いよいよ待ったなし! 2018年1月4日(金)『バンドリ! ガールズバンドパーティ! presents WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム』のダブルメインイベントⅡでIWGPヘビー級王座を掛けて、棚橋弘至を迎え撃つケニー・オメガ。
主張が真っ向からぶつかり合う“イデオロギー闘争”の渦中、王者・ケニーは棚橋に辛辣発言を連発! 衝撃の前編に続き、注目のインタビュー後編を掲載!
撮影/タイコウクニヨシ
通訳/小池瑞香
※以下、インタビューの序盤を無料公開!
■『WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム』
2019年1月4日(金) 15時開場 17時試合開始
※第0試合は16時スタート
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★前編はコチラ!「俺の“方舟”には、タナハシやタナファンの居場所はない」ケニー直撃インタビュー!
■あの番組では俺の試合はもちろん、俺の名前すら一回も出てこなかった! いったいどういうわけだ?
――ちなみに棚橋選手が主演した映画『パパはわるものチャンピオン』は見ましたか?
ケニー いや、観てないね。普段、俺はプロレスの映画はほとんど観ないんだ。まあ、後々で見ることもあるんだけどね。たとえばミッキー・ロークの『レスラー』とか、ハルク・ホーガンの『ノー・ホールズ・バード』なんかは観てるよ。
――では、棚橋選手が映画に主演したことに関しては?
ケニー タナハシのプロモーションの様子はいくつか観たよ。ただ、彼のフェイクなカリスマ性が簡単に見透かされちゃったような気がしたな。映画になったら、なおのことみんなにバレてしまうよ。……ああ、そうだ。プロレス界にも素晴らしい役者はいるよ。(YouTube動画の)『BEING THE ELITE』を観てくれよ。それから、Codyの出演しているドラマ(『ARROW』)トレイラー(予告編)を観てくれ。ああいうムービーこそが時間をかけて見るに値するモノだと思うね(ニヤリ)
――あとは棚橋選手を取り上げたTBSの『情熱大陸』というドキュメンタリーがあったんですけど、そちらも観てないですか?
ケニー ノー。それは知らなかったな。なんの話だい?
――最近、棚橋選手や内藤哲也選手、オカダ・カズチカ選手らが地上波のドキュメンタリー番組で取り上げられたんですが……。
ケニー ああ、その話か。フフフ。 いや~、おもしろいよね(苦笑)。たとえば、今年の『G1 CLIMAX』でナイトーと俺は最高の試合をした。タナハシが過去にやった試合とは比べられないほど素晴らしい試合をしたよ。でも『G1』終了後に地上波番組でニュージャパンが紹介されたときに、俺の試合を取り上げてくれたかい?
――それは、『G1』終了後に放送された『ファミリープロレス‼ 仮面ライダービルドもビックリの必殺技大集合SP』のことですかね。たしかにあの番組でケニー選手は取り上げられてなかったですが……。
ケニー じつは凄く楽しみにしてたんだ。いったい、テレビ局がどんな取り上げ方をするんだろうって。「もちろん俺のことも紹介するよね?」と思っていた。でも実際、番組では俺の試合はもちろん、俺の名前すら一回も出てこなかった! いったいどういうわけだ? チャンピオンとしてこれだけがんばっているのに、自分が所属している会社が何もサポートしてくれないなんて……。
――ガッカリされたわけですね。
ケニー 会社側がそういうスタンスならば、たしかに俺はヒールなのかもしれないな。あの時に「ああ、自分はもしかしてチーム・ニュージャパンじゃないのかな」と思った。「ただのTHE ELITE、あるいはゴールデン☆ラヴァーズの選手だと思われてるのかな?」「もしかしたら、俺の時代はまだ来てないのか?」とかね。そんなことを思ってたら、今度は「ナイトーでーす!」って感じだろ? いったいなんなんだよ?
――たしかに、地上波のテレビ番組で新日本が取り上げられるときに、ケニー選手が登場する機会が少ないというのは思いますが。
ケニー そういう状況を見ていると、「どれだけ人生を擦り削りながら、プロレスに自分を捧げても、時に手に入れられないものがあるんだな……」と思ってしまうんだ。そこを乗り越えるのか? 前進するのか? もしくは諦めちゃうこともあるかもしれない。でも、俺は常に前進するタイプだ。『G1』にも優勝したし、IWGPヘビーのベルトも取った、ベストバウトは何回も取った。でも、まだここでは止まれない。ただし、俺はタナハシのように政治的に人気を獲得していくことは望んでない。俺はみんなのためのチャンピオンになりたいんだ。
――日本の番組はともかくとして、今度カナダでケニーさんのドキュメンタリー番組が放送されるみたいですね。
ケニー ああ、じつはそうなんだよ。カナダHBOとTSNというスポーツネットワークで放送されるんだ。
――HBOというと以前、アンドレ・ザ・ジャイアントのドキュメンタリーをやりましたよね。
ケニー それはアメリカのHBOだけどね。もちろん同じHBO系列なんだけど、これはカナダのHBOだから、スタッフは少し違うんだ。
――でも、かなりビッグなお話ですよね。
ケニー たぶんね(笑)。俺はまだ番組内容を見てないんだよ。だから、どんな感じになるのか? かなりナーバスになっている。本当は10月には放送したかったんだけど、時間がかかっていて、放送は来年の2月か3月になりそうなんだ。
■そもそも俺がタナハシを倒したい理由は、ニュージャパンのためなんだ。
――では、東京ドームの話に戻りますけど、2017年はオカダ戦で、2018年はジェリコ戦を闘いました。その2つの大きな試合と比べて、今回の棚橋戦は違いますか?
ケニー 違うね。まずオカダは倒せないモンスターみたいな巨大なイメージがあって、自分の中でも「一番大きな山を越えないといけない」というような感覚でやった試合だった。
――ケニー選手にとってかなりチャレンジングな試合だったと。
ケニー そうだ。そして、ジェリコとの試合はどっちがベストなレスラーなのかを決める闘いだった。ジェリコは過去の世界のベストレスラー。よく言われることだけど、俺はこの時代のベストレスラー。だから “時代の対決”みたいな感じだったね。でも、タナハシとの試合は意味合いがちょっと違うんだ。
――そこは違いますか。
ケニー なんて言えばいいんだろう? 最近、タナハシ自身もネット界隈でもこの試合は「イデオロギー闘争」と言われている。まあ、そう思ってもらってもいいと思うよ。ただ、俺自身はそうは思ってないんだ。
――じつは棚橋選手が言うほど、イデオロギーは違わないということですか?
ケニー いや、それもまた違うかな(苦笑)。振り返ると、いままで俺が経験した東京ドームの試合は、最初がタグチだった。IWGPジュニアのベルトを賭けた試合で、大きなインパクトを残したかった。その次はKUSHIDAだった。いい試合ができたけど、残念ながら負けてしまった。ただ、そのおかげで俺は違う道を選ぶことができた。翌日から、ヘビー級への道を進むことができたんだ。それは自分にとって凄くプラスになる出来事だった。
――なるほど。
ケニー そして、2017年にはオカダに負けてしまった。でも、それも結局は自分にとってプラスになった。オカダに敗れた後、さらに進化して成長することができたからね。ジェリコとの試合は個人的にはともかく、ニュージャパンのためには凄くプラスになったと思う。
――『新日本プロレスワールド』の英語圏の加入者がイッキに増えましたからね。
ケニー そう。ジェリコ戦では自分のためだけじゃなく、会社のための闘いができたということだ。だから、もし今回のタナハシとの試合がイデオロギー闘争だと言うのなら、それは自分のためだけにしかならないかもしれなが、そもそも俺がタナハシを倒したい理由はニュージャパンのためなんだ。
――棚橋選手を倒すことは、新日本のためにもいいということですか?
ケニー イエス。だから、イデオロギーはそれほど関係ない。というのもニュージャパンのマジソン・スクエア・ガーデン(以下、MSG)での大会が来年4月に近づいているだろう? 考えてみてほしいんだ。もしも、タナハシがIWGPヘビー級チャンピオンとしてMSGのメインのリングに立ったら本当に最悪なことだと思わないか?
――そういう意味でも棚橋選手を倒す必要を感じているということですか。
ケニー そういうことだ。
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