河野真幸、無念の1RTKO負け!/11月28日パンクラス試合結果
パンクラス
「PANCRASE 2007 RISING TOUR」
11月28日(水)
東京・後楽園ホール
第4試合
ヘビー級戦 / 5分2R
○水野竜也(U-FLIE CAMP登戸 / ランキング2位)
(1R3分28秒 TKO)
×河野真幸(NEW JAPAN FACTORY)
=試合経過=
河野は全日本プロレス時代の師匠である武藤敬司のかつてのテーマ曲「HOLD OUT」と「キングオブスポーツ」をミックスさせた入場曲でリングイン。セコンドには同門の永田克彦が付いた。
開始早々、スタンドでの攻防から水野は積極的に前へ出て、河野の上半身に組み付く。そのまま対角コーナー付近まで押し込んでテイクダウンを奪う。上から降ってくる水野のパウンドに対し、河野は下から長い脚を駆使してこれを凌ぐ。
攻めあぐねた水野は河野のバックを取り、サイドポジションへと移行。そして、マウントポジションからパンチを振り下ろす。河野が避けると、水野は下から三角絞めを極める。すると、河野はその体勢のまま立ち上がって水野を持ち上げると、パワーボムの要領で叩きつける。
しかし、水野もすぐに河野の脚を取ってアキレス腱固めへ。河野がエスケープすると、今度は胴絞めスリーパーホールドを狙う。だが、ここも河野が逃げ切り、両者ブレイク。
スタンドで河野は、水野の左ハイキックに左ローキックで応戦。すると、水野は左フック一閃で、河野の顎を打ち抜く。そして、間髪入れずに右ストレートを浴びせて、崩れ落ちる河野に上からパンチを乱射。ここでレフェリーが試合を止め、水野のTKO勝ちとなった。
=試合後コメント=
河野「……KOされて、(パンチを)当てられたので。バーンていうのの後は記憶が無い。気付いたら(レフェリーに)止められてた……負けですね。(『水野選手の印象は?』)それはもう、ランキング2位の強さじゃないですか。僕はノーランカーで、始めてこの階級で試合して。結構練習もしたのですけど、結果が出せなかったので。(『自分のやりたい事はできたか?』)相手はトータルの選手じゃないですか、立ち技も寝技もできる。だから、こっちも(立ち技、寝技の)どっちがダメだとかも無く。しいて言えば、もうちょっと打撃で行きたかった。テーマは距離ですね。今、鼻を治療してもらいながらセコンドの永田さんと話をしていたのですけど、キックボクシングの距離になっていたと。K-1でずっと練習していたから、総合の打撃のカンをもうちょっと戻さないとダメじゃないかと言われたので。キックボクシングと総合の違いを言われて、もうちょっと総合も一生懸命やんなきゃ、重い試合用の練習をしなきゃいけないなと思いました。反省点ですね。公開練習で言ってたドラゴンスクリューからの足4の字(固め)は出なかったですけど。(『今後は?』)僕の中ではどっちでも。やれるものは全部やらなきゃあれだなと。結局、アマチュア時代に格闘技をしていなくてプロレスラーになって。それで改めて格闘技というものを勉強させてもらっている状況なので。貪欲に何でも吸収できるように練習をしたいなと。悔しいです。(『パワーボムを出したが?』)脱出しなきゃって必死だったのですが、唯一あの人に勝てそうだったのが、俺がパワーボムを使えるという事だけで。あれでKOしてやればよかったのですけど」