1月21日(木)都内ホテルにて、東京スポーツ新聞社制定『2015年度 プロレス大賞』の授賞式が行われ、新日本プロレスからはMVP(最優秀選手賞)とベストバウト(11月15日・両国国技館、天龍源一郎vsオカダ・カズチカ)を受賞したオカダ・カズチカ選手、技能賞を受賞した本間朋晃選手が出席した。
まず、東京スポーツ代表取締役社長の酒井修氏から、「貴殿はレインメーカーとしてプロレス業界全体に明るい話題を振りまき、唯一無二の存在感を発揮しました」と表彰されたオカダ選手。
続いて、天龍選手とともに、ベストバウト賞も受賞したオカダ選手。こちらは「貴殿は平成世代を代表して、天龍源一郎最後の相手に指名され、大役をはたしました。名勝負へと昇華させることができたのは、常日頃からハイレベルな試合を提供し続けた成果です」と表彰された。
また、プロレスリング・ノアのマットで“GHCヘビー級王者”として君臨した鈴木みのる選手は、殊勲賞を受賞した。
そして、技能賞を受賞した本間朋晃選手は、「貴殿は必殺技の“こけし”を軸に、全国各地で人気をはくしました。幾多のプロレス技が存在する中、愚直なまでに一つの技で勝負する姿が観客の心をつかみました」と表彰され、檀上でトロフィーを掲げてみせた。
最後に受賞者を代表して、オカダ選手がマイクを握った。
■オカダ・カズチカ選手の檀上コメント
オカダ「2015年、プロレス大賞MVP、そしてベストバウトを受賞しましたオカダ・カズチカです! 2015年を振り返るとですね、シッカリとボクがカネの雨を降らしたな、と思うんですけども。やっぱり、偉大な先輩の天龍さんも引退されましたし。ま、新日本プロレスの話になってしまうんですけど、辞めてしまう人もいますし。『プロレス界、大丈夫なのかな?』と思う人もいるとは思うんですけど、シッカリ、プロレス大賞MVP のボクが引っ張って行きたいと思います!」
※会場から大拍手
オカダ「……と! 言いたいところなんですけども、引っ張っていく気なんて、まったくありません! ボクひとりで突っ走らせて頂きますんで、みなさんシッカリ追いかけてください! そして2016年もシッカリ、カネの雨を降らせますんで、みなさん、よろしくお願いします。ありがとうございました」
■“MVP&ベストバウト”受賞、オカダ・カズチカ選手の囲みコメント
——あらためて、受賞おめでとうございました。
オカダ「ありがとうございます。まあ、今日、檀上に上がったメンバーが2015年、盛りあげたメンバーだと思いますし、その中心がボクでしたからね。ま、でも東京ドームでも勝てましたので、いい気分で壇上に上がれましたね」
——コメントでは、「引っ張るんじゃなく、突っ走る」とおっしゃってましたね。
オカダ「そうすね。ホントにもう棚橋さんも倒しましたし、中邑さんも退団決まってますし。じゃあ、そうなったら、『もうボクが行くしかないでしょう』と、『みんな行くよ』じゃなくて、ボク一人で、ズバ抜けさせてもらおうかと思ってますね」
——そのあたり、プレッシャーもあるかとは思いますが?
オカダ「いや、もうプレッシャーは、まずないですね。『2016年、どう変わっていくのかな?』という楽しみしかないっすね」
——あらためて、天龍選手と壇上で並んだお気持ちは?
オカダ「いや、一回話しかけられましたけど……何を言っているかわからなかったもので(苦笑)。まあ、愛想笑いはしておきましたけど」
——じゃあ、会話らしい会話はとくになかったと。
オカダ「そうですね。挨拶はしましたけど。あそこ、何を話されていたのか、ちょっとわからなかったですね(笑)」
——あらためて、2016年の目標は?
オカダ「そうですね。やっぱり、さっきも『突っ走る』と言いましたので、『オカダだけだな』というくらいの。選考会でもオカダの名前しか出ない、と。そのくらいのズバ抜けた活躍をしたいです」
——とりあえず、直近ですと、2月11日の大阪大会で後藤洋央紀選手との防衛戦がありますが?
オカダ「あ、それはべつにどうでもイイです。それは後藤さんに聞いてください(ニヤリ)」
——中邑選手が退団されることで、CHAOSはどんな風になりそうですか?
オカダ「う〜ん。正直、いまの控室の雰囲気を見ても、べつに何も変わらないので、やっぱ退団してからじゃないと、そのことについてはわからない、という感じですね。だから、いま、中邑さんに関して言うこともないっすね」
——CHAOSが解散したりすることは?
オカダ「う〜ん。まあ、外道さんに聞いておきます(笑)。ハハハハ!」
——基本的に、今年はベルトにこだわっていく?
オカダ「やっぱり、いまベルトを持っていますんで、タイトルマッチはたくさんやりたいですね。去年、7月に獲ってから、まだ2回しか防衛していないですし。海外遠征もいろいろ決まってきているので、防衛戦もやりたいなと思ってますね。もっと回数を増やす? いや、回数を増やしたいわけではないですけどね。防衛をしていけば、そこは自然と増えていきますから。自分にとってもいい防衛を重ねていきたいというか。それでまた『新日本プロレスのオカダ、スゲーな』というふうにしたいなとは思いますけどね」
■“技能賞”受賞、本間朋晃選手の囲みコメント
本間「え〜。そうすね。“こけし”の成功率が悪い割に、技能賞を頂いたというのは、こけしを大事にしてきたという証明かなと思いますんで。技能賞を頂いたからには、さらに成功率を上げたいなと思います」
——そうそうたる顔ぶれの並ぶ壇上に立った感想は?
本間「いや〜、凄いですねえ。プロレス界を代表する人がいっぱいいたんで。ホント、凄い人ばかりなんで。技能賞に恥じないように、日々、シッカリと練習して技術を高めていきたいなと思います」
——新しいこけしも考えている?
本間「新しいこけしですか? まあ、まだ見ぬこけしはあるんでしょうけども……ありますかね、何か?(笑)。そうですね……考えなきゃなとは思ってますが、いまのところはないです!(キッパリ)」
——成功率はどのぐらい上げていく?
本間「そりゃあ、出すからには100パーセントでしょうよ。まあ、でも昔と違って、『ここぞ』というタイミングしか出さなくなって来ているんで、そういう意味では、こけしをある程度、意識していますし。こけしとともに強くなりたいですし、初のIWGPタッグ王座を巻いたんで、その名を恥じないようにがんばりたいなと」
——直近では、2月14日の新潟大会でタッグの防衛戦(カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ)が決定してますが?
本間「そうなんですよね〜〜。去年、同じように東京ドームでベルトを獲った、後藤(洋央紀)&柴田(勝頼)組は初防衛戦で負けてるんですよね。だからですね、ボクは凄く気をつけてるんですけど。すでに、1月5日に後楽園でアンダーソンに負けちゃってるんで。う〜ん。絶対、守りたいすね。というか、真壁(刀義)さんは『長期政権なんてクソくらえ!』だって言ったんですよ。でも、ボクはせっかく、せっかく獲ったベルトですから、今年いっぱい守って、今年のベストタッグ賞を獲りたいなと。よくばりなんで。それは獲ったときから思ってるんで。シッカリ、防衛して、行きたいなと」
——それが、今年の目標ですか?
本間「そうですね。新たなこけしを考えて技能賞というのもあるんですけど、ボクは真壁さんとのタッグを大事にしていきたいんで、ベストタッグ賞を狙っていきたいと思います」
撮影/山本正二
■東京スポーツ・プロレス大賞ページ
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1月30日(土)18:30〜東京・後楽園ホール
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2月2日(火)19:00〜茨城・古河市中央運動公園総合体育館
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