2月18日両国大会まであと2日!/“エリートと雑草”BLACKvsGBHシングル頂上決戦!
第5試合
30分1本勝負
BLACKvsGBH スペシャルシングルマッチ“SANCTIONS”
中邑真輔
VS
真壁刀義
エリートと雑草、中邑真輔選手と真壁刀義選手をそれぞれ形容する言葉の1つである。
今やWEWヘビー級王者として破竹の勢いを見せる真壁選手だが、かつてはヤングライオン、Jr.戦線で苦闘を続け、2001年の海外遠征を機にヘビー級へと転向。帰国後は持ち前の反骨精神を前面に押し出し、ヘビー級戦線を引っ掻き回す存在となっていたが、2005年8月の「G1 CLIMAX」で左アキレス腱を断裂。長期欠場へと追い込まれた。
昨年1月の復帰後も、矢野通選手との抗争で厳しい局面に立たされていたが、越中詩郎選手と共闘し、IWGP暫定タッグ王者へ登りつめると状況が一変。9月には金村キンタロー選手からWEW王座を強奪。さらには天山広吉選手とヒール軍団“GBH”を結成し、一大勢力として新日本マットを席巻している。
かたや、破格とも言うべき日本武道館デビュー(2002年8月29日、対安田忠夫)、わずか1年3ヶ月のキャリアでIWGPヘビー級王座を奪取するなど、ここまでその大物ぶりを見せ付けてきた中邑選手。
昨年はアメリカでの海外修行も経験し、9月に帰国するや蝶野正洋選手と電撃合体。11月には急造タッグながら、蝶野選手と「G1 TAG LEAGUE」を制覇し、12月には棚橋弘至選手の持つIWGPヘビー級王座に挑戦した。
これまであまり接点の無かった両雄だが、1月30日牛久大会でのタッグマッチにて激しく交錯。試合後、真壁選手が中邑選手に宣戦布告し、両国大会でのシングルマッチが決定すると、両者の闘いは日を追うごとに激化していった。
怒りが沸点に達した真壁選手は、両国で中邑選手を血祭りにあげる事を宣言。対する中邑選手は辛辣な言葉で真壁選手をぶった斬り、あくまでも格下扱い。
プロレスラーとして歩んできた道のりがあまりにも違う2人だけに、リング上で己のプロレス観を激しくぶつけ合う事は必至。
蝶野選手が負傷欠場し(2月18日の両国大会で復帰)、現在BLACKの実質ナンバー1である中邑選手と、GBHの中心である真壁選手による、BLACKvsGBH頂上決戦。負けた方が国技館のリングで“制裁”される事になる。