• 2016.8.4
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【G126】「正直、丸藤選手は“情報発信力”が弱い!」「両国のオカダ戦は、クッソ楽しみですね!」“復活の逸材”棚橋弘至インタビュー(後編)

いよいよ後半戦に突入してた『バディファイト presents G1 CLIMAX 26』。各地で激闘が繰り広げられているが、Aブロックに参戦中の棚橋弘至にインタビュー。
開幕前の時点で逸材は何を語っていたのか?

 
■丸藤選手からは“もったいなさ”を凄く感じる。もっとプロレスの凄さ、魅力を世間に伝えられる選手なのに

 
——8月6日(日)大阪府立体育館大会の公式戦で、プロレスリング・ノアの丸藤正道選手と対戦しますが、大阪の丸藤戦と言えば思うところありそうですよね?
 
棚橋 そうですね。4年前の『G1 CLIMAX』公式戦でも試合して、当時・IWGPチャンピオンなのに負けてしまって、大阪府立をとんでもない空気にしてしまったので……(苦笑)。
 
——ハイ。ありましたね。
 
棚橋 そのあと、その年の神戸大会で勝ってはいますけど、やはりインパクトは大きかった。やはり「『G1』の借りは、『G1』で返す」ということで。
 
——丸藤選手と再び大阪の地で対戦するというのはいかがですか?
 
棚橋 じつは、大阪で丸藤戦って3回目なんですよ。(2003年12月9日)大阪府立体育会館『U-30』のタイトル戦でもやってますから。
 
——そうでしたね。丸藤選手とは関西地方でばかり闘っていると。丸藤選手も開幕前に「楽しみなのは、棚橋戦、オカダ戦」という風におっしゃってましたが?
 
棚橋 フフフ。狙われてますね、棚橋とオカダが(このインタビューは開幕前に収録)。
 
——以前は、この試合は「“逸材”対“天才”」とよく評されていましたが、今の丸藤選手に関してはどういう印象ですか?
 
棚橋 そうですね。ハッキリ言わせてもらうと、正直、丸藤選手は“情報発信力”が弱いですね(キッパリ)。もちろん多くのプロレスファンにはすでに響いている選手ですよ。けど、やっぱりボクが見てるのは“その先”なんです。そういった部分の野心の違いが、いまのレスラー像にも直結してるというか。
 
——なかなか手厳しいですね。
 
棚橋 いや、やっぱり自分は常に上を見てますんで、「このままでいいんだ」と思ったことがないので。
 
——ただ、それぐらい苦言を言いたくなる選手ということですね。
 
棚橋 そうです。だから、丸藤選手からは“もったいなさ”を凄く感じるんですよ。もっともっとプロレスの凄さとか、プロレスの魅力を世間に伝えられる選手なのに。なんとなく「俺は、ここで頑張ってればいいでしょ?」みたいな達観した部分も感じるので。
 
■天山選手との公式戦? 全力で潰しにいきます。全力出しますよ。

 
——続いて、8月8日(月)横浜文化体育館大会の公式戦では、いろんな意味で開幕前から話題となった天山広吉選手と対戦しますが?
 
棚橋 ええ。これは、天山vs小島問題によって、「ファンの人が『G1 CLIMAX』を、とても神聖な目で見ていた」っていうことが逆説的に証明されたかたちですね。「『G1』はこうじゃないといけない」っていう、ファンのイメージがあって、「途中交代なんか許さない」みたいな怒りも噴出したわけですけど。でも、天山・小島選手の一連の騒動で、『G1』のグレードが一つ上がりましたね。ファンの中の認識として、「『G1』ってもっと神聖なモノじゃないのか?」っていう部分が問い直されたというか。
 
——もう一度、『G1』を定義し直せたというか。
 
棚橋 ハイ。レスラー、関係者が思ってる以上に、「ファンは『G1』を大事にしていた」っていう事実がね。でも、天山選手が「最後の『G1』」と言ったこともあって、注目度は非常に高くなった。まあ、天山選手にとっては、凄くリスキーな闘いですけど。天山選手自身が“何かを残さないといけない状況”に、自分で自分を追い込んだわけなんで。今回の『G1』ってのは、顔ぶれが豪華ってだけではなくて、「『G1』出場選手一人一人に物語があるな」っていう感じですね。
 
——棚橋選手は、その天山選手のコンディションなどをどのようにご覧になってますか?
 
棚橋 まあ、コンディションについては、ボクもどういう言える立場ではないので。ただ、練習が思うようにできない状況の中での苦しさっていうのは、自分も味わってきたので。
 
——そのへん共感できるところがあるということですね。
 
棚橋 だからこそ、全力で潰しにいきます。全力出しますよ。
 
■オカダ戦に関して言えば、リマッチは「前回負けてる方が、絶対にモチベーションが高い」んですよ。

 
——そして、Aブロック最後の公式戦、8月12日(金)両国国技館でオカダ・カズチカと対戦します。
 
棚橋 フフフ。この試合、クッソ楽しみっすね!
  
——おお〜。それは“新車”としてモデルチェンジした棚橋弘至ゆえの発言という感じですか?
 
棚橋 そうです。新車乗り回したい感です。あとは、やっぱり1月4日の東京ドームで俺、負けてるじゃないですか。でもね、これは一つの真理なんですけどリマッチというのは「前回負けてる方が、絶対にモチベーションが高い」んですよ。
 
——ああ、なるほど。ということは、過去の棚橋vsオカダ戦というのは、その繰り返しだった?
 
棚橋 そういう面はありますね。だから今回に関しては、オカダよりも自分のほうがモチベーションは必ず高いでしょうね。そこが大きなアドバンテージじゃないですか。
 
——じゃあ、コレが逆パターンだと非常に嫌な感じですか?
 
棚橋 そうなんですよ! オカダって、何度も叩きのめしても必ず這い上がってたじゃないですか。もう「撃ち落としても撃ち落としても、ついてくるミサイルだ」みたいなことも言いましたけど。で、今回はその逆の状況ですね。ましてや向こうはチャンピオンですからね。
 
——これは『G1』あるあるですけど、「IWGPヘビー級チャンピオンに勝つ」ということは、今後に非常に重要な意味を持ちますからね。
 
棚橋 ええ。ここで俺が勝ったら、次にいろんな展開が予想できますからね。それにね、『G1』前にして言いますけど、もうボクは“いい子ちゃん”は辞めたんですよ。
 
——なんと逸材が“いい子ちゃん”卒業宣言ですか!?
 
棚橋 フフフ。なんか欠場中に6.19大阪城ホールの試合を見ましたけど、自分が不在であそこまで盛り上がってしまうと「なんだ。俺、いらねぇじゃん?」とも思うわけじゃないですか? まあ、「俺がいたら、もっとおもしろいだろうな」とも同時に思うんですけど(ニヤリ)。
 
——なるほど。オカダ選手もあの大阪城ホールに関しては、あえてなのか「棚橋、中邑、AJはいらなかった」というような発言もされましたけど。
 
棚橋 ハイ。だからドンドン新しい選手が出てくる、その繰り返しがプロレス界の歴史なんで。でも、いままで「俺がエースだから」ってところにしがみついてたんですけど。加えて「会社のため」とか「興行全体を見て」とか、俯瞰するような、宇宙から見守るような気持ちもずっとあったんですけど、今回の件で「レスラーってそうじゃないよな」と思いまして。
 
——おお、それはかなりの転換というか。
 
棚橋 やっぱり「イチ人間としての欲望を開放してこそ、レスラーになった意味がある」というか。ヤングライオンの頃なら「デビューしたい」とか、「先輩に勝ちたい」っていうところの積み重ね、そして「チャンピオンになりたい」って部分がある。なんか、自分はそういう欲望というより、最近は考え方が洗練されすぎちゃってたところがあるんで。「ここらでもう一回、泥にまみれようかな」。
 
——なるほど。棚橋ファンもそういう「むき出しの棚橋弘至」を求めている部分もあると思います。
 
棚橋 ええ。「今日はいい大会だったね!」とか、イチ興行の盛り上がり云々も大事ですけど、やっぱり棚橋を応援してくれる人にしたら、「棚橋に勝ってほしい!」「棚橋に活躍してほしい!」と思って会場に来てくれてるんですよね。いままで、そこの想いを全体の盛り上がりと絡めて、どこかごまかしてた部分もあったかもしれない。でも、いまはもっとダイレクトに「ファンの願いを叶えたい!」っていう気持ちが強いですね。
 
■今年の決勝が「棚橋vs柴田」になったら「今年もこの世代で食い止めたぞ」っていう見方ができる

 

 
——もちろん“2連覇”を狙っている棚橋選手ですが、決勝で対戦した選手、もしくはBブロックから上がってくる選手は誰だと思います?
 
棚橋 あの〜、Bブロックをパッと見た時、見えてくる“中心”が柴田なんですよね。このBブロックの主役感というか。この前、スカパーの番組で予想したんすけど、(決勝は)柴田vs棚橋の組み合わせじゃなかなと。まあ、優勝は棚橋ですけど(笑)。
 
——柴田選手を下しての優勝を想定していると。
 
棚橋 ええ。あとは『G1』って個人戦っていう側面が強いですけど、去年の『G1』決勝の組み合わせが棚橋vs中邑だったじゃないですか。いろんな選手が出てきている中で、そういう流れを「棚橋・中邑の世代で食い止めた」っていう気持ちがあるんですよ。
 
——ああ、なるほど。
 
棚橋 そういう部分でいくと、現在のチャンピオンがオカダで、勢い的には内藤が上がってきている。で、今年の同世代を見た時に、Bブロックは柴田がいると。で、今年の決勝が「棚橋vs柴田」になったら「今年もこの世代で食い止めたぞ」っていう見方ができるじゃないですか。
 
——棚橋、柴田世代ここにアリを見せつけたいと。
 
棚橋 ええ。現チャンピオンや内藤を差し置いて。俺たちが「まだまだ変えさせねーぞ!」ってところをシッカリと決勝の舞台で見せつけたいですね。……ただし、優勝は棚橋なんですけど(笑)。

 
■「G1 CLIMAX 26」
8月6日(土)17:00〜大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
★対戦カードはコチラ!
★一般チケット情報はコチラ!

※「ロイヤルシート」「1Fひな壇A」「1Fひな壇B」は完売となりました。
※「1Fアリーナ」「2F特別席」「2F指定席A」「2F指定席B」は残り僅かとなりました。
※8月2日現在、前売券は「チケットぴあ」「ローソンチケット」「イープラス」にて販売中です。その他プレイガイドでの取り扱いは終了しました。
※販売終了日は「チケットぴあ」が8月4日(木)まで、「ローソンチケット」「イープラス」が8月5日までとなります。
※上記前売券が完売の場合、当日券は「2F指定席A」(ビジョン見切れ席)と「小中高生券」のみ13:00より発売いたします。いずれも若干枚数となりますので、売り切れの際にはご容赦ください。

 

8月7日(日)16:00〜静岡・アクトシティ浜松
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「ロイヤルシート」「指定席S」「指定席A」「指定席B」は完売となりました。
※「指定席C」は残り僅かとなりました。

8月8日(月)18:30〜神奈川・横浜文化体育館
『がんにならない・負けない神奈川づくり』がん撲滅チャリティー

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※「SS席」は完売となりました。
 
8月10日(水)18:30〜山形・山形市総合スポーツセンター
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※「ロイヤルシート」「1Fひな壇席」は残りわずかとなりました。
 
8月12日(金)18:30〜東京・両国国技館

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※「砂かぶり」は完売となりました。
※「アリーナA」「アリーナB」「アリーナC」は残り僅かとなりました。
★前売券の販売は、8月9日(火)までとなります。

8月13日(土)18:30〜東京・両国国技館
★対戦カードはコチラ!
★一般チケット情報はコチラ!

※「砂かぶり」は完売となりました。
※「アリーナA」「アリーナB」「アリーナC」「2F特別席」は残り僅かとなりました。
★前売券の販売は、8月9日(火)までとなります。

8月14日(日)15:00〜東京・両国国技館 <優勝決定戦>
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※前売券は全席種完売となりました。当日券の発売予定はございませんので、何卒ご了承ください。
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