した事で、その動向に注目が集まっている新ユニットについては、「上手く回ればスマートなチームになると思う。まぁ、別の見方をすれば、中邑と後藤は凌ぎを削った方がいい」と、客観的に分析。抗争激化を見越した上でも、特に恐れる事は無いと自信を覗かせていた。
「世界中でIWGPチャンピオンは棚橋弘至なんで。プロレスの神様に愛されている棚橋弘至が、引き続きこのベルトを守り続けます」。新時代の先頭を走るIWGPチャンピオンとして、まずは目前に迫ってきた来年1月4日の東京ドームまで全力で駆け抜けていく事を誓った。
2008年1月4日(金)
「レッスルキングダムII in 東京ドーム」
東京・東京ドーム
開場15:00 開始17:00