3月14日(水)、都内にある後楽園ホールで開催されたSMASHの『SMASH FINAL』に、ちょうど1年前まで同団体に所属していた新日本プロレスのKUSHIDAが参戦。後輩にあたる児玉ユースケと対戦した。
今から約1年前の3.31『SMASH.15』後楽園大会を最後に新日本プロレスに移籍したKUSHIDA。今回、SMASHが団体を閉じることとなり、同団体の主宰者で、KUSHIDAのハッスル時代からの師匠であるTAJIRIがオファー。1年ぶりの凱旋が実現したのだ。
この試合のリングアナウンサーを務めるのは、初代リングアナのSUNAHOさん。SUNAHOリングアナのコールによって児玉、KUSHIDAが入場。
ロックアップからKUSHIDAが児玉をロープに押し込むとクリーンブレイク。ふたたびロックアップから今度は児玉が押し返すとクリーンブレイク。すかさず児玉はエルボーを放つも、これはKUSHIDAが難なくかわす。KUSHIDAは児玉の腕を取ると児玉も取り返す。ならばとKUSHIDAはヘッドロックへ。下からKUSHIDAの足を取ってテイクダウンを狙おうとする児玉だがKUSHIDAはこれを許さず。
主導権を奪いたい児玉だが、KUSHIDAはヘッドロックに捕らえると強烈に絞め上げる。児玉はKUSHIDAをロープに振るも、KUSHIDAはショルダータックル。さらにアームホイップで叩き付けるも、児玉もドロップキックで応戦。児玉はエルボーを叩き込むとボディスラム。さらにエプロンからロープを飛び越えてのトペ・アトミコ。そのままフォールに行くもKUSHIDAはロープに足を伸ばす。児玉がロープに走ったところでKUSHIDAが児玉の顔面にドロップキックを突き刺す。さらにKUSHIDAは顔面踏み付けから児玉を立たせるとエルボースタンプ。児玉もエルボーで打ち返すが、KUSHIDAは児玉の両足を救って倒すと逆エビ固めへ。さらに逆片エビ固めに移行すると児玉はロープブレイク。
KUSHIDAはボディスラム連打。さらにアームホイップで豪快に放り投げると、うつぶせの児玉めがけてその場飛びムーンサルトプレス一閃。カウント2。KUSHIDAはスリーパーへ。児玉は立ち上がろうとするもKUSHIDAはこれを許さず。なおも絞め続ける。ファンの声援を背に児玉はなんとか立ち上がるとKUSHIDAのボディにエルボー連打。しかし、KUSHIDAは児玉の顔面を両足で踏みつけると側転から顔面へ低空ドロップキック。フォールもカウント2。KUSHIDAは逆水平チョップを連発で放つとふたたびスリーパーへ。
10分経過、スリーパー地獄を耐え抜いた児玉は立ち上がって切り返すとバックドロップ一閃。KUSHIDAの突進をキックで迎撃した児玉だが、KUSHIDAもすかさずエルボーで応戦する。しかし、児玉はスキを突いてドロップキックを放つとKUSHIDAは場外へ。ここで児玉は初公開となるノータッチトペコンヒーロを場外のKUSHIDAめがけて放つ。児玉はリングに戻ったKUSHIDAにコーナーからクロスボディ。さらにバックドロップを狙うもKUSHIDAはこれを阻止。ここでKUSHIDAがコーナーの児玉めがけて突進すると児玉はゼロ戦キックで迎撃。KUSHIDAが立ち上がったところで児玉がトラースキック。フォールもカウント2。
攻勢に出る児玉に対してKUSHIDAは9469を狙うも、さらに切り返した児玉がラ・マヒストラル。カウント2。児玉は延髄斬りからコーナーに駆け上がってミサイルキックもKUSHIDAがかわして自爆。ここでKUSHIDAは9469へ。これは児玉が耐えてロープに手を伸ばす。ならばとKUSHIDAは串刺しダブルニー。負けじと児玉もスイングDDTで応戦。
15分経過、このチャンスに児玉はコーナーに駆け上がるとKUSHIDAの必殺技であるミッドナイトを投下させるが、これはKUSHIDAが間一髪かわして自爆。すかさずKUSHIDAは児玉の側頭部めがけて低空ドロップキック一閃。立て続けにジャーマンを放つが児玉はカウント2で返す。ここでKUSHIDAはバズソーキックを狙うが、間一髪かわした児玉はゼロ戦キック。児玉はロープに走るもKUSHIDAはローリングエルボーで迎撃。延髄斬りを叩き込む。ここが勝負どころと見たKUSHIDAはエレファントキック一閃。児玉はなんとか耐えるも、最後はKUSHIDAがシュミット式バックブリーカーからミッドナイトエキスプレスを決め、粘る児玉を沈めた。
■3月14日(水)SMASH『SMASH FINAL』 東京・後楽園ホール
〔セミファイナル〕時間無制限1本勝負
○ KUSHIDA(16分42秒、ミッドナイトエキスプレス→体固め) 児玉ユースケ ×