「存在が好きじゃない」/後藤洋央紀が棚橋弘至を痛烈批判!
10月12日午後、都内のスタジオで行なわれたFIGHTING TV サムライの「新日本プロレス黙示録〜The Apocalypse of NJPW〜」の収録に、後藤洋央紀選手がゲスト出演。11月11日両国国技館大会「DESTRUCTION’07」での必勝を宣言した。
毎週、新日本プロレスを徹底特集している同番組の中で、凱旋帰国から現在までの闘いを振り返った後藤選手。まずはシングルで2連勝した山本尚史選手のことを、「蹴りは全然効かなかった。気持ちは伝わるが、技と体力がついて行ってない。(山本の変化は)まったく感じなかった」とバッサリと切り捨てた。
また、10月8日両国国技館大会で撃破した天山広吉選手については、「俺の見ていた昔の天山が戻って来た」と一定の評価をしたものの「(闘っていて)重さはまったく感じなかった。まだまだ重い相手と闘える」と余裕の表情で語った。
そして、話が「DESTRUCTION’07」で対決するIWGPヘビー級王者・棚橋弘至選手に及ぶと、その毒舌へさらに拍車が掛かる。「基本的に棚橋弘至という存在が好きじゃない。髪型とかもチャラチャラして気に食わない。もう(色を)染めている時点で(ダメ)」と、いきなり棚橋選手の存在自体を堂々と否定した。
さらに後藤選手は、メキシコ遠征からの凱旋帰国試合(8月25日松阪市総合体育館)が、棚橋選手負傷の余波を受けて1日早まったことを持ち出し、「棚橋のせいで試合が1つ多くなってますから、その怒りもぶつける」と憮然とした顔で吐き捨てる。また、両者は先シリーズ中に前哨戦で対戦しているが、それについても「パワーは自分が上。スピードでも負けていない。スリングブレイドとか、技は基本的に軽く感じた」と、後藤選手からは自信に満ちた言葉しか出て来なかった。
=番組収録後のコメント=
後藤「今回のワンチャンスでベルトを奪取したいと思っています。(棚橋とは)前のシリーズで何回か当たっていますけど、負ける要素は何ひとつない状態なんで、次の両国では新チャンピオン誕生。後藤洋央紀がチャンピオンになります。まぁ、気にする部分といったら、丸め込みとかの細かい技だけですかね。(棚橋は)外見もセリフも気に食わない。『愛してます』なんてね(苦笑)。俺には言えないし。愛する人間なんて1人だけでいいんですよ。両国では内容よりも勝敗。勝ちにこだわる。それでついてくるのが内容だと思う。どちらにしても凄い試合になる。その中で後藤洋央紀というインパクトを残して、その上で勝つ。ジャベにしてもそうだし、もしかしたら空中技も出るかもしれない。全てを出して勝ちます。勝たないと意味がないので。この前の両国では牛(天山)を食ったから、次の両国ではササミ(棚橋)を食ってやる。俺は好き嫌いがないんでね(ニヤリ)」
こうして、インパクトのある発言をしまくった後藤選手だったが、最後に「“新世代同士で新しいものを作り上げる”というのが1つのテーマ」とコメント。その言葉からは、勢いだけとは違うトップレスラーの風格すら感じられた。