バイオレンス・アンリミテッドのキングが、初登場のドゥトラを迎え撃つタッグマッチ。
ゴング直後、ドゥトラが逆水平チョップ、エルボー、ローキックを連発するも、キングが余裕で受け流す。そして、ドゥトラを青コーナーへ叩きつけると、エルボー、トーキック、チョップ、逆水平チョップ、ハンマーブロー、変型コブラツイストで逆襲。
その後、ドゥトラはボディスラムを回避し、場外から足を引っ張る。それでもキングが平然としていると、ドゥトラがスタナーで首をトップロープへ打ちつける。そして、今度こそ脚を取ってキングを転倒させ、足首をエプロンへ叩きつけた。
リングへ戻ったドゥトラは、コーナーを利用したスイングDDTを仕掛ける。ところが、キングが振り解いてショルダータックルを食らわせ、セントーンで押し潰す。
ここでキングはドゥトラを場外へ放り出し、強烈な逆水平チョップ、鉄柵攻撃、鉄柱攻撃などで痛めつける。だが、ドゥトラがキングの腰をエプロンへ衝突させ、コーナー2段目の金具からムーンサルトアタックを敢行。
これでようやくドゥトラのペースとなり、串刺しジャンピングエルボー、串刺しローリングラリアット、コーナー2段目からのスイングDDTなどで攻め込む。しかし、次のダイビングエルボードロップはキングが回避し、強烈なローリングラリアットを食らわせる。
ここでキングはゴンゾボムを狙い、抵抗したドゥトラに強烈なチョップをお見舞い。それでもドゥトラはエルボー連打を浴びせるが、キングが強烈なエルボー1発でフラフラにさせる。
するとドゥトラはニーリフトを繰り出すが、キングがローリングエルボーで吹き飛ばす。そして、間髪入れずにショートレンジラリアットで追い討ちをかけると、最後はゴンゾボムで完勝を収めた。
【試合後コメント】
キング「あいつは誰だ!? チャレンジマッチか!? “バトル・キング”とか言うんだろ!? (※徐々にカメラへ顔を近づけ)いいか、アイツは今日“ビッグ・バッド”ブロディ・キングと同じリングに立ったんだ。ウオッ!!(※と叫び)この咆哮はディッキンソンに向けてだ」
ドゥトラ「(※胸を押さえ)新日本プロレスが“バトル・キング”の参戦を発表した。俺のことを北カルフォルニアのインディーのベテランだと紹介していた。その一部は間違ってはいない。たしかに俺はローカルのインディーではベテランだ。だが、それは裏を返せばインディーに長くいすぎだということだ。そして、インディーでできることはやりつくしたということだ。俺はインディーで長年くすぶり続けてきた。やっと新日本に上がることができた俺の気持ちなんて、お前たちにはわからないだろう。最高こそ俺が求めているものだ。俺は闘いがしたいんだ。インディーでの闘いはもう十分だ。俺は最高の場所で試合がしたい。そして、その場所としてこれ以上ない場所を見つけた。それが新日本プロレスであり、『NJPW STRONG』だ。今日は勝つことを狙っていたが、ブロディ・キングからピンフォールもタップアウトも奪うことはできなかった。しかし、俺は勝利を手にしたと言える。なぜなら、いま新日本のリングに上がったからだ。ブロディもわずかの差で勝つことができたということがわかっているはずだ。そして、次に対戦するまで時間の問題だともわかっているはず。ほかの選手にも言っておく。“バトル・キング”がやってきたぞ。負けることは繰り返さない。そして、今日が俺の最後にはならない」
NEMESIS
- 日時
- 2022年1月16日(日) 開場 10:00 (JST)開始
- 会場
- 非公開
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第2試合 20分1本勝負
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ブロディ・キング
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デイブ・ドゥトラ
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