10月16日、新日本プロレス事務所にて『KING OF PRO-WRESTLING』(10月14日両国国技館)の一夜明け会見が開かれ、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが今後の見通しを語った。
オカダは『KING OF PRO-WRESTLING』で棚橋弘至の挑戦を退け、IWGPヘビーV5を達成。ところが、試合後にプリンス・デヴィット率いるBULLET CLUBに襲撃され、カール・アンダーソンのガンスタンで失神する醜態をさらしてしまった。
こうしてオカダvsアンダーソンのIWGP戦が11月9日大阪大会で行なわれることになったが、今回ばかりはオカダも怒り心頭に達した様子。「いままでの僕じゃない感じで、しっかりと行かしていただこうかなと思います」と話し、BULLET CLUBと完全決着をつける構えを見せた。
■オカダのコメントと質疑応答
【司会進行】清野茂樹アナウンサー
オカダ「まあ、昨日、(棚橋と)完全決着。いい気分で引き上げられるかな?と思ったら、いろいろありました。そのへんはしっかりと次のシリーズで晴らしていきたいと思います」
清野「試合後、BULLET CLUBからかなり暴行を受けていましたが、ダメージはいかがですか?
オカダ「まあ、そうですね。(IWGP)ベルトの上にガンスタンを食らって。そのあとの記憶は、両国の天井を見ているだけだったので。そのぶんもしっかり、次のシリーズで。ちょっといままでの僕じゃない感じで、しっかりと行かしていただこうかなと思います」
——「いままでの僕じゃない」というのは?
オカダ「まあ、いままでじゃない感じ(苦笑)。それはもう見てもらえればわかるんじゃないかな!? あんだけのことやられて、誰でも黙ってられないと思いますから」
——7月20日秋田で完全決着をつけたはずのBULLET CLUBからアンダーソン選手が出てきたことについて、どう感じていますか?
オカダ 「まあ、アンダーソンに苦手意識はまったくないですから。『勝ちます』とかじゃなくて、『BULLET CLUB全員ブッ潰してやろうかな?』って感じですね」
——秋田以降も好き勝手やっているBULLET CLUBをどう見ていましたか?
オカダ「いや。秋田以降はぜんぜん知らないです。何をやっていたか(苦笑)」
——アンダーソン選手にはシングル戦で3連勝しています。今回のタイトル戦は、オカダ選手にとってあまりメリットがないようにも思いますが?
オカダ「まあ、昨日で凄いストレスが溜まりましたんで。そのストレス発散で、『BULLET CLUB、楽しませてもらおうかな?』という感じです。ま、(1月4日東京)ドームに向けてはラクな、踏み台にもならないラクな道になったんじゃないかと思います」
——昨日の棚橋戦はいかがでしたか?
オカダ 「いま思うのは、ホントにもう『お疲れ様でした』としか(思えない)。もう別に、昨日の試合がどうだとか、そんな話はどうでもいいかな?って。ホント、『お疲れ様でした』っていう感じです」
——棚橋選手のことは視界から消えた?
オカダ「もう、消えました(キッパリ)」
——これでオカダ選手は名実ともに新日本プロレスのエースに立ったと思いますが?
オカダ「別に僕はもう、エースとか、そんな気にしてないんで(苦笑)。ホントにいつもどおりやるだけです」
——向かうところ敵なしという感じですが、物足りなさはないですか?
オカダ「いや、もう『ラクだな』と。『こんな簡単にドームが決まってしまっていいのかな?』という部分はありますね。ホントにもう、次のシリーズはストレス発散です(キッパリ)。そんだけです。ナメんなっつうんですよ」
——今回もセコンド介入が予想されますが?
オカダ「いや、介入させないです。その前に、シリーズ中に1人ずつブッ潰していきます」
——大阪では、アンダーソン選手を1対1で叩き潰す?
オカダ「そうですね。IWGPのベルトが懸かっているわけですから。そんなんでベルトのレベルと下げたくないですから」
——かなり怒っているように見えますが?
オカダ 「いや、僕は怒ってないですよ、別に。いつもどおりです、ハイ(※冷静に)」
清野「内藤哲也選手は、東京ドーム向けてオカダ選手のことを意識しているようですが、オカダ選手は内藤選手のことをどのようにお考えでしょうか?
オカダ「え〜、ま、眼中にないッス。まだ、ドームで闘えるかはわからないんで。頑張るだけじゃなくて(苦笑)、もっと魅力的な相手になってもらいたいなと思います」
■『POWER STRUGGLE』
11月9日(土)17:00 大阪・大阪府立体育会館〜BODY MAKER コロシアム〜
●チケット情報 / ●カード情報
■『Road to POWER STRUGGLE』