「このIWGPと共に自分の進むべき道をまっすぐに進んで行きたい!」/中邑選手一夜明け会見
2月18日夕刻、昨日の両国国技館大会でカート・アングルを打ち破り、悲願のIWGP統一王者となった中邑真輔選手が、一夜明け会見を開いた。
=中邑選手のコメント=
「昨日、試合後に言った通り、やっと悲願を達成出来たというか。ベルトを統一する事が出来たので、自分の進むべき道をまっすぐ進んで行きたいと思っています、このIWGPと共に」
昨日のアングル戦の緊張感が今でも少し続いているという中邑選手。アンクルロックで足首と膝へ相当なダメージを負ったというが、「昨日のは防衛戦だとは思っていません。昨日が始まりだとしたら、次の防衛戦が最初の一歩。誰が出てきても厳しい闘いになると思いますけど、よりもっと強くなるように精進していくのみ。昨日以上、今日以上の中邑真輔で闘おうと思います」と、早くもその視線は「NEW JAPAN CUP 2008」(以下NJC)覇者の挑戦を受ける3月30日後楽園大会へと向いている。
しかし、その前には「NJC」開幕戦の3月9日愛知大会での“IWGP2冠獲り”が控えている。公私共に絶大な信頼をおくジャイアント・バーナードとのコンビで、昨日、真壁刀義、矢野通が強奪したIWGPタッグ王座に挑戦する。
IWGP統一王者の目にも、その勢いと反則殺法の影に隠れたレスリングテクニックは脅威に映っているというが、「彼らにとっても初めての防衛戦で気負いやスキが生じやすい。自分とバーナードが組む以上、チャンスはある」と、その自信が揺らぐ事は無い。
RISEが失った2組のタッグベルトについても、「これで勢いが止まる事は無い」と、リーダーとして早期の奪還を視野に入れている。
また、2本のIWGPベルトの今後については、当初語っていた通り、あくまでもIWGP実行委員会に一任するとの事。
「1月にIWGPを戴冠して昨日まで、自分自身で手応えがあるくらい、成長している部分があると思う。その成長を止めないように」と語った中邑選手。統一王者の次は2冠王へ、“史上最強のIWGP王者”として、猛者達が集う「NJC」を制した最強のチャレンジャーを迎撃する事を誓った。
※中邑選手がタイトルマッチを行なう2大会の詳細は以下のリンクよりご覧ください
3月9日(日)
愛知・愛知県体育館
18:00試合開始
NEW DIMENSION
3月30日(日)
東京・後楽園ホール
18:30試合開始