10月29日、神奈川県座間市のキャンプ座間にて、特別興行『Camp Zama SlamFest V』が開催された。
同所で興行が行なわれるのは、今年で5年連続5回目。今回も、キャンプ座間の関係者と新日本プロレスのファンが多数来場し、大盛況となった。
大会開始前には、オープニングセレモニーが盛大に行なわれ、アンダーソンは星条旗を手に持って登場。また棚橋は、日本国旗を羽織ってリングにのぼった。
試合では、外国人選手たちに声援が集中。アーチャーに向けて「USA」コールが巻き起こり、内藤や本間にはブーイングが浴びせられるという『Camp Zama SlamFest』恒例の“逆転現象”が見られ、ほかでは味わえない独特のムードをかもし出していた。
■『Camp Zama SlamFest V』
10月29日(土)
神奈川・キャンプ座間・ヤノ体育館
●第1試合
20分1本勝負
OZアカデミー提供試合
永島千佳世
×尾崎魔弓
(11分40秒 ダイビングエルボードロップ→体固め)
カルロス天野
○アジャ・コング
■試合経過 終盤、勝機と見た尾崎がチェーン攻撃を連発するが、アジャがバックドロップで反撃し、尾崎と永島へ一斗缶攻撃をお見舞い。
対する尾崎は、天野のヘッドバットをアジャに誤爆させ、シャイニングケンカキックで反撃。しかし、アジャがすぐに巻き返し、ダイビングエルボードロップで決着をつけた。
●第2試合
20分1本勝負
○タマ・トンガ
永田裕志
天山広吉
(11分21秒 ヘッドシュリンカー→体固め)
×三上恭佑
田口隆祐
小島聡
■試合経過 一番人気のトンガだったが、痛めている左肩を攻められて悶絶。そのまま小島組に捕らえられ、長時間の苦戦を強いられる。
しかし、トンガがサイドバスターで小島に逆襲。ここから永田が試合の流れを引き戻し、再びトンガが登場。ドロップキック、串刺しジャンピングボディアタック、空手チョップなどで三上を攻め込み、最後はヘッドシュリンカーで勝利した。
●第3試合
20分1本勝負
KUSHIDA
○タイガーマスク
後藤洋央紀
(11分35秒 飛びつき回転十字架固め)
邪道
×外道
高橋裕二郎
■試合経過 中盤から孤立したKUSHIDAが、前方回転エビ固めを繰り出して邪道を“半ケツ”状態にする。
そして、タッチを受けた後藤が高橋を攻め立て、タイガーも邪道に猛攻をかける。すると、コンプリートプレイヤーズは連携作戦で勝負に出るものの、タイガーが回避に成功。電光石火の飛びつき回転十字架固めで外道を仕留めた。
●第4試合
20分1本勝負
×キング・ファレ
(7分52秒 スターダストプレス→片エビ固め)
○内藤哲也
■試合経過 内藤にはブーイング、ファレには大コールが送られる。そんな中、内藤は不意打ち、顔面攻撃、鉄柵攻撃など、ラフプレーを連発。さらに大きなブーイングを浴びる。
奮起したファレは、カウンターショルダータックル、ジャンピングヘッドドロップ、串刺しボディアタック、滞空式ブレーンバスターなどで逆襲。
しかし、バックフリップを回避した内藤が、フロントハイキックかわして延髄斬り。さらに、ジャンピングエルボーアタックでファレをダウンさせ、スターダストプレスでトドメを刺した。
- 2011.10.29
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