初代STRONG無差別級タッグ王者組のデイビス＆フレッチャー（オージー・オープン／UNITED EMPIRE）が、アイザックス＆ネルソン（ウエストコースト・レッキングクルー／TEAM FILTHY）を相手に2度目の防衛戦を敢行。
　
　フレッチャー対ネルソンで試合が始まり、両者がショルダータックルを打ち合う。その後、フレッチャーがカウンターフロントハイキックで不意打ちに出ると、ネルソンはエプロンからロープ越しのスピアーを食らわせる。
　さらにネルソンは、フライングショルダータックル、串刺しダブルニーアタックでフレッチャーへ追撃。そして、アイザックスのボディブローからタックルで吹き飛ばす。
　その後もアイザックス＆ネルソンはフレッチャーを逃がさず、息の合った連携攻撃を連発。たまらずデイビスが助けに入るも、合体ブレーンバスターで投げられてしまう。
　続いてネルソンはコーナー最上段へ座るが、フレッチャーが下からのジャンピングハイキックで場外へ落とす。そして、フレッチャーがネルソン、デイビスがアイザックスを同時にエプロンへ叩きつける。
　今度はネルソンのローンバトルとなり、デイビス＆フレッチャーが2人同時にカウンターダブルスレッジハンマー、フレッチャーがランニングローキック、デイビスがセントーン。そして、デイビスがスリーパーホールドで絞る。
　それでもネルソンはダイビングボディアタックを繰り出すが、フレッチャーがカウンターニーアタックで迎撃。しかし、フレッチャーも大ダメージを被ってしまい、ネルソンが赤コーナーへ戻る。
　アイザックス対フレッチャーとなり、エルボー合戦でアイザックスが競り勝つ。そして、ランニングラリアット、串刺しラリアットで追撃すると、乱入したデイビスには顔面パンチをお見舞い。そこから2人まとめて串刺しラリアットを食らわせる。
　アイザックスの攻撃は続き、フレッチャーに対してジャックハマー、左右のエルボー連打、ジャーマンスープレックスホイップ。さらに、ネルソンと合体技を炸裂させる。
　その後、フレッチャーがネルソン、デイビスがアイザックスにバックを取られるが、2人同時にブレーンバスターへ切り返す。そして、ネルソンを挟んでエルボーを連発していくが、かわされて同士討ちになってしまう。
　そこから混戦となり、アイザックスがデイビスに張り手、フレッチャーがアイザックスにトラースキック、ネルソンがフレッチャーにトラースキック、デイビスに変型ドラゴンスクリュー。
　その直後、ネルソンがポップアップ式パワーボムでフレッチャーを叩きつけ、シーソーホイップでアイザックスへパス。そして、アイザックスがデスバレーボムを放ち、フレッチャーをネルソンの膝へ激突させる。
　続いてアイザックス＆ネルソンは’95 Source Awardsを仕掛けるが、回避したフレッチャーがトラースキックでネルソンに逆襲。そして、デイビスがファイヤーマンズキャリーからアイザックスを放り投げ、フレッチャーがカウンターキックを食らわせる。
　それでもネルソンがフォールをカットするが、フレッチャーがドロップキックで場外へ追いやる。ここからデイビス＆フレッチャーがアイザックスを捕まえ、左右からエルボーを連発。そして最後は、合体技のコリオリスを炸裂させ、アイザックスを葬った。
　
　試合後、デイビス＆フレッチャーはSTRONG無差別級タッグベルトを肩にかけ、クラウンポーズを決めた。
　
　
【試合後コメント】
　
フレッチャー「（※デイビスと共にSTRONG無差別級タッグベルトを肩にかけ）防衛成功だ。この光り輝くベルトにお祝いだな（※と言ってベルトに2度キス）。ウエストコースト・レッキングクルー相手に王座防衛だ。あいつらはタッグトーナメント1回戦で敗退したにもかかわらず、オージー・オープンに挑戦してきやがった。（※足元を指さし）少し前にロサンゼルスへ到着した俺たちのほうが強かったんだ。（※デイビスに）1時間半くらい前か？」
デイビス「それくらいだな」
フレッチャー「1時間半前にアメリカへ到着して、このベルトをウエストコースト・レッキングクルー相手に防衛するために会場へ直行した。（※両腕を広げ）そして、俺たちは世界を支配しづけるために、いまもチャンピオンとしてこの場に立っている」
デイビス「そのとおりだ」
フレッチャー「（※デイビスに）今週、俺たちはどこへ行ったんだ？」
デイビス「AEWの初代世界トリオ王座決定トーナメントに出場した」
フレッチャー「さらなる王座を手にするためウィル・オスプレイと共に出場したんだ。（※ベルトの端を振りながら）俺たちは何度も『王冠を掲げろ』『世界を支配する』と言い続けてきた。それはUNITED EMPIREが世界最高のユニットであることに間違いないからだ」
デイビス「……（※フレッチャーの話を聞きながら無言でクラウンポーズ）」
フレッチャー「それは俺たちが持っている王座の数が証明している。さらにベルトを手にしてやる。（※クラウンポーズをしながら）頭上高くに王冠を掲げろ。俺たちがこの世界を支配してやる」
　
　
※アイザックス＆ネルソンはノーコメント