LA道場コーチの柴田勝頼選手に直撃インタビュー!
『NJPW STRONG』で新たにデビューした“LA道場 第5の男”ケビン・ナイト選手、そしてLA道場に入門を志願したTHE DKC選手についても言及!
さらに、一期生との貴重なエピソードもプレイバック!
トップ写真提供/柴田勝頼選手
※以下、インタビューの「前半部分」をWEBで無料公開!
■全身バネみたいでいいっすね。なによりも「派手なことをしないで、数少ない技で、気持ちと身体でちゃんとぶつかり合った試合をできてる」っていうのは素晴らしかった
――柴田選手、遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。年末年始はどう過ごされましたか?
柴田 あけましておめでとうございます! 年末年始はもうとにかく練習ですよね。日本にいてもLA道場の練習をみたりもしてますし。
――たしかLA道場の練習風景を動画で送ってもらって、チェックもされてるんですよね。
柴田 そうですね。向こう行けてなかった間は。でも、ストロングの試合を日本で解説しながら見てても彼らは真面目に練習に取り組んでたのが確認出来て安心しました。
――そして、1月9日放送の『NJPW STRONG』でケビン・ナイト選手がデビュー戦を飾りましたが、試合をご覧になっていかがですか?
柴田 あれは全身バネみたいでいいっすね。っていうか、自分は彼のことを「ジェット」って呼んでるんですけど、それは彼がジェット・ナイトっていう名前でトライアウトに来てたからなんですよ。
――初対面時のリングネームがジェット・ナイトでしたか。
柴田 デビューしてないのにリングネームあるっていうね(笑)。で、ジェットは「プロレスの経験がない」っていう話だったんですけど、身長もあるし跳躍力もあってドロップキックが得意だっていうから、やらせたら凄い飛んだんですよ。
――なるほど。昨年はコロナの影響もあって、柴田選手が日本にとどまる期間が多かったなかでデビューとなったケビン選手ですが、練習に関してはどうされていたんですか?
柴田 自分もLA道場に行きたくても行けない状況だったので、そこはアレックス(・コグリン)に任せてたんですけど、そしたら自分が教えた道場論をアレックスがしっかりとジェットに叩き込んでいて、それは凄く頼もしかったですね。もちろん、動画を送ってもらって練習は頻繁にチェックしてましたけど。
――しっかりと柴田イズムが継承されているわけですね。
柴田 なんなら、自分よりアレックスの方が先生みたいな感じでしたよ(笑)。ただ、さすがにすべてが正しいわけではないので、間違ってるところは自分が改善していくっていう形にはなってますけどね。
――その柴田イズムを継承したヤングライオンがまた一人デビューしたというのは?
柴田 いや~、嬉しいですね。
――ケビン選手は高身長と跳躍力を武器に打点の高いドロップキック、コーナーに相手を座らせてのドロップキックにも度肝を抜かれました。
柴田 コーナーにいるコナーズを(笑)。ああいう状況で少ない経験値であんな風に動けるっていうのはセンスでもあるし、なによりも「派手なことをしないで、数少ない技で、気持ちと身体でちゃんとぶつかり合った試合をデビュー戦でできてる」っていうのは素晴らしかったですね。それこそ、テクニックなんていうのはあとでいいんですよ。
■「ベースは作るけど、あとは自分で見つけてくれ」っていうのが自分のやり方ですね
――ケビン選手のデビュー戦は合格点と。
柴田 合格とか不合格はないですし、スッゲー満足してるわけじゃないですけど、デビュー戦にしては良かったんじゃないですか。ただ、試合が終わったあとも、べつに彼を褒めてはいないです。
――そうなんですか。ちなみに試合後はどんな話をされたんですか?
柴田 「ここをもっとこうした方がいい」とか「常に緊張感を保て」とかっていう話をしましたね。ホント毎試合みつかった課題をその都度、乗り越えるっていうことの積み重ねですよ。
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