11月17日、前IWGPジュニアタッグ王者・TAKAみちのく&タイチによる、TAKA&タイチ興行PART2が東京・シアター1010にて行われ、観衆123人(超満員札止め) の観客を集めた。
もともと、IWGPジュニアタッグ王者時、TAKA&タイチが勝手に(?)ヤングライオンの田中翔&小松洋平をチャレンジャーに指名。
だが、11月9日大阪大会の防衛戦でヤングバックスにベルトを奪われてしまったため、今大会ではまたまた勝手に(?)、来年1月4日、東京ドームで行われるIWGPジュニアタッグ王座の“挑戦権利証争奪戦”として試合を開催。しかも試合は、120分3本勝負という変則的な方式で行われた。
まず1本目は2分18秒という短時間でTAKAが小松からジャストフェイスロックで勝利。2本目で、なんとか挽回しようと必死で食らいついていった田中&小松。途中、TAKAのトラースキックがタイチに誤爆する場面もあり、小松が各種丸め込みや逆さ抑え込みなど、ガムシャラにフォールを狙いに行ったが、最後はタイチが急所蹴り→タイチ式外道クラッチをズバリ決めて、貫録の連続勝利。
試合後は、“権利証”を手に記念撮影したTAKA&タイチ。タイチは「田中、小松、いいか? IWGPは遠いぞ!」「これからは俺とTAKAがヤングライオンをひっぱっていく。お疲れ様でした」とどこかで聞いたマイク披露。
さらに、TAKAタイチ興行3が決定したこともアナウンス。次回は、「12月22日(日)千葉Blue Fieldに邪道と矢野通を呼ぶ」ことをファンに公約。さらにバックステージでは、そもそもこの権利証はIWGP実行委員会ではなく、TAKAタイチ興行実行委員会が発行していたことも明らかにした2人。
一方、田中と小松は「巧いし、ズルい。さすがに小ズルイ男と呼ばれてるだけあります」「いつかチャンピオンにふさわしいレベルに達してから、しっかり挑戦したい」と敗戦の弁。いったい、このTAKA&タイチ興行はどこまでエスカレートするのか? 今後の展開にも要注目だ。
■11月17日 TAKA&タイチ興行PART2 &CLUB-K TOUR in KITASENJU
東京・シアター1010
IWGPジュニアタッグ王座挑戦権利証争奪戦 120分3本勝負
○タイチ&TAKAみちのく(9分53秒 タイチ式外道クラッチ)田中翔&小松洋平×
(※2-0で、TAKA&タイチ組の勝利)
1本目:○TAKA(2分18秒 ジャストフェースロック)田中×
2本目:○タイチ(9分53秒 タイチ式外道クラッチ)小松×
写真協力/週刊プロレス