永田克彦、金網で“慧舟會の新鋭”に辛くも判定勝利!! 2.11『CAGE FORCE』試合結果!!
2月11日、ディファ有明にて、金網総合イベント『CAGE FORCE』に新日本プロレス所属の“MMAファイター”永田克彦が登場し、和術慧舟會の新鋭・安藤晃司と激突!! 接線の末、判定2-0で辛くも判定勝利を挙げた。
■「CAGE FORCE」
■2月11日 東京・ディファ有明
[ライト級5分3R]
○ 永田克彦(新日本プロレス)
(3R終了 判定2-0)
安藤晃司(和術慧舟會東京本部) ×
この日、永田はメインイベントに出場、対戦相手は「戦極」オ-プニングファイトにも出場経験のある急成長中の若手だが、「勝てば世界進出」を公言する永田は、黄色にライオンマークののスパッツで、気合満点!!
1R序盤は両者の細かいジャブやキックが交錯。「打撃を試したかった」という永田は切れのいいローや果敢に相手のふところに飛び込んでパンチを繰り出すが、安藤もラッシュで会場を沸かせるなど一歩も引かない。
1Rも残り1分、永田は金網ぎわで必殺のタックルを炸裂させるが、これは不充分に終わる。
2R早々、両足タックルから見事にテイクダウンを決めた永田。だが安藤も下からのガードで応戦、金網際で立ち上がりピンチを切り抜ける。
このあとも二度、三度とタックルに挑んだ永田だが、いずれも捕獲するまでにはいたらず、スタンドで見合ったまま2Rを終えた。
勝負の最終3R、永田はまたも渾身のタックルを狙うが、金網際で防御する安藤は、上からパウンドを打ち下ろす。
両者、やや決め手に欠く展開の中、片足を捕まえた永田だったが金網際ででもみ合う両者。安藤はその体勢のままフロントチョークを狙うが、ここでブレイク。
ついに残り1分、安藤が強烈なヒザを叩き込めば、永田は相手を金網に押し込んでヒザを細かく繰り出すが、ここでタイムアップ。判定は、2-0で辛くも判定勝利を勝ち取った永田。
大きな見せ場は作れなかったものの、兄貴ゆずりの敬礼ポーズで勝利をアピール。花道では来場していた幼い息子とツーショット撮影に応じる場面も。
試合後は「ただ、勝ったというだけ」「打撃を試したかったけど、相手の組み技も強くててこずってしまった」と語り、さらに「自分の本来の持ち味はレスリング。今日はそれがおろそかになってしまった」と勝利は飾ったものの、反省の弁も目立った永田。
「今日は相手のほうがモチベーションが高かったと思う。その中で勝てたのは大きい。でも、自分も勝って“世界”に挑むという目標があったんで」と勝ち星へのこだわりの差を語った。一方で「ホントは圧勝しなきゃけなかった? う〜ん……そうですね」と厳しい表情も見せた。
今後は、ケージでの試合スタイルを確立し、「あと日本で何試合かやったあと、世界を目指したい!」と野望を語った永田。長く険しい総合街道をどこまで邁進できるか? 今後の動向に注目だ!!
【写真:山本正二】