出鼻をくじかれてしまった永田だが、大石に打撃を掻い潜ってテイクダウンに成功。大石に立ち上がられても決して離さず、バックドロップも繰り出してみせた。その後、大石の打撃による反撃を食らって押し込まれ、ロープから体がはみ出してしまった永田だったが、1Rは終了。
2R、パンチで突っ込んできた大石に対して、タックルを繰り出した永田。しかし、またもバッティングしてしまい、試合は一時中断となってしまった。試合再開後、永田の左フックが炸裂。そのまま前に出た永田は大石にタックルを繰り出し、コーナーへと押しこんでいく。
大石も腰が重く、なかなかテイクダウンを許さない。それでも前に出て、大石をコーナーへと押しこむ永田。だが、ここで永田のローキックがローブローととられて、試合はまたも一時中断とされてしまう。再開後、前に突っ込んできた大石を捕獲した永田だったが、逆に倒され、この日初めてのテイクダウンを許してしまう。なんとか立ち上がった永田はコーナーに押しこみ、最後まで小刻みなパンチや大石の太ももにヒザ蹴りを当てていったが、試合終了。結局、判定1-1のドローで終わった。
試合後、このドロー判定について、いささか納得のいかない様子を見せた永田だったが、「人が判断することだからしょうがない。もっと決定力を磨けということなんで、自分を戒めて頑張ります」と前向きな姿勢を見せた。
今後については「チャンピオン目指して頑張りたいですね。早く勲章が欲しい」と貪欲な姿勢を見せた永田。2011年も総合格闘技の王者を目指して、永田は前へと突き進む。
〔ライト級戦〕5分2R
△ 永田克彦〈新日本プロレス NEW JAPAN FACTORY〉
(2R判定1-1)
△ 大石幸史〈パンクラスism/ライト級1位〉
※20-20、19-20、20-19