10月8日(土)、プロレスリング・ノアの『Autumn Navig. 2016』後楽園ホール大会の第4試合で、邪道&外道組が、“桃の青春”原田大輔&小峠篤司組のGHCジュニアタッグ王座に挑戦した。
原田組は8.21『『SUPER J-CUP』』有明コロシアム大会で石森太二&ACH組を下して王座防衛後、邪道&外道組を次期挑戦者に指名。新日本が世界に誇る名タッグが、新たな称号獲得に乗り出すことに。
試合は序盤、若さと勢いのある王者組が一気呵成に攻め立てていくが、邪道&外道は場外戦に持ち込んで形勢逆転に成功。その後、邪道&外道はGHC二冠王の小峠を狙いうち。連携攻撃で小峠を翻弄し、さらに邪道はバックドロップ、スリーパーで相手のスタミナを削っていく。
防戦一方の小峠だったが、外道にゼロ戦キックをヒットさせると、ようやく原田にスイッチ。気合十分の原田は、外道にフロントスープレックスからエルボーを連発。そして、早くも必殺の片山ジャーマンスープレックスを狙うが、うまく回避した外道は、トラースキックで相手の動きを止めると外道クラッチ。これは返されるも、原田のラリアットにドンピシャのタイミングでコンプリートショットを見舞うなど、随所でテクニシャンぶりを発揮する。
王者組も意地を見せるように、小峠が邪道にマグザム。さらにダイビングボディプレスを挟んでキルスイッチの体勢に入るが、邪道はディフェンス。ここからリング上は4者が入り乱れる混戦模様に突入。攻守が激しく入れ替わる展開に、場内は大歓声に包まれる。
王者組は邪道をターゲットに絞ると、原田のデスバレーボム、小峠のランニングキックと波状攻撃。さらにエルボー&トラースキックのサンドイッチ攻撃から、小峠はとどめとばかりにキルスイッチを狙うも、間一髪で外道がカットイン。そして、原田をレフェリーに投げつけ、リングに無法状態を作り出す。
すると、邪道は小峠に急所攻撃を見舞い、クロスフェースオブJADOで捕獲。原田がカットに入るも、邪道&外道は合体タックルで場外に排除し、小峠にスーパーパワーボムを敢行。最後は邪道のクロスフェースオブJADOで小峠がタップアウト。邪道&外道が25分を越す熱戦を制し、GHCジュニアタッグ奪取に成功した。
試合後、前GHCジュニアニアタッグ王者の“ケンオーハラ”拳王&大原はじめ組が登場。今大会の第2試合で金丸義信&タイチ組を下したケンオーハラは、「オイ! そのベルトは俺たちがコイツらから奪うベルトだったんだ。そのベルト、俺たちに挑戦させろ!」(拳王)、「すいません、しゃべっていいでしょうか? 桃の青春が負けたってことは、俺たちがいくしかないと思ってるんで。ぜひ、挑戦させてくださいと」(大原)と、挑戦をアピール。
すると、新王者組は邪道が「オイ!ここにいるお客さんは、オマエらの演説なんか聞きたくねーんだよ!すなわち、顔じゃねえんだよ、コノヤロー!」と堂々のマイク。
続いて外道が、「オマエらはゼッテー勝てねー!…なんでかわかるか?」とマイクすると、一呼吸おいて「レエェェベルが違うんだよ、コノヤロー!」と貫録のマイクを披露。そこから両チームはもみ合いとなるが、ケンオーハラが退場すると、邪道&外道はあらためて勝利のポージング。場内が大きな拍手に包まれる中、リングをあとにした。
■10月8日(土)東京・後楽園ホール
プロレスリング・ノア「Autumn Navig. 2016」
【GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合 60分1本勝負】
○邪道&外道(挑戦者組)[25分20秒 クロスフェイスオブJado]
原田大輔&小峠篤司×(王者組)
※邪道&外道が第28代選手権者となる
●邪道&外道のコメント
外道「オウ、兄弟!」
※二人でハグして、勝利を喜び合う邪道&外道。
外道「オイ、原田! 小峠だったか? 予想以上に……やるね。まあ、ちったあ邪道&外道に近づいたんじゃねーか? ほんでよ、あと何人かいたろ? なんつうんだ、アイツ名前は? 俺は知らねーぞテメーらなんかコノヤロー、オイ。とくによ!あとからしゃべったヤツ(大原)。オイ! 気にいらねえなあ、オイ! 生理的に受け付けねーんだコノヤロー! オイ、次、俺とやりてーんだったらよ! いつでも来いコノヤロー、オイ! 完膚なきまでによ、ぶっ潰してくれるわコノヤロ〜!」
邪道「原田&小峠! さすがチャンピオンだったよ。邪道&外道のメモリーブックにおまえら加えてやるよ、コノヤロー。あと誰だオイ? 拳王&大原? テメー、大原、コノヤロー、オイ! テメー、歯が抜けてっから、何言ってるかわかんねーんだ、オイ! カルシウム食って出直して来い! タココラ!」