9月26日(月)『DESTRUCTION in KOBE』の一夜明け会見が行われ、マイケル・エルガン選手を破り、見事“第15代IWGPインターコンチネンタルチャンピオン”となった、内藤哲也選手と、9.17大田区大会で、KUSHIDA選手を下し、“第74代IWGPジュニアヘビー級チャンピオン”となったBUSHI選手が出席した。
内藤選手、会見場に登場すると、「あれっ?椅子は1つしかないんですか?今日は、だってBUSHIの会見でしょ?俺は付添いで来ただけですからね」とコメントし、立てられたIWGPインターコンチネンタルのベルトをどかした。
これに対して、司会の清野茂樹アナウンサーは、「本来であれば、内藤哲也選手にコメントをいただく予定ですか?」と問うと、内藤選手は、「いや、昨日のコメントチェックしました?彼は、『会見をやりたい』と、主張してたわけですよ。俺は、『会見をやりたい』なんて、言ってないからね。だから、今日はてっきりBUSHIの会見だと思って来ただけなんでね、特に話すことはないですよ。もうBUSHIに、質問があれば聞いてください。彼の思いの丈を、この場で話してもらうという会でしょ、今日は?僕はそう思って来ましたよ」と返すと、清野アナは、BUSHI選手にコメントを求めた。
★新日本プロレスワールドにて、一夜明け会見の模様を公開中!
【司会】清野茂樹 アナウンサー
■BUSHI選手のコメント
「まずね、今日の新日本のツイッターで、『内藤哲也、一夜明け会見』、『アレッ?俺の名前、何でないのかな?』って。これは、『IWGPジュニア獲っても、何の変わりもないのかな』って。大田区のビッグマッチで、タイトルマッチを勝った、このIWGPジュニアのベルトなのに、会見も用意されない。やっぱりこの辺のチャンピオンとしての扱いを、ちゃんとしてもらいたいってのがありますよね。まずは、そっから変えていきたいですよ」
■質疑応答
——改めて、チャンピオンベルトを手にしての感想は?
BUSHI「このベルトを目指して、僕は闘ったし、このベルトに挑戦したくて、挑戦したつもりだし。もちろん、2度目の挑戦ではあったけど、僕にとっては、初戴冠、凄く嬉しいですよね。このベルトを目指してる以上は」
——前王者のKUSHIDA選手が、リマッチ要求をしてますが?
BUSHI「まぁね、タイトルマッチ終えて、今シリーズずっと、本隊の選手であり、ジュニアで絡んだのは、田口、KUSHIDA。その中で、KUSHIDAがリマッチを要求してますけど、『他に興味ないのかな?』って思いますけどね。他に、このIWGPジュニアのタイトル戦、『俺と闘いたい』っていう人がいないのか。そもそも俺に興味がないのか、よくわからないけど、このままだと、KUSHIDAしか挑戦に名乗り出てないから、おのずと、消去法でKUSHIDAを選ぶしかなくなっちゃうなっていうね。まぁでも、僕としては、KUSHIDAがチャンピオンだった時に、俺を指名することに、こだわったんですよ。だから、僕もね、次の初めての防衛戦は、慎重に考えて、“最強の挑戦者”を選びたいなと。だから、僕が指名したいですよね、このベルトを賭けて闘う相手は」
——現在、KUSHIDA選手以外に、『BEST OF THE SUPER Jr.』で敗れた選手など、闘ってみたい相手はいますか?
BUSHI「大いにありますよ。『SUPER Jr.』って、ここ最近でやったシングルじゃないですか。そこでね、いいようにやられたっていうか、自分の中では納得してないし。ただね、挑戦を名乗り出てないっていうところでは、『KUSHIDAになってしまうのかな』と思うと、なんか残念ですよね。『俺に興味ない人たちがいるんだな』と思うとね」
——次のビッグマッチの10.10両国大会のカードに、IWGPジュニアヘビーの防衛戦は入っていませんでしたが?
BUSHI「いや、今は慎重に考えたいし。なんせ、ベルトを保持できる期間ってあるわけじゃないですか?どのくらいあるんですか?」
——防衛戦の期限は、一応半年ですが?
BUSHI「それを過ぎた場合は、どうなるんですか?」
——剥奪されます。
BUSHI「おぉ。じゃあ、タイトルマッチをやります、やりませんっていうのは、自分で決めていいということですか?まぁギリギリまでとはね、言わないですけど、僕が選ぶまでは、次に挑戦者は考えさせてもらいます」
——その防衛期限の中には、1.4東京ドーム大会というのも入ってますが、その辺はBUSHI選手の頭の中にはありますか?
BUSHI「東京ドームのリングは、今年ですか?まぁセコンドでですけどね、内藤と一緒にぐらいなんでね、『堂々と入場したいな』っていう頭はありますよ」
——内藤選手は、IWGPやIWGPインターコンチネンタルのベルトを巻かずに、投げ捨てるなどしてますが、BUSHI選手はベルトを奪取し、ベルトを巻きましたが、それは単純に喜びの表れということでしょうか?
BUSHI「まぁ、このベルトを目指したからには、やっぱ巻いてみたいなっていうね。とりあえず巻いてみたっていうね。自分の中で、『シックリこなかったら、どうするのかな?』って感じですけどね。まぁでも、素直に嬉しいですよね、『自分が今、チャンピオンなんだな』って思うと」
——付添いの方には質問をしても大丈夫ですか?
内藤「うーん、質問によりますね」
——昨日、IWGPインターコンチネンタルのベルトを手にしましたが、今後のプランはありますか?
内藤「まずは、東京スポーツさん、ちゃんとマナーモードになってますか?」
——なってます。
BUSHI「チェックした方がいいんじゃないですか?」
——大丈夫です。電源を切ってあります。
内藤「まぁ神戸での試合の前からね、結果は見えてたわけで。これから年末、そして来年にかけてのプランをね、もちろん練ってますよ。たださ、今日はあくまでも、BUSHIの会見だから。俺に何か答えてほしいんだったら、そういうちゃんとした場を用意していただきたいですよね。例えば、新日本プロレスワールドの中でも、『Interview with Los Ingobernables de Japon』とか、あるわけでしょ?そういうとこで、ジックリお話ししますよ。まぁまぁでも、昨日リング上で言ったことが、ほぼほぼ全てですよね。このベルト、俺は『欲しい』なんて言ってないですからね。ただ、歴代チャンピオンを見てたらさ、ラ・ソンブラっていう名前を見て、『あっ、そういえば、彼も巻いてたなぁ』と。そして、昨日の会場である、神戸ワールド記念ホール、一年前の神戸は、俺が初めて、“パレハ”という言葉を発した会場ですよ。1年前の神戸大会では、まだ“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”はできてないわけで。なんなら、俺一人で、まだ日本では活動をしてたわけでね。神戸の会場の反応も、昨日と、1年前では、全然違ったし。この1年色々なことが、いや、俺が日本に“Los Ingobernables”を持ち帰ってきて1年ちょっと、『随分と景色が変わってしまったな』と。まぁあとは、(※拳を胸に当て、拳を突き上げるジェスチャーをし)この意味わかってます?東京スポーツ・岡本記者、わかってますか?」
——そのパーカーに注目しろってことですか?
内藤「ハハハ。そっちですか?」
——いいパーカーだなと思って。
内藤「いやいや。今、いくつかの団体に分かれてしまったし、いくつかの国に分かれてしまったけど、俺たち“Los Ingobernables”は、常に(※拳を胸に当て)ここで繋がってると。なんか、そんな縁をね、このベルトの歴代保持者を見てて感じたし。改めて、俺を“Los Ingobernables”に、招き入れてくれた、ラ・ソンブラに。そして、受け入れてくれた“Los Ingobernables”のメンバーに、感謝だなと、昨日は改めて思いましたよ。その程度ですかね」
——先ほど、BUSHI選手にも伺いましたが、10.10両国大会では、IWGPインターコンチネンタルの防衛戦は組まれていないですが、内藤選手の中で、防衛戦の相手は浮かんでますか?
内藤「うーん、まぁ浮かんでますよ、何人か。でもさ、つい数か月前ですよ。僕が、IWGPヘビー級を持ってた時に、当時チャンピオンだった俺のリクエストは、結局受け入れてもらえなかったからね。防衛戦の相手、まったく受け入れてもらえなかったから。結局、俺に何の決定権もないから。だから、別に俺が指名しなくても、自然と新日本プロレスが用意してくれるんでしょ? なんか、言うだけ損かなと思っちゃってるんでね。『ここで、いついつ、どこで、タイトルマッチをやりたいです』僕の中で、特に希望はないですよ。むしろね、この状況を、この数か月、今プロレス界で最も“神ってる”俺に絡むべきでしょ?絡んだら、美味しいからね。だから、そういう気持ちがある選手がね、是非名乗りを上げるべきなんじゃないんですか?決定権は、さっきも言ったように、俺にはないからね。まぁでも、名乗りを上げるのは、自由なんで、どんどん上げればいいんじゃない?金光でもいいんじゃない?名乗りを上げればいいじゃん」
——内藤選手は、このIWGPインターコンチネンタルのベルトを、自分を東京ドームのメインから引きずりおろしたベルトというような表現をされていましたが、このベルトでの東京ドームというビジョンは浮かんでいるのか、それとも引きずりおろされた時と同様のことを考えていますか?
内藤「うーん、なんか浮かんでます?『内藤が、東京ドームに向けて何をするか?』、浮かんでます?」
——…ファン投票とか?
内藤「おお〜(ニヤリ)。まあさ、まだ東京ドームのカードは出てないからね。その何とか投票に関してはね、別にまだハッキリと言う必要はないかなと。なんなら、東京ドームで防衛戦やらなきゃいけないっていうルールもないからね。やらなくてもいいんでしょ?なのでね、ファン投票をするのか?しないのか?東京ドームで、内藤はタイトルマッチを行うのか?行わないのか?行う場合、果たして相手は誰なのか?まぁその辺は、皆さんで想像して、楽しんでおいてくださいよ。答えは、そのうちわかるでしょう。そのわかる瞬間まで、何ですか?」
——トランキーロ。
内藤「ちょっと聞こえないですね」
——トランキーロ!
内藤「その続きはなんですか?」
——焦んなよ、ですか。
内藤「そういうことですよ。なんで照れてるんですか?(ニヤリ)」
——この1年で、内藤選手、BUSHI選手、2人の選手がベルトホルダーとなりましたが、この成果に関してはいかがですか?
内藤「そうですね、まぁでも俺自身に関しては、『もうベルトの存在を超えてしまったかな』と、思ってるし、よく言われるんですよ。『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンで、ベルトを独占したら、カッコいいじゃないか』とか。でもね、俺は別にそんなことに興味はなくて。俺は、別に『欲しい』なんて言ってないベルトを獲ってはしまったけども、別に欲しくもないベルトを、インゴベルナブレスが独占したいがためだけに、挑戦する意味ってないからね。俺が、IWGPヘビー級も持ってた時も、SANADAであり、EVILが、IWGPヘビーを欲しいんだったら、例え仲間だろうと、闘うべきだと思ってたから。だから、もしSANADA、EVILが、このベルトを欲しいって言うんだったら、それは正々堂々と闘いますよ。なので、独占したいっていう欲もないし、達成感、それもあんまないっていうか。まぁでも、BUSHIはね、このベルトを目指してたわけだから。彼は彼で、今多少なりの達成感は、なにか味わってるんじゃないですか?まぁでも、僕の時と一緒ですよ。これを達成した時に、また新たな目標が、今彼の中でできてるはずなんで。僕はそこを、凄い楽しみにしてます」
——BUSHI選手、最後に何かありますか?
BUSHI「まぁこのベルトに関して言うならば、去年の今頃で言うならば、復帰する前だったし、思い出しただけでも、泣けるぐらいの辛い日々を過ごして。プロレスと向き合うまで、時間がかかって。今週の誰かの選手日記でも触れてたんだけど、1年前ってそんなことあったんだなって、病院での生活だったり。まぁこのベルトに近づくために、俺は年明けじゃないけど、復帰して早々に、CMLLのベルトに近づいて、それを踏み台に、IWGPジュニアに辿り着いたわけで。それが、今に至ってるわけで、まさに、激動の1年だったなっていうね。まぁ1年経ってないけど。ほんと感慨深いところはありますよね。なんか、それを含めて、この“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”に合流したのも、まさに“デスティーノ”だったんじゃないかなって思っちゃいますね」
10月8日(土)15:00〜 新潟・魚沼市堀之内体育館
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※「特別リングサイド」が完売となりました。
※「リングサイド」「2階指定席」は残り僅かとなりました。
10月10日(月・祝)16:00〜 東京・両国国技館
※「アリーナB」「2F特別席」は残りわずかとなりました。
『WRESTLING WORLD 2016 IN TAIWAN』
日時:2016年10月15日(土)開場18:00/試合開始19:00
会場:台湾・国立台湾大学総合体育館 1F
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