いよいよ目前となってきた“秋のビッグマッチ”10月9日(月・祝)『KING OF PRO-WRESTRING』両国国技館大会。
今回は、セミファイナルで石井智宏の挑戦を受ける荒ぶる“権利証保持者”内藤哲也に現在の心境を直撃!!
■『KING OF PRO-WRESTLING』
10月9日(月・祝) 15:30開場/17:00開始
東京・両国国技館
★チケット情報/★対戦カード情報
★当日券は13:00より発売!
※「砂かぶり(パイプ椅子席)」「2F特別席(椅子席)」「2F指定席(椅子席)」は完売いたしました。
※「アリーナA(升席)」「アリーナB(升席)」はお席に余裕がございます。
※小中高生券の発売はございません。
★両国大会で『大サイン会』開催!! 飯伏、真壁、スカル、リコシェ、ファレが登場!FC撮影会は邪道!
■石井に「もう一歩上に上がりたいなら、あなたに必要なのは“言葉”なんじゃないんですか?」と言いたいんですよ
――さて、内藤さん。いよいよ10.9両国での石井選手との大一番が目前となりましたが、いまの率直な心境は?
内藤 石井ですか? ハッキリ言って、挑戦者として失格ですよ(キッパリ)。
――いきなり手厳しいですね……。
内藤 もちろん、一筋縄じゃいかない選手なのはよくわかってますよ。過去にはNEVERやIWGPヘビーを賭けて戦ったこともあるし、節目節目で俺の対角線にいた相手なんで。
――以前、内藤選手がヒザの手術で長期欠場中、解説として実況席からリングを観たときに、石井選手の試合に引き込まれたとおっしゃっていましたね。
内藤 ウン。見入ってましたよ。石井選手は観るものに伝わるものを持っているプロレスラーだなって思います。強いは強いですよ。実際、俺も連敗しているわけだし。でも、それでも石井選手は“あの位置”なんですよ。
――あの位置というと?
内藤 要所要所で強い相手に勝ってるかもしれないけど、IWGPヘビーには一回しか挑戦したことないし、『G1』の優勝予想で石井智宏っていう声がどれだけあったのかも疑問だし。ビッグマッチのメインを飾ることだって、ほぼほぼないですからね。その自分の立場を彼はわかってるのかなって。
――自分とは格が違うとでも言いたげですね。
内藤 「あなた、このままでいいんですか? もう一歩、上に上がりたくないんですか? もう一歩上に上がりたいなら、あなたに必要なのは“言葉”なんじゃないんですか?」って言いたいんですよ、俺は。
――内藤選手は前哨戦の試合後のコメントで、石井選手に対して「権利証がほしいなら口に出せ」とアピールしていましたね。
内藤 ええ。俺は思ってることを周りに伝えることが、石井選手が一段階上にいく鍵じゃないのかって思ってたんですよ。でも、あの男はとことん頑なでしたね。向こうはたまにコメントを出しても、「オマエがやりたいんだろ?」っていう一本調子に終始して。
――たしかに石井選手は内藤選手の挑発をうけて、「2連敗したままドームに行きたくないんだろ? リベンジしたいんだろ?」と発言していました。
内藤 そんな言葉じゃなく、俺は東京ドームでIWGPヘビーに挑戦できるっていう権利証への思いを聞きたかったですよ。会場に来るお客様や『新日本プロレスワールド』で観るファンも、一番聞きたかったのはそこだと思いますよ。
――内藤選手からすれば、石井選手の思いが伝わってこなかった、と。
内藤 その時点で「石井選手に権利証を取って、東京ドームに上がってほしい」なんて思ってる人は、ほとんどいないんじゃないですか? と、同時に石井が勝つと思ってる人もほぼゼロだと思うし。そういう空気も作れていない。これは、“挑戦者として失格”以外のなにものでもないですよ。
――周りからの期待感を高めていない、と?
内藤 そういうことです。べつにいらないならいらないで、それを口にすればいいんですよ? 俺は去年、インターコンチを獲ったときは「一言もほしいなんて言ってない」と、自分の意思は表明してましたからね。その自分の意思すら表明できない石井選手に、いったい両国大会を観る人は何を期待すればいいんですかって話ですよ。
――筋は通っているといえば、通っていますが……。
内藤 こうやって一応“舌戦”になってるのだって、すべて俺発信じゃないですか? まあ、そのへんが石井智宏という選手がいまいち突き抜けられない一番の原因だと思いますね。
■今回ほど俺が負ける確率が低い試合はないでしょうね。俺は100パーセント負けないですよ
――いまの話を聞いていると、内藤選手のモチベーションが心配になってくるんですが……。
内藤 フフフ、そこはいつも言っているように、相手が誰だろうと俺はお客様に満足してもらうような試合を全力でするだけですから。しかし、石井に対して逆の言い方をすると、俺がいくら挑発したところで、あの男は己を貫きましたよね。ほかの選手だったら、いままで大抵食いついてきたのに、とうとう石井は自分の姿勢を崩さなかった。
――それは「手のひらに乗ってこなかった」と言い換えられるかもしれないですね。
内藤 そうですね。そういう意味ではL・I・Jを2年以上やってきて、石井は“一番手のひらに乗らなかった”相手ですよ。だから、「ああ、石井は何を仕掛けても変わらないんだな。石井は石井なんだな」っていう、敵ながらたいしたもんだっていう気持ちもどっかにあります。ただ、ガッカリ感が大きいのもたしかなわけで。
――今回はどんな試合になると思いますか?
内藤 これまで石井選手との試合は盛り上がってきましたし、今回もそうなるとは思いますよ。向こうはあきれるほど頑固な選手ですけど、俺もわりかしそういうタイプだし(ニヤリ)。でもね、今回ほど俺が負ける確率が低い試合はないでしょうね。俺は100パーセント負けないですよ(キッパリ)。
――必勝宣言ですね。
内藤 だから、俺はもうその先も見てますからね。1.4東京ドームの相手は誰なんだろうなって。
■メインの勝敗予想? 俺の“理想”はEVILです。でも、“予想”はオカダです
――10.9両国では内藤選手の仲間であるEVIL選手が、オカダ選手のIWGPヘビー級王座に挑みます。ということは、ドームのメインがL・I・J同士の初めての王座戦になる可能性もあるわけで。あえて、勝敗予想を聞かせてもらえますか?
内藤 俺の“理想”はEVILです。でも、“予想”はオカダです。
――え、予想でオカダ選手の名前を挙げますか……?
内藤 フフフ。もちろん、L・I・Jというものをより広く発信するには、EVILとの闘いがベストですよ。しかもチャンピオン・EVILvsチャレンジャー・内藤のIWGPヘビー級王座戦なんていう構図は、『G1』前までは誰も予想だにしなかったカードだと思うし。
――たしかにEVIL選手の『G1』での活躍があってこそというか。
内藤 EVILがドンドン進化しているのは身近で見ていて感じるし、また肌を合わせたいなとは思いますよ。ただ、きっと多くのファンはオカダが勝つと思っているでしょう。俺もある種、プロレスファンですから、みなさまの予想と同じでオカダかなって(ニヤリ)。
――あえて、そう発言することでEVIL選手にハッパをかけているようにも思えます。
内藤 フフフ。でも、EVILも俺なんかにどう思われようが関係ないでしょうね。この周囲の予想をどう覆すのか? そのくらいの実力をEVILは持っているので、下馬評をひっくり返せるのかどうか。そのへん俺は注目して見ていますよ。
――10.9両国はメインとセミで、いろいろな思惑が絡み合う大会となりそうですね。
内藤 ええ。はたして“秋の両国国技館大会”は最後にはいったいどうなっているのか? そこはもちろん……トランキーロですよ(ニヤリ)。
■『KING OF PRO-WRESTLING』
10月9日(月・祝) 15:30開場/17:00開始
東京・両国国技館
★チケット情報/★対戦カード情報
★当日券は13:00より発売!
※「砂かぶり(パイプ椅子席)」「2F特別席(椅子席)」「2F指定席(椅子席)」は完売いたしました。
※「アリーナA(升席)」「アリーナB(升席)」はお席に余裕がございます。
※小中高生券の発売はございません。