9月26日(金)DVD-BOX『爆弾小僧ダイナマイト・キッド』発売記念企画
爆弾小僧、剃刀戦士(カミソリファイター)、ブリティッシュ・ブルドッグ…数多くの異名を持つレジェンドレスラー ダイナマイト・キッド。キッドのプロレスはその後の世界中のレスラー達に大きな影響を与えた。今回はDVD発売を記念して、キッドに憧れた3人のレスラーから、爆弾小僧の魅力について聞いてみた。
■棚橋弘至選手
(ダイナマイト・キッドの思い出?)
タイガーマスクとキッドとの一連の抗争では、みんなタイガーマスクの華麗な動きに惹き付けられたと思うんですけど、僕はキッドのカラダに惚れてましたね。
見るからにパンプアップしていて、デカイ大胸筋、大きい肩、太い腕、脂肪の少ない腹筋…一目でナチュラルじゃねぇぞ! と分かったんですけど、明日を見てないというか…薬物を使ってもカラダをデカくして、試合を盛り上げていきたいという勝負を賭けた姿勢は、キッドの魅力でした。
そんな決意があってこそのキッドのプロレスだから、顔つきとか目つきとか狂気じみていて、僕はそこに一番惹かれましたね。
(ダイナマイト・キッドの魅力?)
僕、1999年のデビュー戦の後に「和製キッドと呼ばれたいです!とコメントしたんです。
この和製キッドは完全にダイナマイト・キッドを指 していたんですけど…いつの間にか方向性が「ハートブレイク・キッド」のショーン・マイケルズに行ってしまったんですけど(笑)。
キッドさんのような生き方は本当に難しいんですよ。自分の身体を犠牲にしてプロレスに全てを賭けるっていうのは…キッドさんの生き方は本物のプロレスラーだなと思います。
レスラーというのはリスクを持ってリングに上がっていますけど、守るべき家庭とかがあって、命までも賭けきれないという のがあるんです。
キッドさんが同じ職業の全レスラーから尊敬される所は、全てを顧みずにプロレスに人生を捧げた所が、誰にも真似出来ないということで一番の魅力だと思います。
■獣神サンダー・ライガー選手
(ダイナマイト・キッドの思い出?)
ストイックな選手。あまり笑っている顔、笑顔を見た記憶がないですね。会場ではいつもピーンと張りつめた緊張感を漂わしていた印象です。
ヘビー級の選手と試合する時も普段と変わらないスタイルで、小手先ではなく全身でぶつかっていって、この選手スゴいなと驚いて見ていました。
(記憶に残っている試合は?)
日時や対戦相手は憶えていないのだけど、後楽園ホールでのシリーズ開幕戦。
キッドが一段とパンプアップして日本にやって来たのを憶えています。そして、その試合でキッドが放った高速ブレーンバスターで観客から、どよめきが起こったのを憶えていますね。
拍手するとか、声援をおくるとか…そんな感情表現を飛び越えた所 の「どよめき」が、試合を支配していましたよ。
その光景が一番僕の記憶に残っています。
新日本プロレスのジュニアの歴史は藤波さんが扉を開けて、初代タイガーマスクが開花させたと思いますけど、ただそこにはダイナマイト・キッド がい たからこそ、花が開いたのだと思います。
ある意味ジュニアの一番の立役者はキッドだったのかもしれないですね。
■飯伏幸太選手
(ダイナマイト・キッドの思い出?)
キッドの試合映像は中学生の頃からDVDとかで見ています。
初代タイガーマスク・佐山さんとの試合は凄く興奮しましたよ!
当時はタイガーマスク目線で試合を見ていたんですけど、キッドのダイビングヘッドバットの飛距離が明らかに(他の選手とは)違っていて、スゴい練習を積んでいるんだろうな…というのが見えたというか、感じていましたね。
中学生の頃はキッドの高速ブレーンバスターをよく真似していました(笑)
(自分のファイトスタイルに影響は?)
キッドの特徴は異常なキレとバネ、そして何と言ってもパワーがヤバいですね!
今考えてみると、少し影響はあるのかなと。技をかけるスピードとか、影響を受けている感じはしますね。
(ダイナマイト・キッドの魅力?)
後のプロレス界のいろんな選手に影響を与えているところ、それと、ジュニアの身体なんだけど、別次元の動きとキレとパワーでヘビーとも戦っていた部分ですかね。
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9月26日(金)発売!! 英国で上映された「ダイナマイト・キッドの半生」を綴ったドキュメンタリー映画が日本語字幕付きで日本上陸!!