第5試合は今年2月に右アキレス腱のケガで欠場していたヘナーレの復帰戦。大先輩である棚橋弘至と真壁刀義とトリオを結成し、ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.&エル・デスペラード組と激突。ヘナーレは真壁とのタッグで『WORLD TAG LEAGUE 2017』にエントリー、K.E.Sとは12.7山口で対峙する。
入場時、アーチャーは客席に向けて水を撒き散らしながらリングイン。ヘナーレは黒いショートタイツ、棚橋はゲームソフト『鉄拳』の登場キャラであるラースをモチーフとしたコスチュームで登場した。
ゴングのタイミングでヘナーレがスミスに突っかかる。しかし、スミスはフロントスープレックス。だが、ヘナーレも負けじと立ち向かっていくが、スミスはショルダータックルでダウンを奪う。すると、ヘナーレも意地を見せるようにフライングショルダー。
しかし、スミスは強引にヘナーレをバックドロップ。そして、馬乗りになってパンチを叩き込んでいく。さらにコーナーに叩きつけるとデスペラードとスイッチ。ヘナーレはエルボーを繰り出すが、デスペラードはテーピングが巻かれた相手の右足に集中攻撃。
続いてアーチャーがヘナーレの背中にハンマーパンチ。そして、豪快なショルダータックルを食らわせ、スミスと共に二人がかりでボディスラム。次はスミスがヘナーレの右足にレッグブリーカー。そのまま、自身もブリッジして足を固めていく。さらにリバースインディアンデスロック。そこにデスペラードも加わりキャメルクラッチで固め、ヘナーレを追い詰めていく。
ローンバトルが続くヘナーレ。アーチャーは串刺しボディプレス。しかし、ヘナーレは二発目をかわすと、真壁とスイッチ。真壁はアーチャーにエルボーを連発。スミスがカットインするも、真壁はラリアット。さらにアーチャーの頭上にナックルを叩き込み、ノーザンライトスープレックスを狙う。だが、これをこらえたアーチャーは、ロープに飛んで強烈なラリアット。
さらにアーチャーは真壁をロープに乗せるとブラックアウトを狙うが、真壁は間一髪で逃れ、左のラリアットで巨体をなぎ倒す。続いて棚橋がリングイン。アーチャーにフライングフォアアーム、スミスにエルボー、そしてデスペラードにフライングボディプレスを炸裂。
続いて棚橋はデスペラードにドラゴンスクリューを見舞い、ロープに走る。だが、これはアーチャーが妨害。ここで鈴木軍は棚橋にトレイン攻撃を狙う。デスペラードの串刺し攻撃はかわした棚橋だったが、K.E.Sが捕獲し、キラーボムの体勢へ。しかし、これは真壁がカット。さらに真壁は同士討ちを誘うと、スミスをラリアットで場外投棄。
リング上、デスペラードが棚橋にピンチェ・ロコを狙うが、これはヘナーレがトップロープからのフライングショルダーを炸裂。続いて棚橋がデスペラードにスリングブレイドを決め、最後はハイフライフロー。棚橋が3カウントを奪い、ヘナーレの復帰戦に華を添えた。
真壁「ナイスカットだコノヤロウ! やっぱアレだとキッツイなぁ! キッツイなぁ! 序盤には持ってこいだ! まだシリーズは始まったばっかだからなぁ! K.E.Sつったか、あのビッグマウス。テメェら、覚悟しとけよ! ベルトがかかってる、かかってない、そんなことはどうでもいいんだ。テメェらの伸び切った鼻っ柱、ヘシ折ってやっからよ~。覚悟しとけよ! 言っとくけどよぉ、俺とヘナーレは天下獲ってやるからよ! 見とけ!」
棚橋「タッグリーグにエントリーしている選手全員に負けないように、気持ちを高い位置にキープして東京ドームまで盛り上げていくから、白は任せろ。…ジェイ、消えろ!」
ヘナーレ「ヘナーレ、新日本ニモドッテキマシタ!今は痛みなんか何にもねぇ!(※足のテーピングを見せて)実際は足も腫れてるし痛みはあるけど、5週間病院でじっとしてなきゃいけないことに比べれば何てことねぇ! だから、痛みがあっても戦い抜くことができるんだ。休んでいる間、俺のプライドとかエネルギーが消えていくのを感じた。でも、こうしてニュージャパンで新たなチャンスをもらって、またリングで戦うことができるようになった。だからできる限り練習して強くなるだけだ。俺の人生、魂をかけて戦い抜いてやる!アリガトウゴザイマシタ」
ランス「全然関係ないぞ!今回なんでか分からないけど、ジュニアヘビーみたいなヤツがヘビーにいるけど関係ない!今回のタッグリーグはキラータッグリーグだから関係ない!」
スミス「オレたちはタッグのベルトを持っている!このベルトを持っているということは新日本と世界でイチバン強いタッグチームだ!スズキグンはイチバンでK.E.Sもイチバンだ!」
※デスペラードはノーコメント。