■創立10周年記念『 Summer Navig.’10 part1』開幕戦〜ラッシャー木村追悼興行〜
6月26日(土)
東京・ディファ有明
第7試合
タッグマッチ
45分1本勝負
○棚橋弘至
田口隆祐
(22分45秒 ハイフライフロー→片エビ固め)
×青木篤志
潮崎豪
■試合経過
両軍へのコールが交錯する中、潮崎が棚橋を挑発。しかし、棚橋はこれに乗ることなく、田口対青木の先発で試合が始まる。
その後、いよいよ棚橋と潮崎が対峙。ロープ際で棚橋が不意打ちを食らわせ、ノアファンからブーイングを浴びる。そんな棚橋を潮崎が強烈な逆水平水チョップで場外に叩き落とすと、場内が歓声に包まれた。
中盤、棚橋がレフェリーの注意を引き付けているあいだに、田口が鉄柱を利用して青木の脚を攻撃。そのまま棚橋組は青木を離さず、試合の展開を支配し続ける。
徹底したヒザ攻撃で苦しんだ青木は、棚橋の串刺し攻撃をカウンターエルボーで阻止し、ミサイルキックで追撃して脱出に成功。スイッチした潮崎がロープに走ると、控えの田口が背中を蹴って妨害。それでも潮崎は棚橋と田口の合体攻撃を阻止し、ジャンピングショルダータックル、バックフリップで蹴散らした。
そのまま潮崎は棚橋を捕らえ、起き上がりこぼしチョップ、逆水平チョップ、ランニング逆水平、ブレーンバスター、トラースキック、ジャーマンスープレックスホールド、ローリング袈裟切りチョップと畳み掛ける。そして、コーナー最上段からムーンサルトプレスを投下するが、棚橋にかわされて自爆してしまう。
これできっかけを掴んだ棚橋は、スリングブレイドで潮崎をダウンさせ、ハイフライフロー。しかし、今度は潮崎がこれをかわす。それでも棚橋は電光石火を狙うが、踏ん張って耐えた潮崎がロコモーション式ブレーンバスター。しかし、棚橋は2回目の投げを切り返し、ドラゴンスクリューで反撃。
田口対青木の場面。棚橋が青木を羽交い絞めにする。しかし青木は、突進して来た田口を両足キックで蹴散らし、背中にしがみついている棚橋を場外に放り投げる。そして、田口には低空ドロップキック、バックドロップで追撃。
ここで潮崎がリングインし、トレイン攻撃からのパワーボムで田口をマットへ叩きつける。すかさず青木がフロッグスプラッシュで押し潰し、フォールに行くものの、棚橋がカット。すると青木はアサルトポイントの体勢に入るが、抵抗した田口がジャーマンスープレックスホイップで逆襲。
棚橋対青木の場面。棚橋が、フライングフォーアーム、スリングブレイド。だが青木は、続いてのドラゴンスープレックスホールドを切り返し、チキンウィングアームロックから腕ひしぎ逆十字固めを極めるものの、田口がカット。
すると棚橋は、ダルマ式ジャーマン、変型ファルコンアローで追撃し、コーナー最上段へ。これを潮崎が妨害したことで、青木もコーナーに上るが、棚橋に迎撃されて転落。その青木を捕らえた田口がどどんを敢行。大ダメージを負った青木に棚橋がハイフライフローを投下し、勝負を決めた。
試合後、快勝を収めた棚橋がマイクアピールを行ない、潮崎とノアファンを挑発した。
棚橋「オイ、潮崎、よく聞け!(※ブーイング) ノアのファンの皆さんもよく聞いて下さい(※ブーイング)。そんなんじゃな! 100年経っても俺にかなわねぇぞ、オイ!!(※大ブーイング) どうした!? ノアのファンも元気がねぇな、オイ!?(※ブーイング&歓声) よっしゃ! じゃあ最後に! 新日本プロレスファンの皆さーん! 愛してま〜す!!」
■試合後コメント
棚橋「どうだ! まぶしいだろ! 俺は日本プロレス界エースの棚橋だ! わかったか? 久しくこんな選手いなかっただろう。どうだ? まぶしすぎて目がくらんだろう? 6年前(に参戦したとき)はもっと元気あったぜ、ノアファンの皆さん。どうした!? 俺はもう2度と、ノアとの対抗戦、負けない。志の高さが違うからな。田口もノア(との対抗戦)で大忙しだから」
田口「まぁ、次、有明(7/10ノア有明コロシアムのKENTA&エディー・エドワーズvsプリンス・デヴィット&田口)とKENTA(7/24ノア大阪府立体育会館の秋山準&KENTAvs永田裕志&田口)。昨日の会見で(KENTAは)あまり乗り気じゃなかったみたいだけど、次の有明でその気にさせてみせますよ。刺激的なプロレスで昇天させてやりますよ。KENTAをイカせてやりますよ。(『ノアとの対抗戦は刺激を感じた?』)うーん、青木じゃ物足りないかな」
棚橋「言うね!」
田口「(7/11後楽園ホールのIWGP Jr.ヘビー級選手権試合で)デヴィットに勝てるかな!? まぁ、『ノアのJr.は最強です』って言うけど、丸藤(正道)以外は大したことないから。ノアJr.がどんなもんだか、次のKENTA戦で見させてもらいますよ」
棚橋「(『7/10有明の一騎打ちで、潮崎選手に勝利すると確信しましたか?』)リング上でも言ったけど、そのままじゃ100年経っても俺に勝てない。なぜなら、俺は100年に1人の逸材だから。とにかく! 今日の俺、田口にしても、ノアの知らないあいだに新日本プロレスが育ってる! そういうこと」
- 2010.6.27
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