現地時間・11月10日、AEWの『AEW DYNAMITE』 に、CHAOSのロッキー・ロメロが出場。元WWEスーパースターで、現AEW所属の“アメリカン・ドラゴン”ブライアン・ダニエルソン(元ダニエル・ブライアン)とシングルマッチを行った。
ロッキーとダニエルソンは、旧LA道場でともに汗を流した間柄。若手時代、ともに新日本プロレスにも参戦した二人が、AEWのリングで再会をはたした。
ロッキーは、ROPPONGI VICEのテーマ曲に乗って、AEWのオレンジ・キャシディ、チャック・テイラー、ウィラー・ユウタらと花道に登場。
ロッキーとダニエルソンは、ガッチリ握手を交わして試合スタート。序盤は、たがいのレスリングテクニックを確かめ合うように腕からみの攻防を繰り広げた。
ダニエルソンはショルダータックルから、脚に狙いを定めるが、ロッキーはすかさず腕十字の体勢、ダニエルソンはたまらずロープエスケープ。
ダニエルソンは、ロッキーのバックをとって何度もダウンさせるが、ロッキーはバックエルボーで脱出。ダニエルソンは対角線に走るとクルリと宙を舞って、ロッキーをかく乱するが、ロッキーは逆にダニエルソンを勢いをつけて場外へ落とす。
ここでオレンジ・キャシディがダニエルソンの眼前に立って、ポケットに手を入れるポーズ。そこにロッキーが場外へトペスイシーダ! ロッキーは逆水平チョップでダニエルソンをリングに戻す。
ロッキーはダニエルソンの腕狙い、さらにコーナーに詰めての逆水平チョップ。ダニエルソンも逆水平で反撃し、強烈なミドルキックとのコンビネーションで場内を沸かす。
ダニエルソンは、ロッキーをリング中央に連れてきて、獣神サンダー・ライガーを思わせる“吊り天井”の体勢へ。これが見事に決まるが、ロッキーは一瞬のスキから脱出。ロッキーは、飛びつき式のスイングDDTで反撃する。
ロッキーは、エプロンのダニエルソンとエルボー合戦、フロントキック連射でダニエルソンをフラつかせ、さらにロープにもたれたダニエルソンにセカンドロープから飛距離のあるドロップキック!
さらに場外のダニエルソンに階段をステップにしてのウラカンラナ炸裂! 勢いづくロッキーはリング上で得意のスライスロッキー、串刺し式ラリアット。だが、ダニエルソンもローリングエルボーから、ジャーマンスープレックスで逆襲。
ダニエルソンは、再びコーナーでの打撃コンボから、ロッキーをトップロープに乗せての雪崩式バックドロップ……と思いきや、空中で体位を変えたロッキーが抑え込むが、これはカウント2。すかさず腕ひしぎ逆十字に移行するロッキー。
ダニエルソンは、この体勢を右腕の力で引き上げて強引にパワーボム。両者ダウンでカウントが進む中、先にダニエルソンが立ち上がる。両者は、エルボーとキックの激しい打撃戦。しかし、ロッキーはまたもや飛びつき式の腕ひしぎ逆十字を狙っていく。}
一方、ダニエルソンも抜け出してアンクルロック。ロッキーも再びリング中央で腕十字を決めるが、すかさずダニエルソンが抑え込みを見せるスリリングな展開。
ここでダニエルソンがロッキーの顔面に強烈なハイキック! だが、ロッキーもカウンターのニーアタック、さらにコーナーを伺うが、ダニエルソンはロッキーの両腕を掴んだ状態でストンピング連射!
そこから一気に強烈な逆片エビ固めを決めると、ロッキーはたまらずタップアウト! 最後は新日本プロレスという両者の“原点”を思わせるような鮮やかなフィニッシュで試合を締めくくった。
一進一退の攻防となった白熱の“再会マッチ”は、ロッキーがダニエルソンに敗戦を喫した。