KIZUNA ROAD 2016

日時: 2016年7月1日(金) 17:30開場　18:30開始
会場: 青森・八戸市東運動公園東体育館
観衆: 1,366人

第2試合 20分1本勝負

デビッド・フィンレー
ウィル・オスプレイ

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　7・3盛岡で行われる天山＆ライガー＆タイガー＆田口vs石井＆桜庭＆ロメロ＆バレッタの最終前哨戦で、天山と石井が対決。なお、天山は『G1 CLIMAX 26』にエントリーされず、新日本プロレスのフロントに猛反発している。

　天山と石井の対決で試合が始まり、天山がショルダータックル合戦を制す。すると、オスプレイが乱入してモンゴリアンチョップを繰り出すが、天山が“本家”モンゴリアンチョップで報復。さらに、石井にもモンゴリアンチョップを食らわせた。
　フィンレー対オスプレイの場面。オスプレイがロープの反動を利用してバク転を繰り出すと、フィンレーがショルダータックルをお見舞い。しかし、オスプレイがショートレンジドロップキックでフィンレーを場外に落とし、トルニージョで追撃。
　ここから場外乱闘となり、オスプレイがフィンレー、石井が天山に大ダメージを負わせる。そして、石井＆オスプレイがフィンレーを捕まえ、オスプレイが変型卍固め、石井が逆水平チョップ、エルボー＆逆水平チョップ連射、オスプレイがロープのリバウンドを利用したバックドロップで追い討ち。
　さらに、オスプレイもエルボー＆逆水平チョップ連射をフィンレーに浴びせ、石井がヘッドバットで続く。しかしフィンレーは、石井のブレーンバスターを着地して突破口を開き、カウンターバックエルボーで逆襲。
　ようやく出番となった天山は、石井に対してモンゴリアンチョップ連射、ヘッドバット連射、串刺しラリアット、カーフブランディング、カウンターショルダータックル、モンゴリアンチョップ、ブレーンバスターと猛攻。
　さらに天山は、石井のラリアットを受け止め、ヘッドバットを浴びせる。だが、石井も天山のラリアットを受け止め、カウンターラリアットで挽回した。これでオスプレイが登場し、天山へ串刺しジャンピングエルボー、打撃コンビネーション。しかし、天山がマウンテンボムで報復し、フィンレーにタッチ。
　そのフィンレーはオスプレイに対し、エルボー連打、フライングフォーアーム。さらに、石井にはカウンタージャンピングエルボースマッシュを食らわせる。
　フィンレーの攻勢は続き、串刺しエルボースマッシュ、ミサイルキックでオスプレイに追撃。そこからエルボースマッシュ合戦を挟み、オスプレイがハンドスプリング技を繰り出す。しかし、フィンレーが受け止め、ワンハンドバックブリーカーをお見舞い。
　ところが、オスプレイがカウンター低空ドロップキックでフィンレーを転倒させ、頭をニュートラルコーナーへ激突させる。そして、コーナー最上段にフィンレーを固定し、顔面付近へトラースキックをお見舞い。そこからトルネードキックで追い討ちすると、最後はオスカッターで勝負を決めた。

COMMENT

オスプレイ「フィンレーは俺と同じ技できやがった。（ヨーロピアン）アッパーカット（エルボースマッシュ）を叩き込めば、あいつも同じアッパーカットを返してくる。頭と頭を突き合わせて2人で打ち合った。その結果、どうなった？見たらわかるだろ？マッパーカットパーティーでもするか？今日どちらが上かハッキリしただろ？どちらが世界最高であるかがな」

※石井はノーコメント

天山「いやあ、ホンマね、モヤモヤした感じで、試合もなんちゅうかね、集中も・・・。頭のなか全部ね、朝から晩まで『G1（CLIMAX）』のことしか考えられへん。もう、頭いっぱいですよ。でもね、試合もある。こうして今日は八戸、お客さんが喜んでるんで、しっかりファイトしないとアカンなと思いますけど、気持ちが我慢でけへんていうのもあるし。この『G1』、俺が出ないとっていうのもあるし。その（出場するという）頭しかなかったから。まだ俺、あきらめないですよ。もう1試合あるし。何かしら動きますよ。このままじゃ、試合やってるだけで、俺にしたら目標が消えたってことで終わってしまってるからね。とにかくもう、頭の中は『G1』でいっぱいやし、何としてでも、最後の賭けじゃないけど、ホンマ今年が最後やというつもりで出るって（思ってたから）。出るっていうのは頭の中に入ってるから。ちょっとしたチャンスでも逃がさない。最後の最後まであきらめへんから」

※フィンレーはノーコメント