11月11日両国大会まであと3日!/“黄金の虎”に送り込まれる刺客
TNA指名試合
タイガーマスク
VS
ロン“ザ・トゥルース”キリングス
タイガーマスクとロン“ザ・トゥルース”キリングスは、そのサブタイトルが示すように、TNA側からの要求により決定した。
TNAに指名されたタイガーの対戦相手として送り込まれるキリングスは、かつてWWEでハードコア王座を獲得。米国マットのインディー団体であるMCWやNCWなどを経て、現在所属しているTNAに参戦した。
2004年5月にAJスタイルズを破りNWA世界ヘビー級王座を獲得。さらに、2007年に新設されたTNAタッグ王座を、アメリカンフットボールのプロリーグNFLで活躍後、プロレスラーに転身したアダム“パックマン”ジョーンズとユニット“チーム・パックマン”で戴冠している(同王座の現王者チームはAJスタイルズ&トラヴィス・トムコ)。これらの実績からも、TNAの看板レスラーの1人と呼べるだろう。
タイガーは、そんな強敵を向こうに回すことになった。やはり心配されるのは体格の差。タイガーが173cm、87kgなのに対し、キリングスは185cm、104kg。「Jr.ヘビー級VSヘビー級」という階級の枠を超えた一戦になるが、タイガーは全く臆していなかった。
「俺をナメてもらっちゃ困るね。Jr.だから? 小さいから? ふざけんなって、ナメんなよ。ヘビー級だろうが何だろうが関係ない。むしろ、俺が望んでいたことですから、ヘビー級の外国人とやりたいと」(「G1タッグリーグ」期間中の試合後コメントより抜粋)
Jr.ヘビー級は、ヘビー級相手では分が悪い——これはナンセンスな考えだとタイガーは話していた。
さらにタイガーは、「向こう(キリングス)からテープも送られてこない。TNAは何を狙って、自分を潰そうとしているのか。久々に燃えてくるというか、やりたくてしょうがない。俺は、新日本の看板を背負ってブッ潰します」と、ライノ、クリストファー・ダニエルズ、センシのように宣戦布告のメッセージVTRを送ってこなかったキリングス、TNA側の見下した態度に激昂していた。
怒りの導火線に火を点けられ、キラーと化した“黄金の虎”がTNAからの刺客を返り討ちにするのか? それとも、体格で勝るキリングスが虎狩りを果たすのか!? この一戦も大注目である。
※写真提供:週刊プロレス