『NEW JAPAN CUP』開幕目前!
1回戦で新日本マット初上陸となる“SCAPE GOAT”ジャック・ペリ―と激突する海野翔太選手に直撃インタビュー!
“日米新世代対決”となるに宣戦布告!
撮影/中原義史
『旗揚げ記念日』
■3月6日(水) 17:00開場 18:30開始
東京・大田区総合体育館
☆チケット情報 ☆対戦カード
※「ロイヤルシート」は完売、「アリーナ席」「1FスタンドA」は残りわずかとなりました。
■『NEW JAPAN CUP』優勝、IWGPとIWGPインターコンチネンタルも獲ってますし、当時は3冠王だったわけで、みんな反則、介入のイメージが強すぎてそこの本質を軽視してるというか……。実際に反則、介入はありましたけど、結果的には最後畳みかけられて負けてるんで、負けは負けだなと素直に捉えてます
――さて、海野選手。『NEW JAPAN CUP 2024』の話を伺っていきたいのですが、そのまえに2.23札幌大会でのNEVER無差別級選手権を振り返っていかがですか?
海野 試合始まる前から反則、介入があるっていうのはわかりきってましたし、シリーズ前哨戦を通してもそういう行動ばっかりだったので、もちろん頭に入れて対策も練ってましたけど、やっぱりそこだけを意識しすぎたなっていうのはありました。
――と言いますと。
海野 たぶんお客様もあらためて感じた部分はあると思うんですけど、時折みせるEVILの本気というか、反則なしの実力で勝負するEVILが札幌では出たのかなと。振り返ってみても、ロス・インゴの時から実績も残してましたし、『NEW JAPAN CUP』優勝、IWGPとIWGPインターコンチネンタルも獲ってますし、当時は3冠王だったわけで、みんな反則、介入のイメージが強すぎてそこの本質を軽視してるというか……。まあ、実際に反則、介入はありましたけど、結果的には最後畳みかけられて負けてるんで、負けは負けだなと素直に捉えてます。
――そういう意味では、『NEW JAPAN CUP』に気持ちは切り替えられていると。
海野 そうですね。もちろん、タマ(・トンガ)さんから託された想いはいまもありますし、EVILが持ってるNEVERっていうのはずっと意識してますよ。ただ、こういうことを言うと「NEVERって言ってて、何でIWGP 世界ヘビーなんだ? 内藤(哲也)なんだ?(ジョン・)モクスリーなんだ?」って言う人がいますけど、ボクはどのインタビューでも「IWGP 世界ヘビー級は最終目標で一番欲しいベルト」ってずっと話してますし、IWGP 世界ヘビー級を巻いて、新時代でこの新日本プロレスを盛り上げるっていう軸がブレてるつもりはないです。
――IWGP 世界ヘビー級王座を獲るという過程の中で、いろんなベルトの挑戦しているわけですね。
海野 ただ今回は『NEW JAPAN CUP』であって、最短でIWGP 世界ヘビーに挑戦できる権利をもらえるトーナメントに参加できてるので、このチャンスを是が非でもモノにしたいです。
■イメージは「名俳優(ルーク・ペリー)の息子なんだ」ぐらいの印象ですね。でも、おたがいある意味“2世”っていう部分ではあると思いますし、2世ってだけで苦労したり、イヤな思いをしてきたっていうのは共通点なのかな
――その先の野望も見据えた『NEW JAPAN CUP 2024』では、1回戦でジャック・ペリ―選手との初対決が実現しますが、ペリー選手の印象はいかがですか?
海野 彼が出場した『Forbidden Door』ではボクも自分の試合があったので、生ではなくてNJPW WORLD越しにSANADAさんとDOUKIさんの試合を観たんですけど、イメージは「名俳優(ルーク・ペリー)の息子なんだ」ぐらいの印象ですね。
――なかなか手厳しい言葉ですね。
海野 でも、おたがいある意味“2世”っていう部分ではあると思いますし、2世ってだけで苦労したり、イヤな思いをしてきたっていうのは共通点なのかなと。アメリカで奇襲されましたけど、同い年っていう部分でもこれから5年、10年、20年といいライバルストーリーを築けたらいいなと思いますね。
――ちなみにSANADA選手、DOUKI選手とのシングルマッチをご覧になっての感想は?
海野 動きも早かったですし、ラリアットとか打撃も強烈でしたし、SANADAさんのSkull Endを使ったり何でもできるって印象ですね。
――たしかに器用な印象はありますね。
海野 ただ、彼に一つ足りないのは気持ちなんじゃないかなと。それを新日本のリングで味わわせてやりますよ(ニヤリ)。
――また、2.24札幌大会でペリー選手から海野選手宛に「オマエは“かつての俺”のようだ。だが、俺は目覚めた。この世に必要なのは“ヒーロー”じゃない。そのヒーローにがっかりした時、責任を負う……SCAPE GOAT(スケープゴート)」というメッセージもありました。このメッセージをどう受け止めていますか?
海野 彼の境遇もいままでの積み重ねも、ボクは正直なにもわかってないので偉そうに言えることもないんですけど、「ヒーローになりたかったけど、ヒーローになれなくて不貞腐れてるだけじゃないの?」って思いますね。
――海野選手に対してジェラシーがあるんですかね?
海野 なのかなとは思いますね。じゃなかったらべつにベルトも持ってない、実績も残してない人間に奇襲なんかしてこないですよね。
――加えて、26歳の同い年対決という部分に関してはいかがですか?
海野 成田(蓮)だったり、ゲイブ(・キッド)だったり、同い年っていう部分で対決してる人はすでにいますし、そこに一人加わるだけですけど、97年生まれの人たちで盛り上げられるっていうのはおもしろいですよね。
――未知なる強敵であり、いきなり初シングルという部分ではどんな闘いを見せたいですか?
海野 日米対決っていうのもありますけど、これぞ新日本プロレスというか、ボクはずっと野毛道場で培ってきた部分があるので、あんまり相手のことを知ってる・知らない関係なしに、自分の試合をするだけかなと思ってます。
――新日本プロレスの闘い、野毛スタイルをぶつけていくと。
海野 ハイ。そのうえでしっかり叩き潰して、「新日本プロレスの野毛道場出身は怖い」「コイツらタフだな」と闘魂、ストロングスタイルっていうものを感じて帰ってもらいます。
■自分は新世代で盛り上げたいってずっと言っているので、海野、成田、辻、上村(優也)でベスト4に入れたら理想です。すなわち「新日本プロレスが新時代に突入した」っていうわかりやすい表し方になりますよね
――1回戦のジャック・ペリ―戦へ向けて意気込みもいただきましたが、今回のトーナメント表を見て気になる選手はいますか?
海野 EVIL、ザック(・セイバーJr.)、SANADA、ヒクレオ、辻(陽太)っていうのはボクが負けてる身なので気にはなりますし、やっぱり直近で負けてるEVILに勝ちたいっていうのはありますね。
――となると、リベンジの舞台は決勝戦になりますね。
海野 EVILには決勝まで上がってきてもらって、たくさん反則、介入でもやっていただいて、それを自分が上回ってリベンジしたいなと。札幌でNEVERを獲れなかったっていうのは自分の責任なので、その借りをしっかりと返していきたいです。
――またトーナメント表を見ると、昨年の『G1 CLIMAX』と違って同世代のメンバーが山ごとにわかれていまよね。
海野 そうですね。自分は新世代で盛り上げたいってずっと言っているので、海野、成田、辻、上村(優也)でベスト4に入れたら理想ですよね。
――成田選手と辻選手は同じ山となってしまいましたが、海野選手と近い世代のデビッド・フィンレー選手やグレート-O-カーン選手の山も気になるところですね。
海野 デビッド・フィンレーなんかいまはBULLET CLUBでリーダーやってIWGP GLOBALとか巻いてましたけど、彼がヤングライオンだった頃、ボクは練習生として道場で一緒でしたし、グレート-O-カーンとはイギリスで彼のデビュー戦の相手もやりましたし、ちょっとまえに令和闘魂三銃士なんて言われてましたけど、デビッドやオーカーンもどちらかと言うとボクら世代ですからね。
――同世代が多数エントリーする今年の『NJC』では新世代の強さを知らしめる大会にしたいと。
海野 そうですね。すなわち「新日本プロレスが新時代に突入した」っていうわかりやすい表し方になりますよね。
――そして『NJC』優勝者は、4月6日(土)両国大会でIWGP 世界ヘビー級王者・内藤選手への挑戦が決定しています。
海野 去年、負けてるんで借りは返したいですし、内藤さんが以前スマホサイトのインタビューで、一番期待してるのは辻で、 ボクのことを「悪い意味で気になる」って言ってましたけど、同じユニットの選手に期待するのは当たり前だし、ボクからしたら「ユニットに入ってる人間はユニットに守られてる部分が多少なりともあるんじゃない?」と言っておきます。
――内藤選手へのリベンジもありますが、発言に関しても思うことはあるわけですね。
海野 あと「プロレスは0か、100かだ」とも言ってましたけど、0っていうのは上がっていくだけですし、『NEW JAPAN CUP』を優勝すれば自分が一番欲しいIWGP 世界ヘビーに挑戦できるので、それを獲ってパラダイムシフトを起こしたいです。
――IWGP 世界ヘビーへの想いもありましたが、最後に『NJC』への意気込みをお願いします。
海野 ファンの方が優勝予想などでボクの名前を挙げてくれる以上、その期待に応えたいですし、まずは初戦のジャック・ペリ―が大事だと思っているので、しっかりと新日本プロレスの強さと怖さで叩き潰して、決勝に上がり優勝して両国へと進んでいきたいと思います。
『旗揚げ記念日』
■3月6日(水) 17:00開場 18:30開始
東京・大田区総合体育館
☆チケット情報 ☆対戦カード
※「ロイヤルシート」は完売、「アリーナ席」「1FスタンドA」は残りわずかとなりました。
『NEW JAPAN CUP 2024』
■3月7日(木) 17:30開場 18:30開始
東京・後楽園ホール
☆チケット情報 ☆対戦カード
■3月8日(金) 17:30開場 18:30開始
山梨・アイメッセ山梨
☆チケット情報 ☆対戦カード
■3月10日(日) 15:00開場 16:00開始
兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)
☆チケット情報 ☆対戦カード
※「ロイヤルシート」は残りわずかとなりました
■3月11日(月) 18:00開場 19:00開始
愛媛・アイテムえひめ
☆チケット情報 ☆対戦カード
■3月12日(火) 18:00開場 19:00開始
愛媛・宇和島市総合体育館
☆チケット情報 ☆対戦カード
■3月13日(水) 17:30開場 18:30開始
岡山・ジップアリーナ岡山
☆チケット情報 ☆対戦カード
■3月15日(金) 17:30開場 18:30開始
大阪・金岡公園体育館
☆チケット情報 ☆対戦カード
■3月16日(土) 16:00開場 17:00開始
愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
☆チケット情報 ☆対戦カード
■3月17日(日) 14:00開場 15:00開始
静岡・ツインメッセ静岡 南館
☆チケット情報 ☆対戦カード
■3月18日(月) 17:30開場 18:30開始
福島・ビッグパレットふくしま
☆チケット情報 ☆対戦カード
■3月20日(水・祝) 15:30開場 17:00開始
新潟・アオーレ長岡 <決勝戦>
☆チケット情報 ☆対戦カード
※「ロイヤルシート」「2階指定席」は残りわずかとなりました