あの“GK”金沢克彦氏が新日本プロレスの知られざる史実をテーマに描いた、名著『子殺し』がいよいよ文庫本化!!
ご存知、テレビ朝日『ワールドプロレスリング』解説者であり、元『週刊ゴング』編集長の“GK”こと金沢克彦氏による書き下ろし単行本『子殺し 猪木と新日本プロレスの10年戦争』がこのたび待望の文庫本化、5月10日に発売される。
この本は2009年7月の初版発売以来、3年弱で約2万部を売り上げたロングセラーとして知られるが、今回の文庫本化では、28ページ分を大幅加筆!!
単行本には収録されなかった未公開エピソードも満載。また、プロレス復興、新日本黄金時代の再来に向け走り出したブシロード体制下の新日本プロレスの“今”をも検証する完全版となっている。
その内容は……
カリスマ・アントニオ猪木引退後、数年にわたり迷走を続けた暗黒時代の新日本プロレスの真実をドキュメンタリー形式で追跡。猪木と新日本による壮絶な「親子戦争」、橋本vs小川戦の真実、メジャー新日本をまたいだ邪道・大仁田厚の孤独な闘い、総合格闘技に挑んだ藤田和之、永田裕志、石澤常光(ケンドー・カシン)の生き様、幻に終わった長州vsヒクソン戦の顛末……誰も書くことのできなかった新日本プロレスとレスラーの葛藤、闘いを最前線で取材してきた金沢氏がノンフィクションで綴る!!
“新日本の語り部”金沢氏が、新日本の過去と現在を描いたファン必読の書だ!
●まえがき ——「週刊ゴング」への墓碑銘——
●第1章 邪道の流儀
「長州力に挑戦したい!」という意思表明のもと、新日本マットに乱入という前代未聞の実力行使に出た大仁田厚。1999年の1・4東京ドーム初参戦(vs佐々木健介)から1年8カ月をかけて、引退している長州を“ノ—ロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ”のリングに引っ張り出すまでの邪道ストーリー。
●第2章 惨劇 橋本vs小川の真実Ⅰ
1999年の1・4東京ドーム大会で実現した新日本vsUFOの大将決戦。小川が仕掛けたセメント攻撃の前に崩れ落ちた破壊王の最強神話。試合後の両陣営による大乱闘と、混乱する舞台裏。新日本マット史上最大の事件を検証する。
●第3章 濁流 橋本vs小川の真実Ⅱ
小川との二度の再戦、引退から再起、さらに解雇と波瀾の人生に翻弄される橋本真也。ついに新団体ZERO−ONE旗揚げへ。橋本の急逝を受けて、父の跡を継ぐ決意をした橋本大地のデビュー、覚悟の1年間の闘いも加筆。
●第4章 「プロレス喰い」永田裕志の戦い
猪木の『PRIDE』エグゼクティブ・プロデューサー就任とともに、格闘技界に打って出る永田。なぜ、永田はミルコ・クロコップ、エメリヤ—エンコ・ヒョ—ドルの2強と敵の土俵で闘ったのか? 誰も書かなかった猪木—永田の極秘会談にも言及。
●第5章 「飛び級」志願 野獣・藤田の実像
リングス入団内定から、猪木のバックアップを受けて『PRIDE』へ。猪木イズム最後の継承者として破竹の快進撃を見せた藤田。新日本と総合格闘技を股にかけた男の知られざる葛藤と苦悩。
●第6章 「強さ」を追う者 石澤常光の心象風景
猪木に心酔する“道場最強の男”がハイアン・グレイシーに敗れた日と、執念のリベンジ。新日本退団の本音とは?
●第7章 ヒクソンの亡霊
新日本が契約寸前まで漕ぎつけた東京ドームへのヒクソン招聘。対戦相手に指名されたライガ—、中西、藤田の心情、幻に終わった世紀の大一番・長州vsヒクソン戦の顛末とは?
●あとがき 2009年夏 闘うプロレスラーたちに敬意を表して。
●文庫版 あとがき 2012年4月 50歳の春を迎えて。
『子殺し 猪木と新日本プロレスの10年戦争』完全版!
・5月10日発売
・発行元=宝島社(宝島SUGOI文庫)
・全368ページ
・定価680円(税込)
■『プロレス留年生 ときめいたら不整脈』
GK金沢克彦オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/gk-kanazawa/
- 2012.5.4
- #Media